モカの日記

誰かに気を遣うことのない、思ったことをそのまま書いてみるところ。

「やすらぎの郷」 第20週 木、金曜回も見た。なんの救いも無し!

やすらぎの郷」、ハッピーの事件を果たしてどう決着つけるのか、金曜日、見れていなかった木、金曜分をまとめ見。
‥‥倉本聰、この程度かよ。期待した自分がバカだった。

木曜、男性職員の仇討ちを察した秀さん達3人がそれを止め、代わりに自分たちで不良の溜まりに乗り込む。
たとえ警察に届けても大した罪にならない、奴らは痛めつけてやらなきゃわからない、と。
任侠映画の神である自分の顔を知らない不良達に憤る秀さん。
そして舐めてかかってきたら奴らを叩きのめす。
「殺しはしませんよ。ただ2度と女の子に悪さを出来ないようにたまを潰させてもらいます」
「ケンカは戦争です。戦後生まれにはわからないだろうが、戦争というのはこういうものです」


金曜、仇討ち後日談。
かっこよさげに倒したものの、引き上げてすぐへたる。腰が痛い。老人コント。
そして理事長からの呼び出し。
やらかしたことの経緯はすべてバレバレ。
気持ちはわかりますが、と理解は示す理事長。
「被害者も報復を恐れ口を閉ざしてるのでうやむやになるでしょう」
「お歳なんだから無理をなさらないよう」

そして事の経緯をマロから聞く、菊村先生、お嬢、マヤ。
マロはコンシェルジュの伸子から経緯を聞いた。
どう対応するか悩む年寄り達。
知ってるのに知らないふりをされてたらハッピー辛いんじゃないの?と心配。
で、どうすればいいのか答えが出ないまま、3日ぶりにハッピーの出勤したバーに行く菊村先生。
皆も来ている。
知らぬふりをしきれない老人達。
「体の傷は治るけど、心の傷はなかなか治らない」
「あそこを潰されると相当痛いの?」
老人達の下手なやりとりに自分から切り出すハッピー。
「私のことなら気にしなくていいですよ。気持ちの整理、もうつきました」
「えらいわね、忘れなさい。忘れて女は女になっていくのよ」
「そしてラストは認知症に」
「あははー」
菊村先生ナレ「私には何も言えなかった。どうか、皆さんも忘れてやってください」
‥‥fin

はぁ?なんだそれ?
予告では来週から違うエピソードなので、どうやらこれで終わりらしい。
もうツッコミどころしかない。
結局、じーさんたちの「俺らをまだまだ舐めんなよ!」の体現の為に被害者を作っただけか?
3日で仕事出て来て、しかも現場は帰り道だというのに「気持ちの整理つきました」って、倉本聰、本当にレイプ被害がどういうものなのか考えたことあるのか?

そして大ベテラン脚本家のくせに、下手クソすぎるご都合展開。
秘密になりがちな種類のエピソードを、本来関わっていない主人公菊村に知らせる役が、友人のマロ。
で、マロは施設職員で46歳下の恋人伸子から経緯を聞く。
けどね、女性職員が帰宅途中にレイプ被害にあったことを他に話す職員ってどうなの?
自分の恋人だからってペラペラ話す事ではない。
で、そんな話をさらに周りにペラペラ喋るマロ。
人間としておかしい。
朝ドラでもやりがちな、持っていきたい方向へ話を動かすための、登場人物の不自然な行動。
大ベテランがこの程度の展開しか書けないのかよ。終わってんなー。
朝ドラでよくバッシングされるのと同んなじレベルだよ。
以前、覆面作家の鯉野さしみが実は井深涼子だというのを、本人が黙っててと言ったのにペラペラ喋るって話があったけど、事の本質が違いすぎる。

じゃあ、人の口に戸は立てられないとか、他人の好奇心ってのは醜悪なものなのだ、って皮肉を描いてるのかというと、そういうレベルでもない。
一応、みなハッピーのことを心配してるんだよーという程度の話だ。これで?
レベル低っっ!

不良の描写が昭和だとか、やられたらやりかえすでいいのかよ、とか他にもツッコミどころはあるけれど、
女性がレイプ被害に合うということの重さを全く理解していないこと、そして作劇の下手くそさで、もう倉本聰は今の時代の第一線にいられるレベルではないのがハッキリしてしまったなぁ。
くしくも、「老人舐めんな、まだまだやれるんだぜ」と叫ぶためのドラマで、老人はやはり老人だ、もう終わってるわと分からせてしまったとか、皮肉なもんだ。
まあ、本人もこれが遺作のつもりで書き上げたそうだから、心置き無く筆を折ってくれ。

「さすが!」な回収を期待した自分がバカだったー。
歳をとるってそういうことなのね。