温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

映画「亜人」ざっくり流し見、綾野剛が楽しそうだなー、おい(笑)

週末、WOWOWで実写「亜人」の放送があったので録画して流し見した。

いや、ちゃんと見ないであれこれいうのも失礼だとは思うけど、怖いかも〜と思って💧

基本的に暴力描写や猟奇描写苦手なんですよー。でも佐藤健綾野剛のキレキレのアクションや城田優川栄李奈の身長差対決は見てみたかったから、おそるおそる見てみたんです。

で、感想。

 

綾野剛、楽しそうだなぁ、おい!(笑)」

 

これにつきます(笑)

 

幸い、グロ描写はさほどでもなく、というよりも綾野剛演じる佐藤が自分の腕をぶった斬るシーンとか「チャチィ…💧」としか思わなかった。そもそもR指定ついてなかったね。

知り合いの綾野剛ファンが「見ててキツかった」と言っていたので必要以上に怯え過ぎてました。

ストーリー展開はまあ、うん、予想通り(笑)

そもそも特殊設定の長編しかも終わってないマンガを実写化してできの良かったものは存在しないし(爆)

レビューで評価してる人はアクションメインにした事を褒めていて、確かにそれしかなさそうだなぁと思った。

とはいえ、アニメ見た時も思ったんだけど(数話見て挫折したけど💧)、人類の亜種を出すマンガってたくさんあって、それがマイノリティへの差別や迫害を重ねているのはわかるんだけど、他の作品とくらべて「亜人」の「絶対に死なない」という設定がチート過ぎて、そもそも原作はどう決着つけるのかー?というレベルなので、2時間の映画にして話を終わらせるのが無茶な企画としか思えない。喰種だって巨人だって強くても死ぬんだからさー。

 

その結果、映画では「死なない」上に圧倒的な戦闘力と頭脳を持つ佐藤の無双っぷりをひたすら眺める事になる。薄ら笑いをうかべながら綾野剛がただただモブを殺し続けるという💧

あまりになすすべもなく殺されていく上に、制服だったりスーツだったりと無個性に仕立てているので、逆にリアリティが無くてゲームみたいに見える。あえてやってるんだろうけど。

で、「うん、綾野剛は楽しそうだ」としか言うことがない(笑)

この佐藤という役は、原作では初老の男なので当初は「綾野剛?若くない?」と思ったけど、このアクションを見るとさすがにある程度若い人でないと無理かもなぁと思った

 

で、そんな佐藤の無差別テロを同じく亜人である主人公永井が止めるというだけの話なんですよ、この映画は。深みとか一切なし(笑)

佐藤は亜人であることで日本政府に拘束され、20年間ありとあらゆる人体実験の対象にされたことで日本そのものへの復讐を企んでいる。その手駒として他の亜人を助けて仲間にしているのだが、永井はそれを断ったため敵対する。

そこがもう無理矢理すぎて💧

元々ただの研修医であった永井は殺人も好まずに佐藤の誘いを断るのだが、それだけで佐藤が永井を敵とみなすのがねー。だって亜人である以上死なない訳で、本気で日本政府への復讐をするなら、永井を倒そうと戦う時間は無駄でしかない。主人公である永井を戦闘に巻き込まないと話が進まないからそのために佐藤が仕掛けてるようにしか見えない。

そして、周到な準備をしている佐藤が戦闘能力が高いのはいいとしても、何故永井が佐藤と対等に戦えるだけのスキルがあるのか?だからただの研修医なんだよ?

原作の設定はわからないけど、少なくともこの映画内では、亜人は死なないのと謎の黒いスタンド(笑)を出せるというのが特殊能力で、身体の出来そのものは普通の人間と変わらないのだ。だからこそあらゆる人体実験の被験者にされ苦痛を感じながらひたすら殺されて生き返るを繰り返させられる訳だし。佐藤健綾野剛の役が『佐藤』なのでややこしい💧)にアクションやらせたいのはわかるけど、だったらここまで動ける理由づけをしとこうよ。

 

同じ事は川栄李奈演じる下村と城田優演じる田中の戦うシーンでも思う。

実は亜人である下村は厚労省役人戸崎の秘書兼ボディーガードなので動けるのはありだ。けれど城田優のようなデカイ男を後ろ手に捻りあげるのはさすがに不自然だろう。田中も亜人なのだから身体的設定は同等、そうしたら体格差がモノを言うはず。アクションの展開が無理矢理なんだよねー💧

そもそも亜人である下村がなぜ政府内にいて、同じ亜人と敵対するのかの説明があやふや。

尺の都合で必要な説明までバッサリやってしまっては見てる方は困るしかない。

 

とまあ、ストーリーはツッコミのみ(笑)

でもストーリーへのツッコミ受けるのはもう製作者もわかっていて、話はあっさりにしてその分アクションで見せたるぜーという割り切りすら感じる。ある意味いさぎいいかも(笑)

今の20代で一番動ける佐藤健と30代で一番動ける綾野剛が、どちらもキレキレに仕上げてきて存分に見せるアクションは、そういうのうとい自分でも「おお〜っっ!」と思いました。

亜人は深手を負って戦闘不能になると、一旦致命傷を自らおい一度死に生き返ることで再び戦闘可能にするという方法を取る。

そのため佐藤健綾野剛も裸のシーンがあるのだけど、どちらももう仕上がりバッチリのバキバキの筋肉を見せていて、きっとやってて楽しいんだろうなぁとなんか羨ましさすら感じました(笑)

綾野剛のあまりの腕の太さに「あー、もう周防さんはどこにもいないなぁ」と「カーネーション」脳の自分は思ってしまいましたけど(笑)

言いたかったのは、結局それかー!(爆)

とにかくアクションメインなので、せっかくの川栄李奈も演技をどうこうというシーンはほとんどなくやはり見せ場はアクションのみ。いや、なんかもったいないなぁ。これだけ動ける女優さんは貴重なのだろうけども。

 

そんな感じで、自宅で突っ込みながら見る分には結構楽しめました。

アクションサイコーだぜー!(爆)