温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「やすらぎの郷」 第4週 物書きはどこまで踏み込んでいいのか

やすらぎの郷」 第4週。野際陽子本格登場。

菊村(石坂浩二)の亡くなった妻 律子(風吹ジュン)の友人で、家族ぐるみの付き合いだった井深涼子。

彼女が「濃野佐志美」というペンネームで書く姫の戦時中の出来事をベースにした小説の出版の出版を差し止めるべく、接触を試みる菊村。

外の店で会う約束をすると涼子は「久々に戦闘服着ちゃおう💗」とノリノリ。

またもギャルゲー展開!(笑)

 

でもなんかわかる気がする。

至れり尽くせりといっても、やすらぎの郷の暮らしはやはり「隠居」だ。

元々華やかで人の輪の中心で生きてきた人達には退屈だろう。

特別な下心があるわけじゃなくても、好意を持っている異性と2人で出かけるとなるとワクワクするのは、いくつになっても同じなんだよね。

今の高齢者はほんとに若いから、このドラマの生々しい描写が逆にリアルな気がする。

 

菊村に物書きは1人でも人を傷つけるようなら書くべきではないと涼子を諭す。

これは物書きの悩みどころなんだろうなぁ。

明らかにモデルがある小説で裁判になったりしているし。

菊村が母親を傷つけたことを後悔しているように、倉本聰にもそういうことがあったのかもしれない。

 

後半はお嬢(浅丘ルリ子)メインの、スター没落物語。あー切ない。

そもそもこの「やすらぎの湯」という施設の立ち上げの意図でもあるけど、

なんの保証もない「スター」の立場。

高齢になって露出が減れば何をしているのかわからない。

でもねー、こういう立場って保証がないからこそな気がするんだけど、と一視聴者としては思う。

 

またも姫(八千草薫)が「呪いましょう」とか突飛なことを言い出す。

この展開けっこう好きだな。

さてどうなるか、楽しみです。