ドラマ化発表されたとき「えー?今⁉︎」としか思わなかった。
なぜ今「黄昏流星群」?
むかーし、原作を読んだことがある。買ったのではなくて、どこかお店とかに置いてた物だと思う。ドラマのあらすじを見ると、おそらく 1巻の最初のエピソードだ。読んだ記憶がある。
そもそも短編連作なので、とても連ドラになる長さではないと思ったら、別の話かオリジナルなのか、かなり足されるらしい。
どうやるんだろう?
そんな好奇心のみで見てみた感想は、
「古い💧」
そもそもの原作がバブル期なんじゃないかと思うけど、この銀行の出世争いの話って今やってもなー。
ちょうど前クールに「ハゲタカ」「ラストチャンス」と銀行員物だったけど、みんな戸建に住んで奥さん専業主婦だったわー(笑)
でも、左遷された事を妻に言えないとかってもう古くないか?そういう時代じゃないしねぇ。
そんな中1番ツボったのは、佐々木蔵之介が社内の研修で久々にあった同期の役でますだおかだの増田英彦が出てたこと。
実際に大学出て入社した広告代理店で同期だったってのは有名な話だよね。
そこ狙ってきたのかー、うん、頑張るとこ違うよね(笑)
結局そこが1番印象的だったという(笑)
佐々木蔵之介の設定の50歳のサラリーマンの人達でも心情に同意出来なそうな気がするけどどうだろう?
そもそも弘兼憲史って団塊の世代なんだっけ?ちらっと見るどの漫画でも男女の関係の描き方が「なんかなぁ?」というとこが多くて、でもあれだけ売れてるって事は、自分が受け入れられないのは世代も性別も違うからかなと思ってた。
今回の佐々木蔵之介が黒木瞳を部屋に招き入れてすぐさまキスをしたとことか、凄く弘兼憲史っぽいなーと思ったなぁ。このガツガツした描写って弘兼憲史によくあるけど、男性からしたら「うんうん、わかるー」って感じなんだろうか?
原作はさすがによく出来てて、読むと先まで読んでしまう力はあるんだけど、好きかっていうと「うーん…?」と思ってしまう。だから自分で買った事はないんだよね。好みではないかな。
一方、妻の中山美穂の方も、大学出てすぐ結婚出産してずーっと専業主婦で娘離れできてないという設定だけど、だから一昔前じゃない?
しかも若いイケメンと恋に落ちるとか、今やるネタなのかなぁ?
以前、小泉今日子主演のドラマで黒木瞳が同じような役やってた。娘の婚約者に惚れられるというとこまでおんなじ。
女性として見てもさーっぱりワクワクしませんが(笑)
結局、なぜ今「黄昏流星群」なのかがよくわからない。
視聴率取るためにドラマをリアタイする率の高い4〜50代を狙ったってことだとしても、そもそもその上向けの原作だし。
そして若者を呼び込む気は一切なさそうだしなー。
本当によく出来たドラマって、ターゲット世代以外が見ても充分面白い。自分も子供の頃大人のドラマを見て「おお〜」って思ってたし。
なんか、そういうのを見たいんだよねー。
ターゲット絞らなくても面白いドラマ。
まあ、難しいのはわかるんだけどねー。