温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「半分、青い。」 朝ドラ受けがフォローにならず、粗がバレてる(笑)

毎日の出勤、理想は8時20分、現実バタバタで8時30分に家を出ている。朝の10分って大変だよね(笑)

なので「あさイチ」のオープニングトークは大体毎日見ているのだけど、案外朝ドラ受けをやっていない。まあ、途中で華丸さんが唐突にネタ振りしてることもあるのだけど、うーんどうかな?と思ってる。
あくまでも「朝ドラ」と「あさイチ」は別の番組でジャンルも違うのだから、繋ぎとしての朝ドラ受けはありだけど、半ばであんまりやると「視聴者をこっちの番組に集中させようよ」と思ってしまう。
とはいえ、昨日朝ドラで律と正人がモデルのポージングしてたのを「あさイチ」内で華大の2人が真似てたらしいのを知って「見たかった…」と思ったりしちゃうんだけど(笑)

で、本日久しぶりの朝ドラ受けがあった。
秋風の身体が悪いんじゃないかと律にこぼす秘書菱本。泣く彼女の背中にそっと手を当て慰める律。そこに鈴愛が入っていて親密そうな様子を見て驚く……で続く、の展開に、
「あの2人、いつのまにあんなに仲良くなったの?」と大吉さん。
「今日急に」
と答える華丸さん。

あー大吉さん、言っちゃダメ〜!そこがこのドラマの根本的な問題だから〜(笑)
そうなんだよねー、このドラマ話の展開めちゃくちゃだから。それに視聴者がイラついてるのに、大吉さんウッカリ本当のこと言ってしまった。元々あまりドラマ見ない人だそうなので、素直に不思議と思ってしまったんだね。
まるで王様の裸を指摘した少年のようだ(爆)
そして、朝ドラ好きの華丸さんも気持ちはわかるけど立場上もっとフォローしないと!
なんとか「木曜は話が急展開するんですよ『ムービングサーズデー』です(笑)」とフォローしてたけどしきれてない。
でも『ムービングサーズデー』のパワーワードはウケたなぁ。さすがドラマ好き‼︎わかってらっしゃる。

大吉さんは好感度高い人だけど、基本バラエティではブラックな突っ込みが売りだ。
なので「あさイチ」での朝ドラ受けは中々やりづらいらしい。さすがに普段通りのノリは控えてるようだ。
先日の話で、喫茶店で女性といる律を見かけてズカズカ寄ってく鈴愛の行動が「えーっ」って思ったけど、あさイチでは言えなくてそのもやもやをたまむすびでさんざん話してた。
「あそこはスルーしてあげるでしょう」とお怒りでした(笑)

が、そんな気遣い屋の大吉さんもドラマを見慣れてないからかウッカリ口に出してしまったくらい、今日の律と菱本の接近は唐突だった。
自分としてはもう「はいはいまたですか( ̄д ̄;)
」と思うしかない。慣れた。

この脚本家のドラマは色々欠点があるけれど、1番大きい問題は単純な事だ。ドラマとしての作りが甘いのだ。きちんと筋道を立て話を進める、それができてない。
今回の律と菱本の急接近もそう。あさイチゲストの時、井川遥は「菱本は私と同じくらいの年齢設定だと思います」と言っていた。
「思います」の段階でまず盛大に突っ込まれていた。キャラ設定適当か!って。
例え視聴者には年齢を明かさないにしても、どういう人間かはキチンと設定しなくては俳優もやりようないだろうにそこがどうも怪しい。
ま、それは置いといて、40代であろう働く大人の女性がまだ2、3回しか会っていない18歳の大学生相手に昼間から突然酒を飲んで愚痴をこぼし泣く。かなり無理のあるシーンだ。
じゃあドラマとしてこのシーンを成立させるなら、なぜそんな事をしたのか、そんな事をしそうなキャラなのか、そういう説明がその前に入らないとならない。それがいつも全く無い。あるいはあとで「実は〜」と入れる。それがドラマ見てる側の生理的にとても気持ち悪い。
たまになら後出しもアクセントになるだろうけど、ある時は毎回後出しだ。
先日の秋風が方向音痴設定も「え?そんな事言ってた?」、もっと前鈴愛を心配する母親が「子供の頃自転車で危ない目にあったから心配で離したくない」と言うのも「え?そんなシーン無いよね?」といつもこんな調子。
基本的な伏線をつかったストーリー展開が全く出来てない。

逆にたまに入れるとつじつまが合わない。
いきなり「トークショーをやる」と言い出した秋風の事を菱本は「ご自分の命のあるうちにファンに会ってみたくなったのでしょう」と言っていた。ものすごーくベタなフラグの立て方だ。
が、今日の回では秋風に向かって「先生はトークショーやると言ったり連載断ったり最近おかしいです。もしかしてガンが再発なさったのですか?」と言っていた。
おいおい、命短いの知ってるんじゃないのー⁉︎前言わせたセリフ忘れてるとしか思えない。
いつもいつもこんな調子なのだから、面白いと思える訳がない。
今日の回で律と菱本が急接近したのは、ドラマが恋愛モードになったので鈴愛と律にお互いを異性として意識させる為たまたまいた菱本を使っただけなんだろうなってすぐわかっちゃうからつまんないのだ。

もちろん他にも欠点は色々ある。
ドラマなのに絵面や会話で見せず、全てナレーションで説明してるのもうっとおしい。
例えば今日なら、わざわざこの時代は携帯もメールもSNSもないから直接電話が大事だったとナレが延々と説明していた。
なのに鈴愛も友人の奈緒も電話を「はいもしもし」と取る。この時代の固定電話ならその後名乗るのが普通だ。「はいもしもし、秋風ハウスです」と。偉そうにナレで全部当時の風俗の説明をしておいて、ドラマのシーンは現代丸出し。そういうところが雑なんだよね。ちゃんと当時の空気を出せるドラマなら、そんなナレ無しで、キャラの行動でちゃんと見せるはず。あー、この頃の家電話はちゃんと名乗ったなぁ、時代は変わったなぁと。
そしてそれだけナレで説明する割には時代考証が甘くて突っ込まれてばかり。「あまちゃん」のように当時ネタをサブカル的に上手く入れ込めばドラマのアクセントになるのに、そもそも間違いだらけで中途半端なのだ。
ナレ自体も「あまちゃん」の夏ばっぱの方がずっといい。キャラに合わせて淡々としていて邪魔にならない。現行のはただでさえ多いのに無駄に感情入っててうるさいのだ。脚本がダメなら演出もダメかー。

そして、脚本家のファンはこの人の書く「ステキっぽいセリフが好きなのだろけど、それもなぁ……。
菱本が秋風に「私より5分でもいいから長く生きてください」と言っていたけど、ついこの間「越路吹雪物語」で越路吹雪岩谷時子に似たような事言ってたよ。漫画家と秘書、スターとマネージャーと関係も似てるね(笑)

さすがに先日の原稿捨てるだなんだのアホ展開はこのところ少ないのだけど、そうすると今度はなんの引っ掛かりもない、出来の悪いストーリーだけのドラマになる。あー、どっちに向いても救いがない。
ひたすら「あー、豊川悦司カッコいいなぁ」と心を無にして眺める努力をしている。
が、無になりきれずイラっとしている(笑)
そんな忍耐の日々に思いがけず大吉さんが素直にこのドラマの重大な欠陥を指摘してしまったのは痛快だった(笑)
よし、朝ドラ受けのヒットを期待しながらもう少し頑張ろう〜!
何の修行なんだー???(爆)