温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「いだてん」第41話 クドカンさすがだ、わかってるなぁ〜、そして星野源が普通に上手くてうれしいな

もうあと2か月だというのにトラブル続きで切ない「いだてん」です。
が、内容はクドカンが1番描きたかったという39話、最終章スタート40話とゆるむどころかますます冴え渡り、そしてカットされたという41話がどうなったのかドキドキしながら見ました。

冒頭、黒バックで徳井の件についての説明テロップ。結構長めにだす。
苦心のカットの結果1分足りなくなったというのの埋め合わせ?
そして五りんの足元から始まると意外に早く徳井登場。
見た瞬間うるっときたのもつかのま、まーちゃんも驚く鬼コーチぶりに爆笑。
ガッツリでてるじゃーん!いやー、この役は切れないわ(笑)
そしてオープニング。
星野源が3番目だー!そして徳井も1人で表記。
そしていまだトメ表記の嘉納治五郎!さっすがー。

徳井の大松監督は良かったです。
顔もなんとなく似てるのでなるほどなと思いました。
さすがに専業俳優じゃないので、スパルタ指導がちょっと甘いなとかはあった。
選手の顔にボコボコボールぶつけるところとか、もっと激しくていいと思うし。
でもこれは確かに徳井が合ってるなと思う。大松監督の一度死線をくぐり抜けたからこその狂気が徳井のヤバさと重なっていた。
クドカンがラジオで言ってたのによると、徳井はかなり出番あったけどあれでも切ってるそうなので、本当に41話は大松回だったんだなぁ。

とはいえ相変わらずこんなトラブルがあったとは思えないほど41話も隙無く面白い。
星野源は出番は少ないけれど本当に横分けマダムキラーそのもので知的で魅力的。
どうも世間的に演技が上手いという認識をされてない気がするんだけど、こんなに上手いんだからほんと「いだてん」見てほしいのよー!
平沢が芝居で男前なんです!

東京オリンピックが決まり準備が始まる1959年、60年前だというのに起こるトラブルの数々が今と重なるのがクドカンすごいなと。
人間変わらないなー。
田畑が言う「予選で敗退する選手ですら自慢できるような大会にしたい」「純粋にスポーツだけで勝負するんだ」とか、試合の熱を冷まさないために競技場と選手村の距離にこだわるところとか、ちょうどマラソン競歩が札幌に決まったタイミングで毎回全力で来年のオリンピックに物申してくるなぁと。
薄っぺらい「選手ファースト」なんかよりずっときく。

そして紀行コーナーで松坂桃李演じる岩ちゃんがほんとに男前でウケるというオチがさすがでした。
このままで「いだてん」ブレずに放送して欲しいです。