温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「トクサツガガガ」第1回 面白かった〜♪けどテレ朝じゃないのね(笑)

NHK金曜10時「ドラマ10」、1月は漫画原作の「トクサツガガガ」。
「透明なゆりかご」「昭和元禄落語心中」と漫画原作という以外の共通点のない作品たち。
でもみんな面白いわー。
NHKのいい意味での制約のなさがとても生かされているドラマ枠だと思います。

面白いけど見るのに気合がいる前2作にくらべ、こちらはコメディ。
疲れ果てた金曜の夜見てめっちゃ笑えて元気出た。
原作は読んでない。たまたま電車の広告で「新連載開始!」というのを見たのを覚えてるけど、もう4年も前なのかー。

商社勤めの主人公仲村叶は特撮オタク、略して特オタだが周りには隠している。
そんな隠れオタの日々の悲喜こもごもなエピソードが描かれているのだけど、あるあるがいっぱいで笑える。

自分は特撮はさほど知らないけど、基本隠しとくとか、友達欲しいとかはよーくわかる。
オタジャンルは色々あって、男女問わず交流楽しめるときもあるし、同性の仲間ときゃいきゃいしたいこともある。
特オタは圧倒的に男性多数だろうから、オタの中でもマイノリティっていうの難しいところもあるよね。そういうエピソードあるかわからないけど、女性ってことでなめられたり下心もたれたりもありそうだ。
それでも一緒に盛り上がる相手欲しいのよ!
自分も昔、ジャンル全然違うけど友達欲しくてイベントのあと出口で1人で来てる人狙って話しかけた事あったなぁ……(遠い目)

叶は基本生活が特撮のために動いているのがありがちー。
節約のため毎日お弁当作ってて「女子力高いよね」って言われてるのに、お弁当が映るとガッツリ茶色の残り物節約弁当で笑った。
細かいところまでこだわってる〜。
人目のあるとこでガチャができずうろつくとか、カラオケの選曲とか、ガチオタじゃなくてもわかる人多そうだ。

ツイッターで「今時特オタなんて隠さないよリアリティない」っていうツイートを見たけど、わかってないなー!と思った。
つぶやいてた人は多分男性だと思うけど、まだまだ世の中、特に堅めの職場ではそして男性もあるだろうけど女性はそれ以上に外側固めないとやってけないんだよ。上にも下にも男性にも女性にも。
商社の制服OLなんてなおさら!
自分はそういうのユルい職場だけども、それでも様子見て加減するし相手も見る。
職場のカラオケは好きな曲ではなく場が盛り上がる曲選ぶしね。
現実は素の自分をさらけだして生きてけるほど甘くないんだよー!(笑)
好きなものに真っしぐらなのは悪いことじゃないんだけど、他人からそれがどう見えるかがわかってるくらいにはちゃんと大人なんだよね。

そういうリアルさをさらに後押ししてるのが、劇中の特撮シーン!
いやー、ニチアサかと思いましたよ(笑)
NHK、お金かけてるなーガチだ!
というかなぜテレ朝でやらなかったんだろう?
この漫画は絶対アニメより実写向きだけど、その実写が上手くいくかは特撮シーンの出来にかかってる。
そもそもナレーションが鈴村健一だし(というか、聞いてすぐ「ん?鈴村健一かな?」と分かった自分もダメだ笑)、主題歌ゴールデンボンバーだし、悪役の声は関智一だし、協力東映だし、本気も本気!(笑)
特撮つながりでせっかく番宣番組に純烈使ったのがスベったのは残念だけど、いやーこの無駄な本気素晴らしいです!

そして叶役の小芝風花良かったー!
「あさが来た」とかではさほど?って思ったけど、振り切っててえらい〜。
原作の絵柄のイメージとかなり違うタイプなのに頑張ってんなー。
こういうのはとにかく主人公の出来にかかってるから、この調子でガンバレー!

どうやらオタ仲間となる倉科カナはどんなキャラか楽しみ。
ワンシーンだけの職場の地味目先輩がわざわざ木南晴夏ということは、彼女もお仲間になるのか?
オタバレのハラハラや意外感を味わうには、なるべく事前情報なしで見たほうが楽しめそうですね。

いやー、どんなかなー?な感じで見始めたら面白かった〜。
ドラマ10、外さないわー。
次回も楽しみです。