じつは相棒シリーズが好きだ。
最初の2時間スペシャルから全部チェックしている、はず。
録画ミスも再放送でフォローしたし。
今のシリーズも遅れつつも見てる。
色々言われる通り、全盛期に比べるとクオリティは落ちたけど、もう「寒い時期は『相棒』」っていうのは恒例行事みたいなものになっている。
なので昨年はもうハラハラしましたよー!
誰が捕まっても引退してもいいんだけど、再放送できなくなるとかやめてよね!
シリーズ始まったのが2000年だそうなので、とても自分で全部は保存できないし、何か知りたければデータベース作ってくれてるマニアがいっぱいいるし、再放送はひんぱんにあるし、と思っていたけど、
昨年のバタバタ以来、再放送で好きな話は録画保存しておくことにした。
個人的にミッチー相棒のシーズン9、10がドラマとしての出来はピークだったと思う。
脚本、演出もいいスタッフがたくさんいたし、
ファンに人気の「ピエロ」「ボーダーライン」もこのころだ。
伝説の鬱回「ボーダーライン」、初めて見たときの衝撃はすごかった。
自分も仕事なかった時期があるので、あの追い込まれるような、世界に必要とされてない感じ、ヒリヒリした焦り、そんなものを思い出して泣きそうだった。
相棒は豪華ゲストが魅力だけど、メジャーなゲストが全く出なくても恐ろしく面白い話が出来る力があるところが、シリーズつづく理由だと思う。
この「ボーダーライン」のメインゲストは山本浩司という俳優さんで、このとき初めて見たのだが、今だに見かけると「ボーダーラインの人だ!」としか思えない。もう脊髄反射。
「コウノドリ」に森口瑤子の旦那役で出ていたのを見たときも「ボーダーラインのくせに森口瑤子の旦那⁉︎」と思ってしまったよ(笑)
とっさに名前が出ないのよ、どーしても。
去年の逮捕騒動後、再放送がますますセレクション化したので、無事「ボーダーライン」も「ピエロ」も子供店長ゲストのカイトくんシリーズ名作「BARTHDAY」も録画保存出来た。
「BARTHDAY」なんて去年2回やってるんじゃないか?
「ピエロ」は危なかったー。少し後にカジノ謹慎騒動だったし。
長いシリーズはこういうとこが大変だ💧
大変といえば俳優の使い回しもめだってきているのがね。
今回の映画でも益岡徹とか林泰文とか見て「捕まっただろー!」「平凡なサラリーマンやろ!」と心の中で突っ込みまくる。
まだ『顔はよく見るけど名前は一致しない』っていうぐらいの人ならまだしも、ここ最近のシリーズはメインで出せる人が使いまわされてるからね💧
警察物なのでおじさん俳優が不足しがちなのは仕方ないけれども。
今回の映画、お約束の「国家を揺るがす大変な事件、と見せかけてただの私怨」っていういつものパターンだけど、結構楽しかった。
やっぱり、スピード感とスケール感と杉下右京の頭脳の回転スピードを味わうのが映画版。
銀座パレードはもうちょっと都会感出ないかなーと思うけど仕方ないか。
ただ、右京さんが撃たれても「はいはい助かる助かる」と思ってしまうので、あれは必要かしら?
官房長のときの衝撃にははるかに及ばないし。
さてシーズン15も後は最終回のみ。
つぎの相棒は稲垣吾郎?って噂もあったけど、どうやら反町続投のようで一安心。
私も最初反町に決まった時は「えー?」って思ったクチだったけど、
いざ始まって見たら、それまでの相棒とのキャラの差別化、相棒的雰囲気への入り込み方、思ったよりずっとよくて、俳優反町隆史を見直したんだよね。
ああいう、スター性から入った俳優さんが相棒の世界に合わせられると思わなかったので。
なのでなにかと言うと「水谷豊との確執」だの「視聴率の下がる要因」と言われるのは納得いかん。
好みとしてはミッチーが1番好きだが、カイトくんも反町も良かったよ。
視聴率が下がったのは、まずは脚本のつまらなさ以外にない!。
シーズン15でも2話続けて妄想オチの話だったりとか、前半はとくにひどかった。
たまにあるお楽しみ、レギュラーキャラメインのエピソード、初の角田課長版もイマイチだったし。
でも最終回前の2話、特に野間口徹ゲストの話は、右京vs.犯人の頭脳戦が「相棒らしさ」を取り戻してきたり、
お約束の憎めない小悪党話でゲストの風間杜夫はさすがの存在感だった。
この回は風間杜夫の詐欺の相棒役の女優さんが素晴らしく良くて、初めて見たまだ30ソコソコな感じなのに、風間杜夫の横で霞まないのだ。
思わず名前を検索してしまった。
内田 慈(ちか)というそうだが、相棒はこういう、まだそう知名度ないけどいい俳優さんをポンとつかってくれるからホント楽しい。
というわけで、来週最終回。
シーズンまたいで引っ張ってきた美弥子の秘密を出す話なのだから、ちゃんとしてくれよー。
映画が好調でシーズン16もあるようで嬉しいです。
水戸黄門のようなものですから(笑)