温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「シグナル 長期未解決事件捜査班」 第1話 なんか、惜しい!でも巻き返しそう

火曜9時、いかにも関テレ枠っぽい雰囲気のドラマが始まりました。
事前情報は「坂口健太郎初主演」と「韓国ドラマリメイク」というくらい。
なんか15年前と今がどーのこーのと言ってたような…?
こういう感じの事件物は割と好きなので見てみよう〜。

全体にブルー系の抑えた色調の画面。いかにもシリアス事件物っぽい。
坂口健太郎が「あの時〜」と回想ナレーションを入れると過去へ。子役の男の子がいかにも育ったら坂口健太郎になりそうで納得キャスティング。
1995年雨の日、クラスメイトの女の子が皆が帰る中傘が無くて一人佇む。傘を貸そうか迷う主人公、しかし勇気が出ないうちに一人の女性が女の子に近づいていくのを目撃する。そのまま女の子は行方不明に。
15年後の2010年、主人公健人はおどおどした少年から一変、冷静なプロファイリングを身につけた警察官になっていた。

滑り出しの雰囲気は悪くないんだけど、ちょこちょこ「???」となる点があって飲み込みに時間がかかる。
そもそも何で「2010年」設定なの?……と思ったら、時効設定のせいなのかー!日本では凶悪事件は時効撤廃されて韓国と違うんだよね。
ちょうど日曜に「私が犯人です」をWOWOWで見て、その辺のところをどう落とし込むか難しいなぁと思ったんだった。
時効撤廃って現実ではいい変化でも、物語を作る上では枷が無くなるのはやりづらそうね(笑)
そして坂口健太郎がいきなりスクープ記者にネタを流してて「え?警察官じゃなかったっけ?」という疑問が。
こういう職業柄の取りがちな行動っていうのもお国柄が出そうで翻案難しそうね。

結局女の子は遺体で発見されるが、容疑者は行方不明のまま15年が過ぎる。
そしてある時健人は自分に呼びかける無線機に気づき、その声に言われた通りに探して容疑者の遺体を見つける。
声の主は15年前の事件当時担当刑事だった大山(北村一輝)。謎の無線機が15年の時の差をつないで未解決事件の謎解きのキッカケになっていく。

あ、そういう超常現象ありな世界観だったのか。事件物でそのパターンってちょいちょいあるけど、そこの説明で視聴者を納得させられるかが鍵だ。ある意味反則だしね。
その点で「シグナル」はちょっと弱いかなー?
過去と現在のシーンが交互に出てくるのだけど、色合いが変えてあるわけではないので、切り替わった時のテロップと出てる人間の見た目で判断しないとならない。
そして無線機についても大山が普通に健人を名前で呼んでるのはなぜ?と思ってしまった。
よく考えればわかるのはわかるんだけど、ちょっと説明足りない感じ。惜しい。

事件の進行についても、口元に特徴のある人が真犯人役なので顔を隠して口元だけ映してもわかってしまうし、そもそもその前に誤認逮捕された容疑者役と比較すると、俳優の知名度で「あー、誤認逮捕ね」とわかってしまうのがなぁ。
そして時効まであと1時間ちょっとだというのにのんびりしている刑事達とか、「動けよー!」と突っ込んでしまった(笑)

と、ちょこちょこ微妙なとこはあったけど、全体にとしては先も気になるし、状況もだいたいわかった。とりあえず視聴は続行かな。
なにより俳優陣が結構いいです。
いまや、胡散臭い上司といえばこの人渡部篤郎、気の強い役がいい吉瀬美智子、珍しく野獣系じゃない北村一輝、そして初主演坂口健太郎
坂口健太郎はあまり演技上手い印象なかったんだけど、「コウノドリ」で1期に比べて2期で凄く上手くなっていておー!っと思ったので期待。
惜しいのは滑舌が悪いところだよね💧土屋太鳳みたいに手術したほうがいいかもよ。
でもなかなかいい。韓流スターっぽいし(笑)
優男のイメージなのを、どこまで出来るか楽しみです。