昨日から話題沸騰中の清水富美加出家騒動。
幸福の科学側と芸能事務所側の言い分が真っ向から対立してるので、当分はワイドショーを盛り上げるだろう。
事務所が力があるそうだけど、これだけの量の仕事を途中で降りたら流石に揉み消せないだろうしね。
どちらの言い分が正しかろうが、これじゃあ本人も戻らないだろうし、このまま引退してあとは損害賠償をどこで折り合いつけるかしかないだろう。
なんか腹立ってしょうがない。
この子も辛かったんだろう。
売れる前のタレントさんなんてブラックなのは確かだろうし、不満があったのは分かる。
一度行き違えば中々すり合わせるのは難しい。
けどね、それで放り出された仕事に関わってたたくさんの人達はどうなるの?
賠償は教団か事務所がするんだろうけど、作られた映画やドラマといった作品はどうなる訳?
そもそもこういう業界なんて、自分と比べたって映画やドラマが好きな人達が集まってるんだ。
とにかく作りたい、そのためになら何でもやるやりたい人達が全力でやってるんだよ。
それをこの子1人のせいで台無しにするのか?
別に死ぬ気でやれとは言わない。
本当に死にたいくらい辛いなら辞めればいい。
命と引き換えにする程のものなんて無いよ。
だけど、じゃあ宗教ってなんのためにある訳?
生まれた時から信者なんだったら、いい方向に導いてやるのが宗教ってもんじゃないのか?
行き詰まったり生きづらかったり、そういう時に支えるために信仰ってあるんじゃないの?
この子が全部放り出したことを教団は「大きな善」とかぬかしてますけど、これだけの迷惑をかける方法を取らせるって、なんの支えな訳?
まだ若いし評価もされてて、今はいっぱいいっぱいでも落ち着いた時この子が「やっぱり芸能の仕事がしたい」と思っても戻る道をばっさり切らせたのは教団だよね。
これは救いな訳?善なの?
もっとなるべく誰も傷つかない方向別に導いてやれよ。
まあ、こんな世間知らずの子を丸め込むなんて簡単なんだろうけど、そんなことしてなんになるの。
大半の無宗教の日本人に「宗教うさんくさい」って思わせるだけだ。
「人肉を食べる人種」が出るマンガの実写化が発表されて、いつも通り ブーイングがたくさん出た時に、原作者が丁寧に、とても真摯に実写化とキャスティングの経緯と自分の考えを伝えていて、「この人は自分の作品に情熱こめてるだけじゃなく、それに関わる人達に対してのリスペクトを伝えられる人なんだな」と思った。
私はこういう題材は苦手だから絶対みないけど、クリエイターとして素敵な人だと思った。
あの作者の人は今回のことをどう思うのかと思うと悲しくなった。
お金がとか芸能界の闇がなんてまあどうでもいい。
物を作ること、作る人達に対して、あまりに無神経でふざけんなよ、と思う。