温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「ひよっこ」 第3週 みね子、歩き出すのね

今週はいよいよ聖火リレー!と思ったら意味なく引っ張らず、話はテンポよく進む。

それがとても心地いい。

 

思えば、前作、前々作と「このネタまだやるの?」「え?ここ説明無し⁉︎」ともどかしいばかりだった。

こういうドラマの気持ちよさは久しぶり。

エピソードの長さや掘り方がうまくてベテランだなぁと思う。

ほんっと、どーでもいいエピソード引っ張りすぎだったよ。前は。

 

父親が失踪して、経済的にも自分が働いて家族を支えようという決意を固めるまでという、言葉にすると重いエピソードを、聖火リレーというお祭りで前向きに見せてくれるので、朝見てるとうるっとしつつも見終わってなんだか爽快に出勤出来る。

 

今週じいちゃんがみね子に「働くの好きか?だったら大丈夫だ」と言ったのが印象的。

この時代、生きる事イコール働く事だって今よりもっと素直に考えていたんだなぁ、そういう人たちで今の日本が出来上がったんだなぁって、余計な事言わなくてもわかる。

そして、みね子もそういう大人に向かって歩き出そうとしてる。

経済的に厳しい家族を「支えなきゃ」じゃなくて「支えたい」、家族が大好きだから。

 

もうね、「みね子がんばれー!」と見てるこちらも応援したくなっちゃうよ。

朝ドラヒロインはこうでないと!

 

前2作にくらべ、少し視聴率が低くて、その原因が、実在の人物じゃないから向かう先がわからないのと知らないので興味が持てないからとかいう記事を見たけど、本当にそうかー?

ドラマなんだから先は知らない方が面白いし、前2作の主人公、そんな知名度ある人かな?

まあ、いいけど。

少なくとも私は久しぶりに魅力的なヒロインを見たと思ってる。

そして時子と三男、友人2人がまたちゃんとキャラが生きてていい。

このところモブか!と突っ込みたいくらい適当に出し入れされる脇キャラばっかりで、ドラマ作りなめてんのかー!と思ってたからね。

 

土曜ラスト、来週予告で東京に行く映像があるけど、「やっぱり父ちゃんはお正月戻らなかったのかな?」と思うタイミングでナレーションで「ということは、お父ちゃんは‥‥?」と入るとこまで気持ちいい。

視聴者の呼吸をわかってる脚本、演出が、朝ドラにはやっぱり必要だ。

 

来週も楽しみです。