温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「アンナチュラル」 6話 折り返し過ぎて箸休め回。なのに面白い。

5話、ミコト(石原さとみ)と中堂(井浦新)が決裂、ミコトは「UDIラボにいられると迷惑です」と言い放つ。
ええ〜⁉︎折り返し過ぎたとこであとはどシリアス対決展開なのー⁉︎とドキドキさせておいて、一転6話は東海林(市川実日子)との女同士の話。
この重さと軽さのバランスが上手いよなぁといつも感心する。
「人が不自然に死ぬ」という重いことがメインテーマであるからこそ、それでも人はそれだけにとらわれずに生きているのだと全力で描く姿勢がかっこいい。
過去に囚われたままの中堂が食事のシーンがほとんどないのに対し、一応納得したミコトはよく食べよく笑いたくましい。そうでないと人は生きていけないのだよね。
あくまでも「エンタメ」としてあの手この手で楽しませようというのがいいよね。

初回から異性間交友(合コン)の話から盛り上がり、仲の良さを見せていたミコトと東海林。が、ミコトはUDIラボに来てそう長くもないと明かされているので、2人は長年の友人というのではなく気の合う同僚といった関係だ。
そんな東海林が合コンに参加した次の朝、気づくと入った覚えの無いホテルにいた。そして横には合コンメンバーの遺体が。驚いた東海林はミコトに助けを求める、というのが6話。

ミコトと東海林の関係が女同士の仕事仲間としてリアルなのに理想的だ。
くだらないおしゃべりを楽しめるくらい馴染めていても、相手の触れられたく無いとこまでは踏み込まない。でも、その距離をちょっと間違えてギスギスしたりもする。考えの合わない所もある。タイプの違う2人だけれど、仕事には労を厭わないという共通点で信頼し合う。だからいざという時はきっちり組んで結果を出せる。
なんかホントリアルだ。女同士ってこんな感じ。人間確かに仕事が全てではないけれど、仕事というのは毎日の3分の1は時間を取るものだ。生活の基盤にもなる。そういうものに対してどういうスタンスを取っているかで、その人の人間性が見える。仕事ぶりが理解できれば、「お友達」なんかよりよっぽど信頼し合えるのだろうなぁ。
カッコいいー!

エピソードには昨今問題になっている、デートレイプと仮想通貨詐欺。脚本書いたのは半年は前のようだけど、このタイミングでドラマになるのが、鼻が効くってことなんだろう。

しかし、クズ男4人組、皆さん戦隊やライダー出身で、大ブレイクしないとこういう役多くなってしまってなんだか切ないわ💧
とくに犯人の人は「奥様は、取り扱い注意」でも過去にデートレイプをしていたという役だったし。大変だ。

箸休め回としながらも、久部(窪田正孝)が益々ミコトに惹かれて、なのにミコトは本気で久部を男と思ってないのが発覚したり、胡散臭いライター(北村有起哉)に久部が絡め取られたりと、本編もちゃんと進む。
さてつぎはどうでしょう?