昨夜ダウンロードしたばかりの「エピソード」を聴きながら仕事をしていた。
11曲めの「ストーブ」淡々と明るい曲だなーと聴いていた。
星野源の音楽を聴くようになっておもしろいなぁと思ったのは、割と短いスパンで出ている割にアルバムごとの雰囲気がずいぶんと違うということだ。
音楽のジャンルとかはよく分からないけど、他のミュージシャンってやっぱりその人そのバンドっぽい音やアレンジってある。
星野源もベースの「星野源ぽさ」は変わらないけど、今出てる4枚から受ける印象がずいぶん違う。
今回2枚目を買ったけど、1、2枚目がフォーク調というか弾き語りでいけそうな感じなのに比べると、3枚目、4枚目とジャンルが変わったというか広がったなーと。
本人も言ってるけど、3枚目と4枚目の間に病気をした影響もあるんだろう。
とは言え、音楽は詳しくないし、そもそも音楽を聴いてて星野源に辿り着いたのではなく、星野源を好きになったので音楽も聴いてみたというミーハーなはいりの自分にはよくわからない。
でも星野源の声は好きだし、聴いてて「あ、この曲いいな」と思ったりはしてる。
「ストーブ」は1、2枚目に多い、ストレートな状況描写の歌詞だなと思った。
聴いてるとすぐわかるけど、火葬場での情景を描いた歌詞だ。
それなのに明るく淡々とした曲調で不思議だなと思った。
だけど、聴きながら「ああ、わかるなぁこの感じ」と思っていたら背中がゾクゾクした。
「ん?」と思いながら聴いていたら、涙が出てきた。
午前中、会社で仕事をしながら聴いていたのに。
さすがにマズイとうっと涙は堪えたけれど、ゾクゾクは収まらなかった。
気になって何回もリピートした。
一昨年、祖母が亡くなったときを思い出した。
101歳の大往生だった。
確かにこうだった。
火葬場に行くのは亡くなってから2日後なので、皆だいぶ落ち着いている。
でも、お釜に入ってドアが閉められるとき、焼き終わって出てきたとき、やっぱり泣いてしまう。
だけど大往生で安らかに亡くなったから、しんみりはしてるけど、空気はほんわりしている。
皆んなで思い出話をしながら、よく生きてくれたなーっ思い返す。
ああ、だからこの歌詞にこの曲なんだ。
星野源って人はとことんまで見ているんだなぁと思った。
この曲で「ミュージシャン 星野源」に落ちた。
「俳優 星野源」にはハッキリハマっていたけれど「ミュージシャン 星野源」にも落ちてしまったよ。
こんな風に音楽に落ちたのは初めてかもしれない。
今更何を言ってんだと言われるだろうが『ミュージシャン 星野源」只者じゃない。
やっぱり1番好きな曲は?っていうと「Friend Ship」なのだけど、「ストーブ」は特別。
午前中、曲を聴いていたら抑えが効かなくなってきて、こらこら仕事中だろ!と思って
慌ててたまむすびに切り替えた。
ラジオクラウドめちゃ便利!
何とか気持ちを立て直して仕事モードに切り替える。
ありがとう赤江さん!ありがとうピエールさん!ありがとうたまむすび‼︎
星野源の曲、コワイです。