今週からいよいよ東京の生活が始まる。
時子以外の同期入社、中卒組の澄子、豊子とも合流。
ぼんやりさんな澄子ちゃんと、なかなかめんどくさそうな豊子ちゃん。
そして先輩、寮長の幸子さんと、可憐な優子さん。
自己紹介や食事シーンでそれぞれのキャラを見せてくるのがいつも上手い。
先輩2人がえらそうだったり怒りキャラじゃないのがいいなぁ。
可憐な優子さんがすごく可愛いんだけど、どこかで見たと思ったら、「薔薇のない花屋」の子役だった子で、なんと16歳!メンバー最年少で先輩役‼︎
でもちゃんと先輩に見えるから凄いなぁ。
朝ドラだと実年齢と離れた役をやることが多いけど、そういう所をどう上手くみせられるかって重要なんだけど、この所上手くいってないのが続いてた。
新人4人もみね子達高卒組と中卒組がちゃんと年齢差があるように見えるし、先輩はちゃんと先輩だ。
調べたら有村架純が24歳で最年長なんだけど、ちゃんと18歳になってる。
確かに童顔で若く見えるけど、それだけじゃやっぱり24歳に見えちゃうからね。
役があってるのはあるけど、みね子のおっとり感や素直さをちゃんと演じられてるのがさすが。
伊達に売れて仕事いっぱいしてないぜ。
食事のシーンでも、食べ方だけでキャラを見せたり、この頃キューピーマヨネーズが広まったことをサラッといれたり、
このドラマは情報の入れ方が本当にいい。
みんな田舎のあまり裕福ではない家の子なので、初日のおそらくルーで作ったカレーが美味しくて驚くとか、地方と東京の差が、今よりずーっとあったんだなぁってわかるとか。
そして、お仕事開始。
ライン長おだやかでいいね。
ベタな展開だとギャンギャン怒るだけだしね。
そして、 やっぱりできないみね子。
どんどん追い詰められてブラックみね子に変身!
明るい愛子さんにまでイラつくし。
でも愛子さん過去を知ると素直に謝るみね子が、かわいいよー。
みね子と澄子が仕事出来ないことに対しても、メンバーの対応がそれぞれでおもしろい。
一旦は揉めても結局キャアキャア大騒ぎになってしまうのが、若い女の子って感じでいいなぁ。
みんな訛りがあるんだけど、東北でもそれぞれちゃんと違うのが、いいところだ。
そしてみんなの励ましとアドバイスで、初めてベルトコンベアが止まらなかった。
がんばったー!
初めての休日、それぞれの過ごし方で、それぞれの事情がわかる。
みね子も父親の失踪を初めて話す。
でも深刻になりすぎないのがいいのだ。
色んな事情があっても、美味しいものは美味しいし、女の子が集まれば笑い合う。
そういうのがリアルだなぁ。
人間そうやって生きているのだ。
その代表が愛子さん。
両親を亡くし弟妹を育てるために働き、ケガやイジメを乗り越え、戦争で恋人を失っても、笑って生きている。
あーこの頃ってまだ「戦後」なんだねー。
みね子たちは戦後生まれだけど、身近な大人は皆戦争を乗り越えている。
そういうのを声高に言わず、ちらっと見せるのがこのドラマのセンスの良さだ。
さて、本当にいい人、赤坂署の正義さんも登場。
来週はスズフリ亭も出てきて、みね子の世界はどんどん広がるなあ。
楽しみだ。