温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。タイトル変えました。

「ゲゲゲの女房」完走〜!

夕方枠で絶賛再放送の「ゲゲゲの女房」、昨日金曜日、ついに最終回です。

やーよかった、無事完走です。

元々、1日2話、3日で1週間分放送のはずが、何かニュースで潰れて1話しか放送のない日があってズレてしまい、前週の土曜日分と次週の月月曜日分の放送が1日になりへんな所で切れるモヤモヤが続いてました。

幸い金曜に最終話まで入りましたが、これで1話だけ放送が来週だったらたまんないわー💧(笑)

ゲゲゲの女房」は放送時間を繰り上げ、朝ドラを立て直した番組と聞いてるように基本的に1週で1エピソードだったので、切れ目の変なのはなんとなく気になってたものでね。

 

相変わらずの不定期放送でしたが無事完走したのでざっくりと、主に後半の感想を。

「ザ・朝ドラ」というべき王道展開のほのぼのドラマでした。出てくる人みんな心優しいいい人で、愛にあふれてました。

正直好みのドラマではないのだけど、それでも見続けられたのは、星野源という人参だけでなく、脚本の上手さだと思う。

有名漫画家の妻といっても、本人はぶっちゃけただの専業主婦でそう大きい出来事は無いのだけど、ちゃんと主人公が茂じゃなく布美枝に見える。

なんでかというと布美枝っていつも見てるんですよ。ほとんど何にもしないし、何か言うことも少ない。子供の進路とかの問題ですら、結局はおばあちゃんと茂が答えを出す。

でもちゃんとその場にいて見ていて、最後に笑顔がアップになったりしてることで、視聴者の目線と重なる。

この当時は朝ドラの視聴率が落ち込んで来ていたそうで、そこにメイン視聴者と同じ専業主婦の布美枝の目線がハマるようにしてるのは上手いなと。

 

そして王道の家族の物語を丁寧に描いたのが良かった。

布美枝は6人兄弟、茂は3人、それぞれの両親に兄弟の配偶者。そして娘2人。身内だけで結構な人数になる。それでも個々の描き込みのバランスが上手くて整理されていた。

年が近かったり、近くに住んでたりと兄弟の中でも距離感が違う所をちゃんと描いてるので、「この人出した意味ある?」って感じがしなかった。

最近の朝ドラはそういうところが下手で「じゃあ最初から出さなきゃいいのに」と思うことがよくあったので「ゲゲゲの女房」の上手さがよくわかる。

 

お目当てだった星野源演じる布美枝の弟貴司が亡くなるタイミングにはちょっと驚いた。

元々「若くして亡くなる布美枝の弟」って設定は何かで見てたんだけど、婿に行って子供がいる展開を見て、てっきりその知ってた設定は記憶違いかと思っていたので。

だって、ドラマで「若くして亡くなる」って、10代とかまあ20代のホントに「若者」な時だと思い込んでたので。

現実には40代で亡くなるのも「若くして亡くなる」なのだけど、ドラマ的な展開ではあんまり作らない設定な気がする。原作が史実だったのをこういうときに思い出すよね。

星野源の平和な笑顔がこれ以上ないくらい生かされたはまり役でしたね。なかなかあんな無邪気な笑顔を出せる大人はいないよね(笑)

 

と、褒めるところがたくさんあるのに好みじゃないのは前にも力説したけど、布美枝が何にもしないからなんだよね。

村井夫妻のドラマティックなところといえば、お見合いから5日間で結婚したという事と、売れない日々を乗り越えて大ブレイクするという点だけ。

布美枝は不満をいうでもなく淡々と茂に並走していく。それで物語は成り立ってるんだけど、うーん、自分はもうちょっと意志のある主人公が好きだなーと自覚しました。

ちょうどこの次の再放送「ひよっこ」のヒロインみね子がいい比較になる。

元々目標もない平凡な女子高生が父親の失踪という出来事をきっかけに自分で動き出し、一家を支えようと自立していく。

いわゆる「働く女」とかそういう大層な「自立」ではなく、普通の女の子が自分で働いて自分で考えて自分で懸命に生きていくようになる姿が好きだった。別に何かを成し遂げなくたって、自分で生きようとする姿がドラマになるんだなーと楽しかった。

布美枝が最後まで親に守られ夫に守られ、自分から動く事のなかったのは自分は残念。

最終週、水木プロの20周年謝恩会で「茂がここまで来れたのは布美枝が支えたから」と言われるシーンがあって、それがこの村井夫妻の生き方で、そういう生き方ももちろんあるんだけど、少なくともドラマの主人公としては自分は求めてない。だからはまらなかったんだなー。

おそらくドラマオリジナルだと思うけど、子供の布美枝が山の中で妖怪に詳しい見知らぬお兄さんに助けられるエピソードがあった。

途中でも「あれはもしや?」と思う回があったんだけど、最終回で「やっぱりあれはあなただったのね」と思って終わる。

それくらいの運命感を足さないとドラマにならないくらい、夫婦としては当時の平凡なものなんだったと思う。

 

最終回は布美枝の父源兵衛の葬儀で兄弟達やその子、孫たちが集まる。それはそれは大勢で賑やかだ。

布美枝の兄弟のうち娘が4人なのだけど、皆源兵衛が結婚相手を決めていて「みんな幸せで、お父さんは見る目があったのかもね」というシーンがある。

この時で昭和62年か63年くらいなのでちょうど昭和の終わり、この源兵衛が残した大家族の風景がいかにもで、「あー、こういうドラマなんだなー」と思った。

昭和の高度成長と幸せな大家族の風景が今見るととてもファンタジーで、だから人気が出たのかな。

 

俳優はみな悪くはなかったんだけど、メインキャラが老けないのはどうなんだろうと思った。

特に松下奈緒は顔はほぼそのままでまとめた髪に何筋か入る白髪が「高校演劇かい!」って感じで違和感だし、動きもさほど年齢を感じさせない。後半の近所の主婦仲間がほぼおばあさん、というくらいの老けメイクの中で浮いていた。

兄嫁も最後までせいぜい30そこそこにしか見えないメイクと芝居でなんだかなーと。

放送時の2010年はまだTwitterは一般的ではなかったからいいけど、「わろてんか」や「なつぞら」で後半主人公が老けてないとめちゃくちゃ叩かれてたのを見てる身としては、「Twitter無くて良かったね」と思ってしまったよ。

ちなみにまだ見てないけど、新ドラマ「アライブ」の松下奈緒になんか違和感あるのは、ここしばらく松下奈緒を昭和でしか見てないからだ。「ゲゲゲの女房」「まんぷく」「トットちゃん!」と、自分にとって俳優松下奈緒は昭和に生きる人なのよねー(笑)昭和の美人だし。

俳優さん達の中では茂の母役の竹下景子がすごか良かった。

ハッキリ物を言う気の強いお母さんという、竹下景子のイメージの役じゃ無いのに、こういうのもいけるんだーと感動した。

終わり頃、茂一家とテーブルで夕食をとるシーンで、おそらくおしりをずらして低く座ってるようで、おばあちゃんのちんまりした感じを出していて「おー!」と思った。

やっぱり生き残ってきたベテランは上手いんですね。

最近は息子が「バカ二世」で売っていて、2人とも「やすらぎの刻」に出ていて、明らかにコネだろうなーという華のなさっぷりに「母親はいい俳優なのに…」とガッカリしたのを思い出してしまいました。

 

と、ぶつぶつ不満を言いましたが、寝る前に見てもほんわり眠れる後味のいいドラマで、朝ドラとしては正解例のひとつだなと思いました。

お疲れ様でした〜。

 

次の再放送は「ひよっこ」、守りに入ってるなー(笑)