温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

たまむすびでまさかの日馬富士ネタ。瀧さんは流石に賢いなー。そして外山アナはやっぱりバカだったかー…。

木曜たまむすびオープニングトーク
「世相を切っていきます?お相撲の話、YOU言っちゃいなよ」
なんと瀧さんが日馬富士問題について話を振ってきた。これはなかなか珍しい。

瀧さんのラジオトークの面白さは、絶妙なバランス感覚によるものだ。その時その場で求められるものをサッとつかんで、一番的確なリアクションを出す。それはベストなものだったり敢えて少し外してきたり。
たまむすびは赤江さんのキャラもありお昼のゆる目な番組なので、時事ネタも深刻にならず上手ーく外してトークを投げてくる。
赤江さんの前任者は「触れるもの皆傷つけた」なタイプの人だったから、それはそれで上手いクッション役をやっていたんだろうと思う。
なので、オープニングに時事ネタ自体は珍しくないのだけど、こんな一番笑いにしにくいタイミングで話を振るとは思っていなかった。

それでも瀧さんが賢いなーと思うのは、こういう意見が割れるネタを決してハッキリ「こう」とは言わない。絶妙なボケは瀧さんのキャラのように見えるけど、すごーく見通してトークしてるのがよくわかる。

が、今回はネタと相手が悪かった。
木曜パーソナリティの外山アナウンサーはもうキャリア20年のベテランなのだけど、感情で反射的に喋る感じの人だ。それが歳上の人からだとウラオモテ無くて可愛く見え気に入られる様なので、キャラクターとしてやっているのかと思っていた。
そうじゃなかったねー💧


日馬富士の引退に対し、「残った方がやりにくいですよねー!」と外山アナ。
…瀧さんちょっと間を空けた。
「ブーイングとか受けるんじゃないですかー」
「ビール瓶で殴ったとかどーでもよくないすか?」
外山アナ、完全にノリがワイドショー見てるだけのオバちゃんだ💧

「なるほどー」と相づち打ちながら話したいだけ話させて、さり気なく話を誘導する瀧さん。
「色々あるんじゃないんですかー、その瓶で殴っちゃコマるなー、『どしっとほわんと』で殴っちゃ、とか」
白鵬のモノマネをブッこむ。もしやコレやりたくてお相撲ネタ振った?
が、外山アナ「何お相撲さんぼくやってるんですかー」と笑うも元ネタに気づかず。あれだけラジオCMやってたのに💧瀧さん深追いせず話を進める。賢いなー(笑)

「話がホントだったらー、先輩が話してる時にスマートフォンとか見られないよ」「絶対叱る」「友達の子供がご飯のときスマートフォン弄ってると『おい何見てるんだよ』って叱るし」
うーん、外山アナにこの話題はマズかったんでは?完全に論点のズレに乗せられてるけど。

「悪いんでしょうけど、簡単に横綱やめさせちゃうとか…」とブツブツ言う外山アナ。
瀧さんうまく話題を外してくる。
「まー、このご時世的に運動部の体罰はいかーん、一歩目をOKにしちゃうとね、百歩まで行っちゃうって論理じゃないですか、そういう理屈だろうからそこダメだよー、そういう事はあるんでしょうげどねー」
瀧さんの上手いとこはこういう所だ。
なぜスポーツ界での暴力がダメかということをしっかり入れつつ、体罰容認派をバッサリ切るような事もしない。
「僕らの時代はケツバットとか普通でしたし、僕はまぁ何とも思ってなかったんですけど」とふざけたトーンでフォローもしつつもちゃんと正論に持っていく。
「でも張り手はOKなんでしょう?笑」
そして白鵬横綱の張り手を非難されてる件でちゃんと落とす。

いつもこうやって、暴走する外山アナの手綱をとってるんだけど、今回は流しても流しても外山アナがマズイ方向に向かう。
「あたしが貴ノ岩だったら責任感じて辞めちゃうなー」
「先輩後輩のなかで解決すれば良かったんじゃないの?ダメなの?」
「学校とかでも親が出てくると余計にややこしくなるみたいなね」
体罰はダメだけどー、あれはケンカ?指導?そりゃ殴っちゃダメだけど、神様みたいな横綱と話して彼女とメールする?ありえないわー私」
外山アナ、お茶の間でテレビ眺めてるんじゃないんだからさー…。メディアの持って行きたい「日馬富士可哀想」の方向にしっかり誘導されてるし。

どうやら瀧さんはこの件で、自分も最悪カッとなって手が出てしまう事があるタイプの人間なので、その時にどう対応すればいいんだろう?横綱はどうすれば良かったんだろう?という問い掛けをしたかったらしい。
そして、どうしてこんな歯切れの悪い事になってるのかと話したかったようなのだけど、外山アナがどんどん自分の論調に持って行ってしまって話がヤバい方向にしか向かわない。

さらに外山アナは吠える。
「最近みんな入って一人辞めさせたら満足、ってないですか?不倫とかもそうだけど、謝らせるまで寄ってたかってインターネットとかみんな意地悪だなーと思う。一人のことを苛めてさー。それが善だと思ってるなら違うと思う」
それに瀧さん、同意しながら落とす。
「結局、社会は生贄が欲しいって事です(笑)」
「そうですねー、人の不幸は蜜の味とはよく言ったもんです」とまとめて曲にいく外山アナ。
……瀧さん、今回のネタ振りは失敗だったねー💧

自分はたまむすびに外山アナが入った時からどうも苦手で、その一つは喋りがガサツな所だった。完全に下町のおっさんで、単純に荒くて怖いし、すぐキレる。そもそもアナウンサーとして流石にどうなの?と思っていた。
以前放送中に食べた物を「ヤバい!美味しい!」と叫んでいて、40過ぎの大人のアナウンサーがそれ?とビックリした。
今回外山アナはメンタルも下町のおっさんだということがハッキリして、あーこりゃ苦手な訳だよと思った。良くも悪くも「人情」最優先。冷静な目線が無い。

そしてプロのアナウンサーとしての自覚の無さにうんざりした。
普段からTBSの番組にまるで興味を示さず笑いを取っていて、バラエティの話ならそれでいいけれど、今回のような刑事事件になろうという件に対して、一視聴者程度の関心と認識しかもっていない。
簡単に「ケンカ?指導?」「先輩後輩の中で解決すれば」と言っているけれど、スポーツ界での体罰の何が問題か考えてもいない。
指導の名の下に上の人間が下の人間に体罰をする。体育会系の厳しい上下関係は絶対だから、下の人間は物も言えない。密室の中でそれがエスカレートして散々問題が起きてきた。だからこそ何があっても体罰はダメ、オープンにする、という方向に向かおうとしているのだ。
「生贄」の件にしても「みんなで寄ってたかって苛めて酷い」と言うけれど、その「みんな」の中で一番力があってエゲツないのは明らかにテレビだ。簡単にインターネットに責任を押しつけるのは違う。そしてあなたはその一員なのだよ、という事を完全に忘れている。あなたはその「人の不幸は蜜の味」でご飯食べてるのだ。
そして「不倫」と「暴力事件」を同列に扱っちゃいかんでしょ。
今回の件について、まだ「そう言ってるらしい」という段階の情報を鵜呑みにして、パッと見ただけの印象で感情的に喋る。これは仮にも報道機関に20年も所属してる大人のやる事なのか?プロ意識ゼロか?
あまりにも馬鹿だ。

流石の瀧さんも今回はネタ振り間違えた上に、外山アナに引きずられてチラチラ本音が出てしまっていた。
瀧さんでも制御出来ないと、外山アナ恐ろしい。

それでも、曲の後にオープニングテーマの中から今日のメールテーマを決めるのに、途中傷について話題に出たので「今日のテーマは『ホッチキスの話』〜」と振った瀧さん、頑張ったなぁ(笑)

赤江さん、戻ってこないかなー。