温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

完全な「いだてん」が見たいんですよ

恐れていた通り、「いだてん」でチュート徳井の出演シーンカットが発表されてしまった。
あーあ……。

「いだてん」にはいろんなテーマがあって、それがまた面白い理由ですが、その中でも「女子スポーツの発展」ていうのはとても興味深いんです。
たった100年で「女子のやるものではない」というところからスタートして今があるわけで。
「いだてん」の中ではついに実現した東京オリンピックが最後の山場になるのだから、「東洋の魔女」を取り上げるのは当然の流れ。
人見絹枝前畑秀子個人競技で孤高の存在のように描かれてきたのに対して、団体競技であるバレー。当然のその監督というのも重要でしょう。
なのにその監督のシーンを切るというのは……。

俳優としてのチュート徳井には正直興味はなかったのだけど、「いだてん」のこれまでの素晴らしいキャスティングをしたスタッフを信頼しているので、この役は徳井である意味があったと思うんです。
実際、いまだに播磨屋さんが出るたびに「瀧さんハマりそう」と思ってしまう。
40話での昭和34年の年取った播磨屋さんなんかは特に思った。播磨屋さんはあの大きくてドーンとした感じが欲しかったんだろうなと分かります。
三宅弘城はうまいし良くやってるけど、元の持ち味が違うのがどうしても気になってしまい、その都度瀧さんが浮かぶんですよ。
だから、監督に徳井というのも必要だったと思えるんですよね。

40話では星野源の平沢が大活躍でしたが、それも驚いたのですよ。
そもそも言われてる平沢和重のイメージと星野源が合わないのでは?と思っていたのにキッチリはめてきていて「おー!カッコいい!さすが主婦のアイドル」と感動した。
星野源の演技力にも感動したし、それを見越してるキャスティングも素晴らしいなぁと。
ほんと、「いだてん」スタッフは信頼できるなぁ。

こんなにいいドラマなのにどうしてこうトラブル続きなのか泣きたくなるけど、どうせクレームするような奴はドラマ見ないよという意見に賛同しかないし、切っても出してもクレームはくるだろうから覚悟して全部放送してくれないだろうか。
NHKにメール書こうかな。