温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。タイトル変えました。

宇多丸さんが流石だなぁと思ったこと

ツイッターのまとめで、男女コンビの男性のメンバーが相方に対して他の男性芸人達がが場にそぐわない下ネタを繰り返した事に対しての怒りを書いていたものを読んだ。
相変わらずなんだなーと思い、これをちゃんと言えるこの芸人さんはしっかりしてるなと思った。

自分があまりお笑いに情熱無いのは、どうもイジメやハラスメントと紙一重なものが感じられて楽しくないことがあるから。
このツイートに対しても「一流の芸人は若手の頃からそういうことはしない」と業界関係者のコメントがあって、「そうか〜?」と思わなくもないけど、確かに最近の売れっ子の人はその辺りのバランス感覚がいい気がする。
自分がサンドイッチマンとかナイツとかに好感持っているのはそういうことだと思う。

で、4月からオールナイトニッポンゼロのメンバーがけっこう変わって、たまに聴くようになった。
意外と面白く聴いてるのが火曜のCreepy NutsR指定とDJ松永の2人組HIPHOPユニット。
HIPHOPには1ミリも興味ないのだけど、面白いらしいというのは見かけていて、さらに4月から始まった夕方のDJ松永の番組が面白かったので聴いてみた。
HIPHOPミュージシャンってヤンチャな強面と思ってましたが、彼らは「文化系」なのだそうでヤンチャ系の方々とはまたタイプが違うらしい。
どちらもまだ20代で、今時のにーちゃんではあるんだけど、話してる事はわりとわかるなぁってことも多い。男の子同士もわちゃわちゃ感もいい感じ。
深夜ラジオなので下ネタも多いですが、ジャンクのオッサン達のネットリした下ネタにくらべ、いかにも中高生向けなノリで笑える。
一方でミュージシャンとして語る時のガチさのギャップがおもしろい。

で、先週のスペシャルウイークに「文化系」の大先輩、ラジオパーソナリティーとしても先輩の宇多丸さんがゲストで登場。
お互い弄り合いながらもリスペクトが感じられていいなぁと思って聴いていた。

リスナーからの、HIPHOPで「feat.」と「with」の違いは何かという質問に対し、「やたら何でも『LOVES』を使うパターン」について盛り上がった。
「どっち向いても『LOVES、LOVES』かよー!」と笑う宇多丸さんに乗っかって、DJ松永が「サセ子かよ」と言った。
聴いてる方もさすがに「え?『サセ子』って言った?」と思ったら、すぐさま宇多丸さんがちょっとトーンを落として言った。
「2019年の今、この時代に「サセ子」?コイツは絶対いつか痛い目に会う!」

今でもラジオは生番組の方が多くて深夜なんかは特にフリートークも多いから、だからこそ喋り手の素が感じられたり意外な展開が起こって面白いと思うのだけど、その分のリスクもある。
DJ松永は今時のにーちゃん感が面白いけど、まだキャリアが浅い分の危うさがあって、そこを流さずすぐに突っ込んだ宇多丸さんは先輩としてカッコいいなと思った。
仕事で言葉を使う人間として、こういう雑な言葉の使い方は流せないんだと思う。
よーっぽど気になったらしく、終わり頃もう一度同じ事突っ込んでたくらいなので。
ツイッターの芸人さんもだけど、プロとして問題だと思った事を直ぐに言えるって大事だなー。
「空気を読む」のはこういう人達にとって大事なスキルだけど、その上で言うべき事は言えるってカッコいい。

しかしホント、生のラジオは怖いよね。
生放送で編集きかないのに、タイムフリーで後で聴けるというこの矛盾。
少し前、NHKのラジオに内野聖陽が出ていて、まずは「きのう何食べた?」の役作りについて聞かれていた時、はずみで「オカマちゃん」と言った。えっ?とドキッとした。
番組のパーソナリティは能町みね子だった。
ゲストだし特に何もリアクションはしなかったけど、聴いた自分はずっとモヤモヤしてしまった。
やっぱり失礼な言い回しなのか、それとも気にする方が失礼なのか、どうなんだろう?と。
まあ、受け取り方は人それぞれだし考えるキッカケにすればいいかな、と思う事にした。

今週水曜のたまむすびで、大吉先生が「話し相手の配偶者を呼ぶ適当な言葉が見つからなくて困っている」と話してた。
「旦那さん」「奥さん」だと、言葉の出自で嫌がる人がいるからと。
平野ノラがゲストに来た時「そのリアクション旦那さんはどう言ってるんですか」と言いかけて「いかん」とやめたそうだ。

定期的に論争になる件だけど、確かに難しい。
自分が話す分には「夫」「妻」でいいだろうけど、呼びかけるのに「夫さん」も微妙だし、「妻さん」って使い方する人はあまり見ない。
「ご主人様」「奥様」と言われて怒る人もいるし理屈はわかるけど、接客業の人にそれでいちいちつっかかるのも気の毒だし。
事実婚で「うちのおじさん、おばさん」呼びも何かなぁと思うし、「パートナー」って状況によっては何となくスカした感がするし、どんなもんですかね?

結局解答は出ず、リスナーに募集かけたけど、こういう大吉先生はいつもステキだなぁと思う。
確かに中身は昭和の九州男児で価値観が古いとこがあって、「あさイチ」のリアクションでたまにプチ炎上してたりするけど、大吉先生は自分がそういう人間とわかっていて、それを「あさイチ」シフトにするために色々考えている。
人間完璧じゃないから、そうしようとしてるだけでステキですよ。
まあ、小心者な部分から来てたりするんですけとね(笑)

ラジオはこういうちょっとしたスキが見えるのが面白いよねー。