温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「スカーレット」 第10話 あー終わってしまった、子役時代が終わるの淋しいのは初めてかも

毎朝見終わると楽しい気分になれます、「スカーレット」です。
エピソード自体は戦争の傷跡とか重いものが入りますが、日々の生活が明るく描かれてつい笑ってしまう。
さすが大阪制作です〜。

本日のツボは、照ちゃんがいなくなりお母さんに「ポン煎餅くれるって言ってもついてったらあかんよ」と言われて「いく」と言ってしまう子供達に、誘拐されたらやらされる酷いことの喜美ちゃんの妄想と、それを映像でやってくれる照ちゃん。
足で三味線を弾かされてる照ちゃんの想像に「上手く弾けますように」とお祈りしちゃう喜美ちゃん。
あー、ほんと子供達が可愛い。

優しい近所の大人たちの作戦で、お父ちゃんが買ってきた赤い手袋がやっと喜美ちゃん達のものになる。
はめてみて暖かさに「ほぉ〜❤️」っと言う喜美ちゃんがめちゃくちゃ可愛くてこちらが「ほぉ〜❤️」となります。
子供時代が終わるのが淋しいのは初めてですよ、ホントに。
みんな本当に昭和の関西の子供みたいで上手いなー。

子供達も大人達も描写が的確で、キャラクターが魅力的で嬉しいです。
お父ちゃんが拾ってきた草間さんはまだ数少ない学士様で、それに対して膝を正すお父ちゃんもなるほどと思うし、教養がある人らしく行動に筋を通す草間さんもいい。
そして初回、喜美ちゃんが野生のタヌキを見て、信楽焼のタヌキを見て、そして現れた陶工の慶乃川さんがまるで信楽焼タヌキの化身のようでなるほどーとうなる。
珍しくインテリ役の佐藤隆太も陶工の村上ショージもハマっていてすごくいい。

そして言葉の選び方が丁寧でいいんです。
東京へもどる草間さんを見送りに皆が集まる。
そこへ慶乃川さんが小さな信楽焼のタヌキをお餞別に渡すのだけど、草間さんは「連れて行きます」と言うんですよ。
「持ってきます」「頂きます」じゃなくて「連れて行きます」。
これってここまで描かれた草間さんらしい言い回しだなぁと思いました。
喜美ちゃん達子供達にも対等に、穏やかに、言うべき事をきちんと言う草間さんだから、タヌキを「連れて行く」んだなぁって。
いいですねー。

それから照ちゃんが無事戻るように喜美ちゃんが神社で手を合わすとき、ちゃんと手袋はずすのもいい。
ちゃんと真っ当にそだってるんだなって。
こういう細かいところまで丁寧で見てて楽しい。

子役時代が名残惜しいのですが、本日ラストついに戸田恵梨香林遣都が登場。
力関係が相変わらずで笑って終わりました。
子役さんたち、一旦お疲れ様でした。
明日からも楽しみー。