温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「やすらぎの郷」 第2週 まさにギャルゲー(笑)

第1週、石坂浩二演じる主人公の菊村栄がやすらぎの郷に入居する経緯の説明と主な登場人物の紹介でほぼ終了。

それでも面白かったのに、さて第2週はどんな展開になるのか楽しみに視聴。

 

どなたかが「老人のギャルゲー」と書いてましたが、確かにそうだ(笑)

主人公が脚本家なのに対し、その他の登場人物はほとんどが俳優。

そのため何かを作りたい俳優たち、特に女優たちが主人公の取り合いになる。

主人公に倉本聰を反映させてるのもあるだろうけと、上手い設定だ。

往年の美人女優たちが「せんせ、せんせ」と交代でやってきて、あの手この手で自分に脚本を書けとせまってくる。

それが女優として求められたいだけでなく、女として見ろと言っているのは、主人公が過去に「女優に惚れないと書けない」と言っていたエピソードであきらか。

ほとんどラブコメだ(笑)

 

どの役も本人のキャラやイメージをベースにしたキャラクター設定なので、

「おいおーい!」と思わず突っ込むエピソード満載。

 

五月みどりのことを「色気はあるけど演技力は無い」と言わせたり

加賀まりこを「気が強くて男が続かない」と言ったり(しかも石坂浩二の心の声。このドラマの宣伝で加賀まりこが元カノだと知りました)

浅丘ルリ子を「化粧が濃いから」と評したり、

挙句石坂浩二に「鑑定教室って番組に出てらしたでしょ?」って、言うか?

 

倉本御大でもなきゃ許されない脚本。すげー。

演じてる人達はどうなのかしら?

案外楽しんでる感じもするけど。

まあ、これは倉本聰にしかできない、視聴者を食いつかせるテクニックなんだろう。

私くらいでこんだけ笑えるんだから、同世代の視聴者は楽しいだろうなー。

 

そんな中に、ザクッと辛辣な本音を突っ込んできて、倉本聰は本当に怖い。

まだ、大半の人は業界に未練があることとか、雲の上のお姫様のような伝説の女優が、実は生の欲望のある生身の人間だったのを暴いたり、

うっと刺さるとこがちょくちょく差し込まれる。

だから目が離せないんだけど。

 

そして中島みゆきの主題歌がすごーくいい!

中島みゆきの有名な曲っていうと、プロジェクトXのみたいな力強い歌唱のイメージだけど、

この曲はかなり若い時のサラッとした歌い方に近くて、なんか人生捨てたもんじゃ無い感がする。

しかし、歌声の変わらないひとだ。

 

さて、今週はどうなるのか?

帰って録画見るのが毎日の楽しみです。

 

追記

石坂浩二の役名が「栄」なので、みんなが「えーちゃん、えーちゃん」呼ぶのもすごいなーと思います(笑