温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「スカーレット」 第3話 「心に栄養が足りない」って優しい言い方ね

ほのぼの明るいかと思いきや、喜美子一家にもまだまだ戦争の影が見える2〜3話。

空襲の記憶が心の傷になっている次女直子。
その時手を離してしまった事を負い目に思う喜美子。
この頃は「長女」の重さが今とは違うよね。
お父ちゃんもお母ちゃんもいい人だけど普通に9歳の喜美子に頼ってるのがね。
そして清々しい程にワガママな直子。いやー、いいねー、笑った笑った。
2話でワガママ言うシーン、テンション高すぎて何言ってるか全く聴き取れないのだけど、とりあえず「めんどくせー」というのはよく伝わった(笑)

そんな喜美子もお世話になってる大野家の信作は既に舎弟状態。この辺は性格ですね。
2人の背後に戸田恵梨香林遣都が透けて見えて素晴らしい。一生この力関係なんだろうなぁ。

大阪に着物を売りに行きえらいものを拾ってくるお父ちゃん。
戦災孤児をつれてきちゃうのかな?」と思って見ていたら、まさかの復員兵佐藤隆太。大人かよっ!(笑)
強盗に合い病院に連れて行くと医者が心配する。「心に栄養が足りてない」
なんかいい、優しい言い回しです。
なのに意外とめんどくさそうな佐藤隆太にすぐにめんどうそうな顔をするお父ちゃんが正直でよろしい(笑)
朝ドラお約束のダメ父ちゃんはなかなかの愛すべきキャラ。
そして連れてきちゃうお父ちゃんとさほど驚かず受け入れているお母ちゃんの夫婦関係がいいですね。
でも、その負担がやっぱり長女の喜美子にきて、それを気づかない両親。
おいおいそこのフォローを佐藤隆太がしてくれるのかしら?

まんぷく」でもそうだったように、戦災孤児だけでなく兵隊から戻って行き場のない人をこういう風に受け入れることもあったのかもなぁ。綺麗事ばかりでは無いだろうけど、気のいい人もいたんだろうと思えてなんかほっこりする。

一見ただのヤンチャの様に見えて、親に気を遣い、妹の心の傷に責任を感じ、初めて聴く東京弁の「君は鋭いね」という大人びた褒め言葉に舞い上がる。
喜美子、いいなぁ、かわいいなぁとほっこりする朝で気持ちいいです。