日付変わったから木曜の1日ですね。
ネットニュース見てたら10月29日に新刊出てた事を知り、慌てて帰りに本屋さんへ。
「大奥」16巻。
基本年一冊ペースなのでてっきり年末かと思ってた。眠くても週末までなんて我慢できずすぐさま読み始める。
15巻は女である十四代将軍家茂へ降嫁した和宮が女だった、何故⁉︎……というところで終了という焦らしプレイ。よっぽど雑誌買っちゃおうかと思ったし!
男の宮様が来るはずが何故女なのか?この女は何者なのか?から始まって、幕末のどうしようもなく動いていく時代の中で多くを背負いながらも自分の道を全うしようと生きる人々が描かれる。
毎回、知られてる歴史上の出来事をどう落とし込むのかが楽しみ。
この巻では、一般的に仲睦まじかったと言われる家茂と和宮を両方女性に設定したことでどう話を繋げるのかと、前巻で十三代家定に「心が無い」とまで言われた一橋慶喜をどう持っていくのかが見どころ。
しかしまあ慶喜の扱いが酷くて笑うなー。
割とどの話でも慶喜って聡明だけど冷たいってキャラになりがちだけど、それはあっさり大政奉還をしたところから来てるのかな?
「西郷どん」の松田翔太慶喜もわりとクールキャラみたいだし、見とけばよかったなー。
「大奥」は正に大河ドラマで大きい流れにワクワクする。
そんな中でもいかにもよしながふみらしく、必ず食べ物ネタが入るのが好き。
基本的に京の公家は身分は高くても台所事情は苦しく、大奥にやってきて豪華な支度や豪勢な食事に驚くエピソードが多い。
今回は家茂の差し入れのカステラに、クールに振舞いながらもその美味しさに和宮がびっくりするエピソードが凄く良かった。
どんなに身分が高かろうが美味しい物にはみなほころんでしまうんだなぁ。
あー、早く続きが読みたいけど次巻は夏かー。
この家茂は若いのに聡明で人格者に描かれているけど、若くして亡くなることを知ってるから辛い。多分次にはもう十五代になるだろう。
あー、気になる!