温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

本日の温泉 3月11日にお風呂でぼんやり考えた

今日はいい天気ですねー。

夕方から出かけたので近場へ。

 

野天湯元 湯快爽快「湯けむり横丁」みさと  (三郷市

 

まだ明るいうちについてゆっくりあったまってから、遅いお昼というか早い夕飯。

前回も思ったけど、前より美味しくなってるよなー?責任者とかが変わったのかな? 

メニューも季節がわりで色々あっていい。

今日は頼みすぎたけど、みんな美味しかった。

よく頼むアジフライは厚くて大きくてふっくらサクサクでお気に入り。

季節メニューで頼んだメヒカリの塩焼きがふわふわで、レモン絞ったらすっきりですごく美味しかった。

唐揚げは見るけど、塩焼きは初めて食べた。

 

食事のあともう一度あったまってから帰るのだけど、暗くなったら星がよく見えた。

埼玉なのにすごいなー。

 

きょうはあれから6年だなーと、お風呂入りながら色々考えていた。

 

震災のわりとすぐあと、ここの系列の川崎くりひら店に初めて行った時、脱衣所のロッカーの上に大きい袋があって、なんだろうと見たら

「緊急時にはこの中のバスタオルをお使い下さい」

と書いてあった。

そうかー、あの日は金曜だったから職場にいた人が多かったけど、営業してた以上、あの地震のときお風呂にいた人だっていたんだよなーと思った。

さすがに女性はいくら揺れても裸で飛びだせるかっていうと難しいかも。

といって冷静にロッカー開けて身体拭いて着替えて‥‥ってできるか?

確かにバスタオルはありがたい。

 

以前よく出先で銭湯探して行っていた時があって、新宿で検索して初めての銭湯に行ったことがあった。

洗い場で頭を洗っていたら地震が来た。

結構揺れたので壁に手をついて支えながら、「このままもっと揺れたらどうしよう?ロッカーどこだっけ?すぐ服着た方がいいよね?」とドキドキしながら考えていた。

幸いすぐ収まったので、結局体洗ってお湯に浸かってから出たけれど、初めて来た場所でしかもハダカっていうのは心細いなーとしみじみ思ったんだった。

地震は震度4だった。

 

新潟の震災で小学六年生の女の子が亡くなったときのことを、その子のおばあさんが語っている記事を読んだことがあった。

最初の揺れが来たとき彼女はお風呂に入っていて、揺れが収まったあとおばあさんが声をかけたら普通に返事があったので、「ちゃんと服着て出てきなさいね」「はーい」と会話したら、直後2回目の揺れがきてお風呂場が潰れてしまったのだそうだ。

私がその子でもおばあさんでもやっぱり服着てからと思っただろう。なかなかそのまま出るなんて出来ない。でもどうすれば良かったのか、運が悪かったとかで済ませられないけど、でもわからない。

 

子供の頃、日本にズロースが広まったのは白木屋百貨店の火事で着物の裾が乱れて見えるのを気にして逃げそびれて亡くなった女性がいたからという記事を読んだ時にも思った。

普通にそこそこ健康な人なら、そうそう自分が死ぬことなんて想像しない。

災害や事故で亡くなる確率なんて低いものだから、自分がその低い確率に入るなんて考えやしない。

白木屋百貨店の火事で亡くなった人のことを「そんなことより命だろ」と言うのは簡単だけど、自分がその場にいたらどうだろうか。

 

なんてことを温泉に浸かりながらぼんやり考えていた。

そういえば系列だけどここの店舗はバスタオルあったっけ?気がつかなかった。

上がって脱衣所ロッカーの上を見たら、バスタオルの入ってるだろう袋はあった。

でも何の注意書きもなかった。何の袋かわからない。

6年経ったってこういうことか。

自分も備えはというと、うーん、というグダグタな人間だ。

毎年、この日に思い返すのはやはり必要なことなんだなと思った。