温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「コードブルー」第3、4話 まとめてザックリ感想

相変わらず、今期1番ワクワク見ているのは「コードブルー」
元々医療物は好きだから、よっぽど酷くなければ面白く見れる。
が、ちょいちょい心配な感じがしてきたなー。

3、4話見て気になったこといくつか。

やっぱり登場人物多すぎない?必然的に個々の描き込みが浅くなってるような。
3話では3人の患者を取り上げた。
手に麻痺を負った料理人、自殺未遂の医者、初回から出ている天才ピアニスト。
3人を命より大事なやるべきことを持った人間として絡ませて描きたいのもわかる。
でも、おかげで冴島と藤川のプロポーズエピソードがアッサリに。
特に、妊婦がシアンを吸って意識不明にまでなっているのにその影響について触れてない。
一般視聴者はシアンの知識はないのだからそこ説明しないと!
意識戻りましたメデタシメデタシではないよね?
ピアニストが演奏に支障が出るかもしれないから手術を拒むけど、未成年なのだから親の承諾でできるんじゃないのかな?
こういう医療物で視聴者にそういう疑問をいだかせた段階でもう負けだと思うの。
リアルじゃなくてリアリティは必要。

フェロー3人+新人ナースのキャラ設定もちょっとありがちなような。
特に名取の「流れで医者になっただけ」のキャラってこれからのトラブルも読めてしまうしなぁ。
うまく予測を裏切って欲しい。
あと名取の有岡くん、ちょーっと芝居ヤバイかなぁ?あとのフェロー2人がけっこう達者だから尚更目立つのね。
とりあえず滑舌がんばろう!マスクしてても聞き取れるようにね。

4話で橘先生の息子にスポット当てたけど、同じ病気、同じく移植待ちの友達が急変して亡くなったことで、橘先生の息子は最終的に助かるなと展開読めてしまうのも辛い。
とにかくエピソード多いから深掘りしないの予測できちゃうのよー。

それから、フェローを入れたために、年齢上めのレギュラーキャラがバサっといなくなって、画面が若造ばっかりになって軽くて説得力ない。
元々藍沢達医者組は実年齢が役よりけっこう下で、若手役だった頃はまだ良かったけど、中堅になった今、どうも中堅ぽさが足りない。
ベテランは椎名桔平だけになってしまった上に出番少なくて、絵面が学芸会なんだよね。

そして何より気になるのが、
「フライトドクターの必要ある?」って案件ばっかりでは?
フジテレビだと「救命救急24時」って先輩がいて、好きなシリーズだった。
藍沢以外も仕事が安定して、後輩が入って登場人物が増えて群像劇になって、「これはヘリだよね!」って案件がどうも少なくて、
これって「救命救急24時」とどこが違うの?

2話の17歳妊婦も怪我自体は足の骨折だけだし、ヘリを出す必然性がよくわからない。
4話のピックの刺さった男の子にしても、花火大会会場の事故といっても、現場はダラっとして緊迫感無いし。
なぜ救急車ではなくドクターヘリが必要なのか、そのへんの説得力ある患者が出てこないんだよー。
群像劇化してしまったことで、4話では白石がほぼ空気だし、元々脇っぽかった藤川なんて、冴島の意識不明にワタワタしたくらいで、今のところ医者としてのメインエピソード無し。
これは「コードブルー」じゃないよなぁ。

テレビドラマが珍しい安藤政信をわざわざ使った深海も、藍沢の前で白石にちょっかいかけるとか、三角関係要員だったらいらないから。
料理人は緋山の相手ってすぐわかる出し方とか、描ききれないエピソードは入れなくていいよ。

と、ツッコミは山程あれど、やっぱり見ちゃうんだよね。
メイン5人が、確かにあの5人が7年経って成長した姿を演じてくれてるから。
そこだけは確かに「コードブルー」だ。
せっかく俳優陣が頑張ってるのだから、ドラマ自体も「コードブルー」にちゃんと軌道修正して欲しいなぁ。
祈りながら来週も見よう。