温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。タイトル変えました。

うーん、北川悦吏子はもはや老害と化したなぁ……

先週の6週目36話とんでもない展開だったので、さすがにこれ以上はそうそうないだろう、ご都合展開でお茶を濁すんだろう、と思っていたら、甘かった。
月曜から軽々先週を超えて来てもはや不快しかなかった。ある意味凄いです、先生。この人はこれワザとやってるんじゃないの?と疑ってしまったくらいで💧

ツイッターで「時代考証警察」とでも言うような人達が「この時代にこれはないはず!」と色々突っ込んでいて、確かに90年代というまだ記憶が鮮明な人がたくさんいて資料もある時代を描くのに雑だなぁとは思う。
でもね、もうそういう細かいことはどうでもいいくらい脚本そのものが雑なのですよ。

そもそも北川悦吏子という脚本家はブレイク当時、女子の繊細な心の動きを描けるというのと時代を描くセンスの良さという点で評価された人ではなかったのか?と思うのだけど(あ、自分は全くそうは思っていないし、あくまでも世間ではそうだったという事ですが)、久しぶりに見る北川脚本には何一つ「心の機微」とでもいうような繊細さなどなく、ただ無神経なキャラがたくさん出て、無神経なセリフを吐き、無神経な行動を取る、というとても朝見て元気が出るような部分の無いもので……。

今日、37話では「ペンを持たせる予定はない」「お前は炭水化物要員だ」と秋風羽織に言われて逆上した鈴愛が、秋風の原稿を人質に取り「騙された!」と逆上するところからスタートという、とても月曜とは思えない始まり。
さらに「騙されたとビラを撒いてやる!セクハラもあったと嘘には嘘で太刀打ちしてやる。真実なんてどうでもいい。そんな評判たったら秋風羽織の名前に傷が付く!終わりだー(アハハハハハ)」と秋風を脅すのだ。
それを見て「ああ、もう北川悦吏子は終わった人なんだなぁ」と実感できた。

この時代にまだ「セクハラ」って使わないでしょと皆さん突っ込んでたけれども、そんなのはもう毎度のことなのでいいんですよ。
それよりも、この「セクハラ」という事に対して世の中がこれだけ反応している時代に、主人公にこういうセリフを言わせてしまう時代感覚の無さ。そこでもうこの脚本家は終了としか言えない。

騒動になった某メンバーの強制わいせつの件について、主に70代以上の著名人が「のこのこ行った被害者が悪い」「キスくらいで騒ぐな」と堂々と言う。それも女性でも。
そしてある有名女性2人の対談で「だいたい仕事できる面白い人ほどエロい事を言うよね」「セクハラとかいちいち言ってられなかったよね」「そういう時代だったよね」と言っていたという記事。
そういう記事を見て凄くイライラしていて「生存者バイアス」という言葉を初めて理解した後だったので、主人公にこんな事を平気で言わせるこの脚本家ももうそういう年寄りと同種なんだなぁとウンザリした。

メンバーの件でも財務事務次官の件でも被害者を「ハニートラップだ」と貶める論調が無くならないのがまた腹立たしいのだけど、その発想は正にこの鈴愛の言い草と全く同じだ。
「女なんて他人を貶めるために被害者ぶって嘘をつくものだ」という考え。
そんなくだらないセリフを朝ドラのヒロインに高らかに言わせて面白いと思う感覚。反吐が出そうだ。
これがギャグだと思ってるなら頭オカシイね。

朝ドラヒロインなんて、バカでも未熟でも構わない。だけど魅力的でなくては意味がない。
「セクハラと騒いであんたを貶めてやる!」と笑うヒロインのいったいどこに魅力があるというのか。
もはや北川悦吏子は前時代のカビ臭いオヤジそのものだ。クリエイターとしてはとうの昔に終了している。

もう豊川悦司でも星野源でも中和しきれない気持ち悪さ。
この朝ドラは腐ってる。