「リバース」1話、見ました。
なるほど、これがイヤミスってやつですか!
ミステリーはわりと好きなんだけど、ヘタレなものであんまり猟奇なやつとか精神的にやられるものは基本見れない。
終わりもスッキリ解決して犯人捕まりメデタシメデタシなほうがいい。
二時間サスペンス的な?(笑)
なのでイヤミスと呼ばれる物はほぼ読んだことなく、ましてや『女王』と言われる湊かなえなんて近寄れもしない。
この枠の湊かなえ原作ドラマも見ていない。
だけど、今回は出演者が興味あるので見てみた。
地味に生きてきた、藤原竜也演じる主人公があるきっかけで大学時代のゼミ仲間と再会、事故で亡くなった親友が果たして本当に事故死だったのかを疑う‥‥
というとこまでが第1話の内容。
この先も事故当日の出来事を主人公が思い出す回想と現在が並行して進むようだ。
事件そのものはまだなんとかいうほど進んでいないんだけど、
回想の大学時代の人間関係がなんかね、イヤな感じだね💧
主人公とゼミ仲間3人、それに亡くなった親友の5人の関係が中心なんけど、
再会当時も主人公は「親友が1人だけいた」と回想している。
あとの3人はどーした?って思っていると、あとの3人とは決して『親友』ではないのが明らかになっていく。
もうね、その描写がね、「あーわかるよ💧」ってなんかモヤモヤするリアルさなのよー。
たまたま同じゼミになっただけの5人。
主人公深瀬が親しいのは小池徹平演じる広沢。
あとの3人、谷原(市原隼人)村井(三浦貴大)浅見(玉森裕太)はただのゼミ仲間。
その5人でスノボに行くことになるんだけど、その描写がモヤっとさせる。
後から合流するという村井以外の4人での道中、それぞれのキャラが描かれることで人間関係がわかってくる。
有名大学の学生なのだけど、地味で目立たない深瀬はまだ就職が決まらない。
しかし見るからにリア充の3人はしっかり行く先が決まっている。
特に市原隼人演じる谷原が「あーわかるよ、こういうやついる!」感がリアル。
見た目もいいし、押出しが強いから、大手商社にサクッと受かる。
自信満々でいつもグループの中心にいるタイプ。
悪い奴ではないのだろうけど、基本自分中心で、無意識に周りを下に見てる感じがダダ漏れ。
だから、自分が好きな村井の妹が広沢と付き合ってるらしいのを聞いて露骨に広沢へ苛立ちを現わす。
あーこの格差感!
気持ち悪い〜‼︎
わかるよ、たまたま同じゼミになっただけのメンバーが対等な訳がない。
そう、人間関係なんてそんなもん。明確な格差社会なのよー!
そういう描写がちょっとづつちょっとづつ、でも途切れずに、現在と過去両方で描かれ続ける。
なるほどこれがイヤミスの女王!
女性原作者に女性脚本家、ついでに演出家も女性。
こういうイヤーな描写は絶対に女性の方がうまい。現実見てるから?
このドリーム一切入ってない感!
さすがです。
ドラマ自体はおもしろそうだけど、このねちこい人間関係描写に耐えられるかなー。
怖いよー💦