温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「カーネーション」 やっぱり放送飛んじゃったなあ

昨日火曜日、番組表には「カーネーション」の文字がありましたが、さーてどうだろう怪しいなぁ……と思ってたらやっぱりニュースで放送中止でしたね。まあそうだよね。うん、でもこれだけのニュースでNHKだから当然やるのはわかるから、最初から期待させないで特別ニュースにしとけばいいのに💧まあ、時間変更しないならいいですけどね。心配&保存用にBlu-rayの容量こじあけてそちらでも予約してますし、そちらはちゃんと番組変更に対応して録画してなかった。優秀!(笑)

月曜には54、55話を放送。
第9週の土曜と第10週の月曜の回。この切れ方直して欲しいなー💧
昭和16年、さらに大東亜戦争も始まり庶民の生活への影響も大きくなるなか、それでもたくましく生きている糸子はある意味人生で初めての挫折を味わう事になる。
出征して戻ってきた幼馴染の勘助。何があったのか心に傷を負って帰った勘助は抜け殻のよう。何とかしたいと心配した糸子は励まそうと勘助の憧れたサエに引き合わす。しかしそれが引き金になりパニックを起こす勘助。土砂降りの中やってきた勘助の母、安岡のおばちゃんに糸子はなじられ二度と会うなと言い渡される。

今まで糸子は仕事にも周りの人間に対してもがむしゃらで一生懸命、といえば聞こえはいいけれど、ただ自分のやりたいようにやってきてそれでなんだかんだで上手くいっていた。
それはもちろん糸子のがむしゃらさを周りが評価してくれたのがあるし、裏表のない糸子の事を皆が好きだったのもある。思慮の足りないところもあるけれど、それを指摘されれば受け入れる素直さもあった。
なにより子供だったこれまでの糸子にとって立ちはだかる最大の壁はお父ちゃんで、それは糸子に限らず誰もが超えるべきものであるし、似た者同士である糸子とお父ちゃんはぶつかり合っても元に戻れる強さがそれぞれにあった。

しかし世の中にはいろんな人がいて、誰もが糸子のようにがむしゃらには出来ないし、そしてそれが悪い訳でもない。
勘助は気の弱いところはあるけれど、人の心の内まで見る事のできるいいやつだ。糸子が気づいていない奈津との微妙な関係にも気を配れるし、めちゃくちゃな仕事をしてしまう糸子をフォローする優しさもある。そしてそんな勘助の長所は戦地ではハンデになってしまう。
安岡のおばちゃんは戦争で夫を亡くしても明るく元気に息子を育て、よく気がつくいい人だ。そして当然糸子より圧倒的に大人だ。だから泣けない奈津を糸子が「いつか泣けるようにしちゃる」と思っても、奈津は糸子ではなく安岡のおばちゃんの前で泣くのだ。

糸子はがむしゃらに強い分、他人の弱さがよく分からない。そして経験値、特に身近な人を亡くすというような体験が少ない。強い糸子が良かれとやったことが勘助の傷をえぐってしまう。そしてかつて戦争で夫を亡くした安岡のおばちゃんが糸子が息子にした事をいつものような大人の対応を出来なかったのも仕方ないのだ。誰が悪かったかといえば、糸子が悪かったとしか言えないのだ。世の中には悪意がなければいいという訳ではない事を糸子は思い知らなくてはならなかった。

月曜からこういうエピソードをガツッと入れてくる「カーネーション」はやはりすごく考えて構成されているドラマだ。
10週目、放送開始から2ヶ月半で今まではがむしゃらで何とか出来てきた糸子がまだ全然足りてないという容赦ない現実を突きつけて、生きるということは甘いもんじゃないと思い知らせてくる。ここを乗り越えてまだ糸子は進んでいくんだろうとも思えてますます先が気になる。

同日スタートなので現行朝ドラとツイッターで比較感想をあげる人が多いのだけど、たしかに容赦ないくらい作劇の力量が違う。
けさもまたヒロインが「人の心を捨てたから、先生はいい年して独りもんで家族も友達もいないんだ」という、うわぁなセリフを言っていてなんの注意も受けないというお約束な展開があった。
すごーく好意的に解釈すると、先々の成長を見せるために今のヒロインをクズに描いているのかもしれないが、ここまで2ヶ月長所が何一つ出てきていないのでこれでは視聴離脱する人が出るのは当然だ。
カーネーション」の糸子は欠点も失敗も多いけど、その都度反省したり学んだりと少しずつでもちゃんと自力で前に進んできた。だからヒロインとして受け入れられるし応援もしたくなる。そして視聴者の心を掴んだ2ヶ月過ぎ、ガツンと衝撃を与えてきた。
うん、凄くよく練られててたまらなく面白いドラマだ。

カーネーション」たった1話でこれだけ考えさせるエピソードを作ってくるのだからたまらない。なのに休止が多くてツライ…。
昨日は仕方ないけど、「米朝」と言うのを見るたびに「落語家…?」と思うくらい逃避しちゃったよー。
今日は放送あるよね、待ってます!

追記 糸子も鈴愛も基本無神経で言いたいことを言うダメな子なのに印象がまるで違うのは、やはりその事によって痛い目に合わせて考えさせるという、人間の成長の基本的な学習方法をとってるからどうかの違いかな。
とんでもないことするのは朝ドラヒロインの基本なんだけど、何一つ謝らず怒られず何も変わらないというのでは、そりゃ好感は持てないよね。

「神回」宣言で、いろいろと思い出したこと

放送前に脚本家が「神回」ですとツイートしていろいろ話題になった週頭の月曜日、それでいろいろ思い出してました。

学生の頃、友人と京都旅行をした。
確か9月とかまだかなり暑い時期で、清水寺近くだったか「ちょっと休もう」と喫茶店に入った。
するといかにも「こだわります」感全開のマスターがきて、メニューの説明をひとつひとつしていく。抹茶とスイーツのセットとかコーヒーとのセットとか。
自分と友人はそれぞれ別のセットを頼み「そっちも美味しそう〜」「ひと口たべるー?」といういかにもな女子トークをしていた。
で、頼んだものを運んでくるとマスターはそのまま我々のテーブルの横に立ったまま食べ方の指示を出し始めた。
「まず、抹茶をひと口含んで、そこにこっちのムースを入れて一緒に食べて、その次はムースだけで食べて、それから抹茶だけ飲んで」
………運悪くほかに客がおらず、最後のひと口までベッタリ張り付き全て指示通りに食べさせられた。今なら「好きに食べさせて」くらい言えたかもしれないけど、まだ20歳過ぎたくらいの我々はどうしたらいいか分からず、指示通りに食べ、すぐに店を出た。余計に疲れた。
そして2人で「また京都にくる機会があっても二度と行かない‼︎」と誓い合った。

放送されてもいないドラマを、製作チームの1員でしかない立場の脚本家が自ら「神回」という滑稽さ。あー、あの時のマスターのアホさ加減とおんなじだ。
美味しいかどうかは客が決めるものであって、決して提供する側が先に言うことではないのだよ。

このところの恋愛展開に「朝ドラらしくない」「いや、画期的でいい」と賛否は分かれてるけど、自分は恋愛展開が朝ドラに向かないのは別の理由だと思う。
以前、「なぜ少年マンガは長期連載が多いのに少女マンガは少ないのか?」と考えた事があった。で、自分が出した答えは「内容の向き不向きだ」という事だった。
例外はもちろんあるとして、少女マンガの王道テーマは恋愛物、大抵は身近な同級生とか先輩とかに片思いから始まったりする。そうすると思いが通じちゃうと話の膨らませようがあまりないのだ。ライバル出すにしても、くっつく前に出してしまっていると「またかよ」感もしてしまう。そもそも身近な相手との恋愛物って引っ張る要素が作りづらいのだ。
現行朝ドラは結局「同じ日に生まれた運命の2人が、最初は身近すぎて気づけなかったけどやはりお互いが必要だと気づいて最後には一緒になる」を描きたいのは明らかな訳だけど、そのペラペラな内容を15分×156話に伸ばすのは相当の筆力がないと無理だ。朝ドラで恋愛メインにしないのは、恋愛だけではこの長さを埋めるだけのドラマを作れないからだと思う。
だから毎日、薄めに薄めて酸っぱさすら感じないカルピスのようなドラマを見せられる。だからつまらない。簡単な事だ。
恋愛ドラマがいやなのではなく、面白い恋愛ドラマじゃないからいやなのだ。

今朝は朝ドラのどーでも良さを大吉さんの「そろそろマンガ描こうよ!」の一言が払拭してくれた。
マジで朝から爆笑した。
大吉さん、ありがとう😊

昨日買ったマンガ

本屋に寄ったら新刊が出てました。

ついに最終巻。
ドラマは脱落しちゃったし、そんなにわーっと盛り上がるストーリーじゃないけど、なんかじわじわと面白くなってくるマンガだ。
前作もそういう感じだったし、この作者のそういうとぼけた感じが好きなんだと思う。

そしてお約束のついで買い。

4、5巻。アニメの進行に合わせて購入。
アニメだと切らなくちゃならないとこもあるし絵が不安定なときもあるから、マンガで補足。
10巻以降は買ってあるから、あと4冊。やっぱり10巻前後だと揃えるのに抵抗少ないなぁ(笑)
来週はキロランケが登場かな?

「カーネーション」 第40〜53話 ああ、これは確かに糸子の人生だ

第39話、奈津が人妻になった。それを見る糸子も否応なしに大人になっていく。
クリスマス、繁盛した生地屋を見て「今こそ洋服の時代や」と独立して店を作る事をお父ちゃんに告げ殴られる。
それでも数ヶ月後、覚悟を決めたお父ちゃんに店を譲られついに独立を果たす。
店は中々軌道に乗らないが、周りに勧められた川本勝との縁談も決まり、それを機に紳士服と婦人服両方を作る店としてオハラ洋装店繁盛、従業員も増える。糸子は2人の娘を産み、一方で世の中は戦争の影響が少しずつ濃くなっている。

6年ほどの出来事を2週ちょっとでどんどん描いていてビックリした。「早っっ!」と思うのだけど物足りなさは感じない。逆にこのドラマが何を描こうとしているのかがよく分かる。
沢山のキャラクターが出てきて、しかも皆生き生きと少しのシーンでもどんな人間かわかるように描かれているけど、それでもこのドラマの主人公は糸子で、糸子が自分で選ぶ人生を描こうとしてるのだ。だから周りから勧められた縁談はサクサク進んじゃうし、特に問題なく進んだだろう新婚からの長女妊娠まではアッサリだ。そこが潔い。

糸子が成長し、働き、大人になっていく一方で、お父ちゃんや神戸の祖父母は老いていく。それは辛い事だけど、人生とはそうやって進んでいくもので受け入れなくてはならない。そしてそれをどう受け止めていくかがその人の生き方。
クリスマス、稼ぎ家族を支える糸子はお父ちゃんに独立を告げる。仕事の能力はどんどん上がっても、言うタイミングを測れないのがまだまだ子供。そして自分の衰えを娘に突きつけられ怒鳴り殴るお父ちゃん。
もっとチビのときは吹っ飛ばされたけど、糸子が大きくなったのかお父ちゃんの腕力が落ちたのか、泣きながらも踏みとどまる糸子。そしてお父ちゃんの衰えを分かっていても告げられなかったおばあちゃんとお母ちゃんが糸子に謝る。もう誰もがお父ちゃんの時代は終わった事を分かってるのに、お父ちゃんですら分かってるのに言えなかったこと。
岸和田に洋服の波が来て、クリスマスケーキが普通に買えるように、小原家にも時代が流れてるのかぁ。ツライ。仕方ない、いやそうなってかなくてはならないことなんだけどね。でもみんなツライ。
神戸の松阪家も代替わり。1年前ミシンを調達してくれたいかにも社長のおじいちゃんはもう隠居老人のようで、そこでも糸子は時の流れを感じる。こういうところが本当にうまい。
年に数回会うくらいの祖父母だけにガクッと老いたのを感じるのだけど、夏におばあちゃんが風邪ひいていたり、糸子は時折感じていた。
家族というのは日々の積み重ねなんだとちゃんと描かれている。

テーラーの先輩の勝が婿養子に入ってくれるという縁談もこの時代らしさが出ててなるほどなぁと思う。確かにこの当時はこんな縁談が普通だったんだろう。長女で洋裁店をやってる糸子に婿養子OKのテーラー勝。泰蔵にいちゃんの嫁の八重子も美容師見習いだったから、髪結いの息子への縁談。しかし、祝言当日初めて会った旦那が泰蔵にいちゃんとか、どんな大当たりなんだろー(笑)
糸子にとっても、仕事してるとこがいいと言ってくれ、怒りっぽい糸子に対していつも安定して上機嫌の勝、しかも婿入り、恋とかじゃなくても確かにこういうのも愛情と言えるんだろうなぁ。

そして奈津との友情なのかわからないけど切り離せない縁。芸者の駒ちゃんが不思議に思うように、仲が良いのか悪いのか、いわゆる女の子同士のお友達じゃない。
でも「祝言はうちで挙げなさいよ(意訳 結婚おめでとう)」といういかにも奈津らしい言葉、相変わらず無茶な仕事をして自分の祝言に遅れる糸子にキレながら迎えに行き、歩けない糸子を背負って連れ帰り、自分の白無垢を貸して「馬子にも衣装(意訳 綺麗やで)」と言いすてる奈津とちゃんと分かってる糸子に、「あー、幼馴染ってやっぱり特別なんだなぁ」と笑ってしまう。
丸顔で童顔な尾野真千子とクールビューティな栗山千明がルックスから糸子と奈津にハマってて、ドラマのキャスティングの大事さを実感する。子役のチョイスも良かったし、こうお互いの人生の節目節目にきちんと存在していて、この先一生の付き合いなんだろうなぁって分かる。そうそう、こういう風に視聴者に伝えていくのがドラマだよねぇ。無駄な説明がなくて気持ちいい。

そして経営者、母親と状況は変わりパワーアップしても根っこは変わらない糸子の安定感(笑)やっぱり洋服作るのが好きで、商才はあるのに金勘定は弱く、ついつい無茶をする。
それは結婚して従業員を雇い子供が出来ても変わらない。だからといって従業員にはちゃんとするし子供にも愛情がちゃんとある。そういう糸子だから、みんなに好かれてなんとかやってけるのがいい。主人公は欠点はいくらあってもやっぱり魅力的でないと。
特に子供を預けながら働く糸子の姿はいいなぁと思った。大人しい長女に比べ、きかなくて預け先に困る次女を勝の実家に預けるけれど、心配でたまらなくなり会いに行ってしまう。けど、里心がつくと困るから会わせてもらえず帰ってくる。
そうなんだよねー、子育てってこんなもんなんじゃないのかなぁ?「子供を預けてまで働くなんて可哀想」なーんて戦後の価値観が今だにはびこってるけれど、そもそも商売屋のお家なんてこうでしょ。誰か手が空く大人が交代でみたりで育ててきて、でも親がちゃんと愛情持ってて真っ当に働いてる姿見せてれば子供だってちゃんと分かってまっすぐ育つ。あくまでも自分のやりたい事をガツガツやる糸子はお母ちゃんとしてもとってもカッコいいよ。
しかし、先に上がる従業員に「直子(次女)の面倒見せたろか!」とキレる糸子には笑った。直子の面倒は罰ゲームなのかい!(笑)

時は昭和15年、少しずつ戦争の影響が出つつも庶民はまだそれなりに暮らしている。
これから先はどうなるのだろうか?
宮藤官九郎が「朝ドラで昭和物なら第二次世界大戦、現代物なら東日本大震災をどう描くかを考えなくちゃいけない」と言ってたらしい。
そうだなぁ、本当にそうだ。そこはちゃんと描かないとなぁ。
ま、「カーネーション」に対しては期待しかないけれどもね!

ひとつ残念なのは、サッカー日本代表発表のせいで1日1話の日が出来て放送がずれてしまっている事。
週6話だから、1日2話放送、3日で1週間ぶんでちょうど良かったのに、昨日分は金曜日回で終わり来週に回ってしまった。
なんかなぁ、サッカー興味ないし「カーネーション」再放送の方がずーっと大事な身としては迷惑しかないわー。
区切りよく見たいのに。
まったくもう!

「もう数字はいいんじゃないか」 少なくとも現在放送中ドラマの脚本家が言っていいことではないと思う

そこそこにツイッターは見るんですが、先日トレンドにいきなり脚本家様の画像が上がっていて、おいおい💧と思いました。

「もう数字はいいんじゃないか?」と提言して話題になっていたのですが、正直「またかよ……💧」と。
自分が北川ドラマを好きではないのはいつもヒロインが自分勝手なかまってちゃんで可愛くないから。
そして、特に昨年からの一連のツイッターの騒動でこの脚本家が正にそういうタイプだろうというのが推測できて「ああ単なる夢小説かー」と思ったから。
いやー、ある意味モノ書きになりたい人達の究極の夢だよね。自分をヒロインに妄想書き散らかして好みの男前散りばめてお金までもらえる!素晴らしい‼︎
豊川悦司星野源の歌という人質を取られ渋々したがってる身としては羨ましいかぎりです〜(笑)

そしてわざわざ本人のアカウント覗かなくても、感想ツイートをを見てるといちいちリツイートされてくる、余計な一言の数々。
そうなんだよねー、この北川悦吏子という脚本家を嫌いな最大の理由はプロ意識の低さ。
ツイッターで毎日の放送に対していちいち呟かれる言い訳が子供じみてて呆れる。
「あのシーンがカットされてて伝わらないかも」「役者が勝手にアドリブ入れて脚本と違う」「時間がない中で撮影してるから思い通りに出来てない」というようなことを日々呟いて、ドラマの出来をよく思っていない視聴者達を苛立たせる。
もー、黙っといてやー!
そもそも脚本はあくまでもドラマを作るための一部で、完成したものが全てなのだ。あなた一人がやりたいことやるものじゃないんだよー。

今一番注目されている脚本家の野木亜記子の名前を初めて知ったのは「重版出来」のとき。
「重版出来」はすごく面白かったけど、視聴率は1桁であまり良くはなかった。裏番組もドラマで視聴率が拮抗してたのだけど、そっちのドラマの方が一見インパクトある内容で話題になりがちだった。
そしてなぜか主人公役の黒木華を「数字を持ってない」と叩く記事ばかり出てた。
そんな時、野木亜紀子本人のツイートが回ってきた。
「視聴率が低いのを主演俳優の責任にしないでほしい」「まずは内容の問題」「責任取るべきは脚本家、そしてプロデューサーだ」
あー、かっこいい人だなぁと思った。そしてプロだと思った。自分の仕事に責任を持っている。
何か物を作って世に出すという事はリスクも伴う。評価される事もあれば批判される事もある。それをちゃんと受け止める覚悟ができてる人だと思った。
最近でも「逃げ恥続編が作れないのは星野源が断ったから」という、ファンとしても「はいはい💧」というネタ稼ぎ記事にキッチリ「ガセ!星野源さんは関係ない」と書いていて面白かった。たまに話してるのを聞いてもキッパリした感じの人で好感持てる。あー、こういう人から「アンナチュラル」が生まれるのわかるなぁ。

比較してもしょうがないとは思っても、本来裏方である人達がSNSで簡単に発信できる時代だからこそ、ひと言ひと言に責任が必要なのに、とにかく油断したツイートが多くて困る。
挙句に批判的なツイートの人に直接ツッコムとかね……。そういうのほんとすぐ広まるから。

そして今回の「もう数字はいいんじゃないか」ツイ。
要するに、視聴率だけでなく視聴熱や録画率、DVD売上など指標は色々あるから測りきれない、自分の信じるものを作ればいい、という事を言いたいらしい。
なんか無責任もここまできたかーという感じだ。
もちろん一視聴者としては視聴率はどうあれ見たいものを見る。毎日毎日視聴率の発表のみの記事が出回るのもどうかと思う。
でもね、作り手が、しかも進行中のドラマの関係者がそれを言ったらただの逃げだ。
少なくとも業界内ではその数字によってお金とかいろんなものが変わってしまうのは素人にだってわかることなのに。
そもそも「かつてのあの高視聴率ドラマの脚本家」というのがこの人の売りだ。正直それしかない。しかもそれは、旬なキャスティングをすれば大抵視聴率が取れた時代の肩書で、少なくともこの10何年の間は大した話題作も作れていない。
そして今回の朝ドラは視聴率がいい方ではない。
朝ドラは「朝ドラであればつける」という層が完全に出来上がったので、どんなに評判悪くでも19%台は出る。前作でもほとんどの日が20%台になっていた。そんな中現行朝ドラは平日でもちょくちょく19%台になっているのはここ数年の中でも低いほうなのだ。そしてそれは自分でもわかっているんだろうというツイートもしている。
それからの「もう数字はいいんじゃないか」はただの逃げだよ。
演出を愚痴り、俳優に不満を言い、スケジュールや予算、あげくにオープニングの自分の名前のでるタイミングまで誰もが見れるツイッターで文句をつける。あげくに評価システムそのものに不満を言う。
いやー、マジで他のスタッフ達は腹立たないのかなぁ?

朝ドラっていうのは最早特別枠だから、良くも悪くも注目の的だ。自分だってイライラしながらもいくつも記事書いて、しかも注目記事1〜5位が全部朝ドラネタになってる事も多い。
それだけのものを引き受けた責任とかプロ意識とかを少しは見せようよ。
まさかの炎上商法なら果てしなく下品だよなぁ。
まあ、クリエイターとして完全に旬は過ぎた事を認めたくないんだろうなぁ。
先週あたりからの恋愛パート、お得意路線だから少しはマシかとうっすら期待したら全然ダメでしたわ。マジで面白くない。
18歳のキラキラした恋が書かれてる訳でもなく、じゃあドロドロが面白いのかというと薬指にネイルでマーキングとか、ライバルの写真傷つけるとかテンプレ過ぎて泣ける。
ギャクのつもりのとこは全すべり出しどうしたものか?
佐藤健なんて、一番の売りのアクションは全く無く、ただボーッとして「顔がいい」と言われるだけの役とか屈辱じゃないのかな?
先の展開も、配役だけでおそらくヒロインの旦那になるのはあの人だろうとわかってしまうし、で半年かけて「やっぱりいつも一番近くにいてくれたあなたが運命の人❤️」っていう70年代少女漫画をやるのかと思うと、壮大な時間つぶしとしか思えないや。
あー、頑張れ自分!流石にあと1ヶ月もすれば豊川悦司退場のはず!撮影は終わってるんだし!
もう少しの忍耐だ。

おそらく数年先には野木亜紀子の朝ドラも来るだろうし、「まんぷく」「夏空」はヒロインも脚本家もいい!
もう少しだー!

もはやお約束、仕事したくない(笑)

いやー、仕事が進まないです。
書くの何度目だ?もはや恒例行事と化したなぁ(笑)

日々気持ちの浮き沈みがあるのをいろんな手を使って何とか立て直し、仕事に集中するんだけど、集中するのとはかどるのは違うというのがツライとこですねー。
色々腹立つ事や滅入る事が多いけど、仕事が進まないというのはわかりやすく滅入るからなぁ。と言ってしないで済むわけでもなく。どうしたものか?
世の中の人は仕事にどうむかっているのか?

以前読んだ小説家のコラムで、販売職の友人に「あなたのように『天職』と言えるような仕事の人はほんの一握り、大抵の人は「やれる仕事」をやってるのだ」と言われて、なるほどなぁ、自分が仕事に悩むのはありがたい事なのだと書いていた。
まあ、そーだよね。どうしても身近な人以外の働く人間は華々しく活躍してる人しか目に入らないから、自分と比較すれば世の中すごい人しかいないように見えるしね。
……って言うような事はとうにわかってるんですよー。大人なので(笑)わかってたって仕事したくない時はしたくないよ、そりゃ。
まあせめて、世の中の大半の人は自分の食い扶持は自分で稼いでるんだから自分もそれくらいはしようと思ってるからやってけるかな?

そして今週もそうだったけど、意外とラジオで星野源がグチをこぼすのを聴くのが好きだ(笑)
大人のグチって意外と聴く機会がない。度が過ぎるのはうっとおしいけど、程々になら「みなおんなじだ」と思えるし。
まあ、星野源のは戦略かもしれないが(笑)

星野源の話をしていると言うので、松重豊のラジオを聴いてみた

昨日は「星野源オールナイトニッポン」久しぶりの生放送だったのですが、予想通り寝落ちしてリアタイできず。
うーん、本当に変な寝方ばっかりしてるなぁ💧
反省。タイムフリーのおかげで助かりますが。

で以前も話してた、松重豊さんと親しくなった話しが出て、松重豊のラジオで星野源の話をしていたというメールを紹介していたので早速聴いてみた。
「深夜の音楽食堂」略して「夜食」。
狙ってますねー(笑)
この番組の存在は知っててたまに聴いたりしてたけど、毎回ではないのは自分が音楽に疎いから(笑)
FM横浜で火曜0時半から30分と、ちょうど星野源の前に放送。

で、星野源のおはなし。
星野源オールナイトニッポンでも言ってたように、こんなに気の合う人に会ったことは中々ないと言っていた。
年齢も一回り以上違うのに、お互いそう言えるっていいですね。大人になると中々無いよね。

そして京都の某所で撮影中のものは星野源主演の某時代劇だそう。そっかー、引きこもり侍かー。
何かテレビドラマならいいなと期待していたのだけど、ずいぶんと地方で撮影してるようだからもしか時代劇かなぁ?と思ったらやっぱりそうだった。残念。
いや、だって見れるの来年だし、今年中に見れるものも欲しいし(笑)
それにしても、星野源側ではまだ何を撮影してるのか言ってないけと、そのへんの解禁はどうなのかな。

少し前、松重さんに教えてもらったというミュージシャンの曲をオールナイトニッポンでかけていたけど、やはりかなりの反響があったらしい。星野源くらいだと、「星野源の好きなものは聴いてみる」というファンも多いからなぁ。
流石っす!
いつかお互いの番組に出れたらいいねという話をしたそうだけど、本当に実現したらいいなぁ。
自分は音楽は疎いけど、淡々と好きな音楽について話してるのを聴くのは好きだ。
いつものネタも面白いけど、たまにFMの音楽番組みたいになるのも面白いよね。
楽しみ。