温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「相棒 シーズン16」最終話 次のシーズンに向け、安心と不安と。

「相棒 シーズン16」が最終話まで終わりました。
人気の長期シリーズなだけに、毎シーズン有る事無い事色んなニュースを書かれる訳ですが、
今シーズンはやはり大杉漣の死去、という考えもしなかった出来事は大きかった。
うーん、まだピンと来ない。今画面に映ってないだけで時間経ったら出てきそうだし。
スズキで孫とおじいちゃんとおかーさんの設定、大杉漣がおじいちゃん役で出て何バージョンかやってたCMが、おかーさんバージョンを普通に放送してたので「ああ…」と思ってしまった。まだ、おじいちゃん版も放送してそうだ。

最終話では大杉漣が演じていた衣笠副総監を杉本哲太が設定、台本はそのままで引き継いで初めて演じた。
ツィッターなんかでは好評のようだけど、自分として違和感は否めなかった。
それは大杉漣じゃないから、ということでなく杉本哲太の芝居に迷いが見えてしまったから。
前半でも何度も出ていた大杉漣の衣笠副総監と同じキャラである以上、印象をガラッと変えるわけにはいかないし、といってモノマネする訳でもない、という落とし所を決めかねてる印象だった。
もちろん杉本哲太が足りないとかじゃない。大杉漣が亡くなった日から放送日まで3週間だったのだ。代役決めて、取り直し分含めていきなりチームが出来上がってるところに入るのがどれだけのことかくらいわかる。ちゃんとプロの仕事だったとは思うけど、それでも迷いは見えてしまったのはあった。
次回シリーズ、せっかく受けてもらったのだし衣笠副総監が今まで通りに出てほしい。
でも、哲太で違和感なくなったら泣いちゃうかもな。

最終回二時間スペシャル、珍しい内容だった。
だいたい「国家の陰謀」とか社会問題とか重い内容をぶっこんでくるのだけど、今回はレギュラー陣の中に容疑者が、といういかにもミステリーでありそうな話。
長いシリーズの1話としてこういうタイプの話を入れるのは面白いと思う。
でも話がつまらんかった💧
特にここ最近の「右京さんのキャラブレ問題」が出てしまったのがなあ。
犯罪に対する右京さんのスタンスが、エピソードによって変わってるなぁと思う事があって気になっていた。
「相棒」はなによりも「杉下右京」というガッチリとしたキャラクターがあっての世界なので、そこは迷わないでほしい。
今回、たとえ軽傷とはいえ一般人に警察官が怪我をさせたのだ。それをただ面白がって謎解きするのみというのは杉下右京としておかしい。
あくまでも「犯人の立場がどうであれ犯罪は犯罪」とブレないのが右京さんの格好良さなのだ。
みんなのトラウマ「ダークナイト事件」といい、右京さんは身内にも厳しくないとモヤモヤするから!

良かったのは冠城くん続投なとこですね。
大杉漣が亡くなったからとか仲間由紀恵が妊娠したから首がつながったとか散々言われてるけど、少なくとも視聴者で「反町隆史戦犯説」を唱える人をほぼ見ない。
長いファンであればあるほど脚本、演出の劣化は一目瞭然だから。
テレ朝はあと15年はやりたいと言っているとかいうアホな記事も見たけど、まあ、あと何シリーズかはやるでしょう。現役警察官に見えるうちはね。
反町登板で、ゲストに寺脇やミッチー出してくれればいいかな。

ちなみに本日の夕方再放送は伝説の鬱回「ボーダーライン」です。
何度目だ?(笑)
これくらいのレベルの話をまた新作で見たいです。
そこまで頑張って👍
ではまた10月に!