温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。タイトル変えました。

「黄昏流星群」何とか完走!確かにツッコミ楽しめたー(笑)

遅れながら今期ドラマを消化中。
さて、何かと話題の「黄昏流星群」完走しましたー!
初回見て「え?いまどきこのノリはどーなの??」と思ったのだけど、その分気楽に見れたし、登場人物の誰一人として「あーわかる〜」と思えないのが逆に楽しかった(笑)
「たまむすび」で赤江さんと華丸さんが盛り上がっていたけど、あれは本当に共感してたんだろうか?自分的には「ないわー」を楽しむドラマと受け取ったけど。

元々の原作は短編なので、連ドラにするのにオリジナル要素が多く投入されたのだけど、とにかくそれが元の要素と合わなくてツッコミ所になっていた。
弘兼憲史の漫画っていかにも団塊世代のマッチョなオッさん向けに描いてるものなので、世代も性別も違う人間からすると「うーん?」と思うとこは多いのだけど、物語としての作りと引きは流石に上手い。
が、そこに原作にない「妻・中山美穂」側のストーリーとして「女性の憧れ王子様願望」を足したのがもう合わなくて!水と油。が、それがツッコミを引き出して逆に楽しめるというのが…。狙ってたとしたら上手いよね(笑)

主人公佐々木蔵之介(結局、役名が入ってこないのがねー💧キャラに感情移入できてないからだなぁ)が旅先で出会った黒木瞳と再会し恋に落ちる。
原作はどの物語もある意味でハッピーエンドというか、色々失っても黄昏世代が新たなスタートを切るという話。
このドラマの原作では大学教授と不倫してた娘はしゃらっと条件のいい相手と結婚し、式の主賓にその教授を呼ぶしたたかさを見せ、離婚を切り出された妻は財産の大半を持っていく。そして家族も財産も失った代わりに主人公は恋をした相手と新しい全く違う生活を始めるのだ。
が、ドラマでは妻に中山美穂をキャスティングしたためこちらにも見せ場を作る必要が出てしまい、理由もわからないまま娘の婚約者に惚れられるという夢展開。さらに不倫に敏感なこのご時世に娘のエピソードをそのまま使う勇気はなくこちらも純愛にしてしまい、大学教授についていってしまう。
結果、親子3人それぞれの不倫相手とリスタートというご都合なオチ。
とにかくオリジナルエピソードが下手すぎる。なんだろう、ベテランで売れっ子脚本家なのになぁ。

恋愛ドラマに必要な「恋の障害」のつけ方も斬新だった。
佐々木蔵之介の娘に「父と別れてください」と言われ思い悩む黒木瞳
そんなおり不調を感じ病院へ。前からフリがあったので何か重い病気?不治の病展開なのー?と思うと、まさかの糖尿病!
いや、糖尿病の人に失礼を承知で言うけど、恋愛ドラマの障害が「糖尿病」⁉︎斬新すぎる〜。
というか、ある意味リアルなのか?中年の話としては。原作にあったのかなぁ?覚えてないけど💧
しかも驚く事に「迷惑かけたくない」と黒木瞳は1人身を隠す。
え?え?え?糖尿病でしょ??今時きちんと治療すれば命を失うような病気じゃないよね?
施設に入っていた母親の介護が大変だったからそういう迷惑かけたくないという事だけど、あれは認知症があったからで、糖尿病だけならとにかく適切な治療すればいいのでは?
そしてお約束通りに港町に流れ着き漁港で働くのだが、そこでまた「面倒見のいい女性by美保純」というお約束通りのキャラが。
一見ぶっきらぼうだけど「あんた、糖尿病でしょ?お弁当の内容でわかる」と負担の少ない仕事に変えてくれたり、倒れた黒木瞳の病院の手続きをしてくれたり。
挙句に大切に仕舞われていた蔵之介の名刺を見つけ、黒木瞳がここにいますけど?というお知らせを名刺の銀行にハガキで送る。

おーい、どこからつっこんでいいかわかんないよー!(笑)
漁港といっても千葉、弁当に気をつかうくらいなら医者に行ってお願い!
そして、どう見ても訳ありで身を隠したのがバレバレな黒木瞳の居場所をハガキで、しかも職場に送る⁈せめて封書にしてー💧
すでに蔵之介は辞めていたので、銀行からご丁寧に自宅へ送ってくれる。
そしてなぜか揉めもせず円満離婚した妻中山美穂に譲られていた立派な一戸建てに届く。
そしてわざわざハガキの内容を蔵之介の携帯に電話でお知らせする中山美穂
かくして蔵之介は黒木瞳の居場所を突き止め涙の再会となる。
……いやー、なんてご都合な伝言ゲームの完成なのか!すばらしいわ‼︎(爆)

そして3年後、蔵之介と黒木瞳は田舎でヘルシーメニューを出すおしゃれカフェを2人で営み、中山美穂はパン屋で働きながら娘の元婚約者と交際中というなんだそれ?の結末。
糖尿病はどこ行ったんだよー!ヘルシーメニューとは言え、飲食店で立ち仕事できるレベルなら身を隠す必要がそもそもないよね?
そもそも蔵之介は不倫相手に黒木瞳に平気で妻や娘の思い出話をする無神経キャラ。
それをニコニコ聞いている黒木瞳はまさにおっさんの夢の中にしかいない、主張しないじっと待ち耐える昔ながらの日陰の女。
そんな日陰の女をわざわざ探して表にだしてやったんだぜーというドヤ感がもう!
はいはいおじさんよかったよかったヒーローになれてプライド保たれたねー!というオチ。

そして妻側のご都合な自立ごっこも本当に離婚を悩む専業主婦がみたら怒るよ💧
パートすらしてない完全な専業主婦で娘に依存していたのが、娘が出てって旦那の浮気疑惑に悩むかと思ったらさほどでもなく、わかりやすく男前の若者、しかも資産家の一人息子で弁護士と若くてもお金の心配無し!に見初められ新たな依存先を確保、旦那も立派な家を残して出てってくれるし、趣味だったパン作りを生かしてパン屋で働いて「働く女気分」は手に出来るしヒマは潰せるし生活も困らない。あるかい、そんな展開!

なんかねー、弘兼憲史の「おっさんの妄想」と女性脚本家の「いくつになっても女性の夢は白馬の王子さま❤️」が上手く混ざらず悪臭放つ珍味が出来上がった感じなんだよねー。
何かもう「はいはい」としか言えない感じ。
全10話で壮大な夢コントをありがとう!

しかし、こういうの受けてしまった俳優さんはどんな気持ちなのかしら?
視聴率がイマイチだったので役についてとかのインタビューも少なかったし、もうひたすら「仕事だから」と思ってやるのかなぁ?
逆にここまでくると楽しくなってくるのかも。

なぜか低視聴率の戦犯を中山美穂にした記事も多くて、別にファンでもないけど何だかなぁとも思ってた。
中山美穂が叩かれるのは「子供を置いて離婚して自分勝手なオンナ」というイメージからなんだろうけどさ、自分の不倫で離婚した袴田吉彦がバラエティに引っ張りだこで俳優業も順調なのと比べると、世の中やっぱり男に甘いよなぁとつくづく思う。
ドラマの不評の責任はスタッフから出演者全てにあるはずが、主演俳優が叩かれがちなのもモヤモヤしてるけど、このドラマでは佐々木蔵之介が叩かれる記事はほとんど無く中山美穂ばっかりだったのが、本当にモヤる。

「黄昏流星群」も男視点が強い原作だけど、原作の主人公はそれなりに痛い目にあって、唯一残ったのが新しい恋だったので物語として成り立っていたのに、そういうとこ取っ払っちゃって都合のいい甘々なドラマになってたけど、ドラマ自体に対する評価まで男目線とはねー。
色々な点で突っ込めるドラマだったなー。

とりあえず、お疲れ様でした。
ある意味面白かったー。