温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。タイトル変えました。

「テセウスの船」第1話 とりあえず先は気になっちゃうよね、やっぱり

医療物と警察物ばかりの1月ドラマの中、好きだけどさすがに食傷気味だなーと思っているので、そうじゃないというだけで逆に有利かもという、日曜劇場「テセウスの船」。

ということで見てみましたが、そもそもミステリーなんだよね。警察物の1話完結のスッキリ感はなくても、通しの謎解きがあるという点では同じなのかな?そんなにジャンル違いとは言えないかも。

特に出演者には食いつきがないので、単純にドラマに惹かれなければ1話脱落もありかな。

 

で、感想。

ツッコミどころは満載。とはいえ謎解きをどうまとめるかは気になるので多分最後まで見る。それくらいの引き込み力は充分にあります。

 

平成元年に起きた大量殺人事件。その容疑者の息子として事件後に生まれた主人公心。

身を隠すように生きてきたが、自身が父親になったのを機に無実を訴える父を信じて調べてみようと事件現場を訪ねる。

すると霧に包まれ、気づくと事件前の村にタイムスリップしていた。若い頃の両親に会った心は事件を阻止しようと動き出す。

 

……とまあ、フリはありがちです。

そしてタイムスリップの適当さもつい突っ込む。こういう現実に無い設定をどう違和感なく視聴者に納得させるかでつかみが決まると思うんだけどねー。

そして細かいところがご都合で雑。

ツイッターでもめちゃくちゃ突っ込まれてましたが、令和段階での母和子の榮倉奈々の老けメイクの酷さ。メイクの出来も酷いし、榮倉奈々の演技もまるで老けが出来てなくてほぼコント。チラッと映った父文吾の鈴木亮平の老けメイクも同じく。今時このレベルは酷いわ。

閉鎖的な過疎の村に突然現れた余所者の青年心に対して若い和子がいきなりフレンドリーなのも都合良すぎ。娘を助けてもらったとはいえ、身分すら明かさない若い男を、小さい子を抱えた駐在の妻が何も疑わず家に泊めるのはどうなんだ?

こういうタイムスリップ物の場合、お金や身分証が使えないので現地での協力者が必要なんだけど、その成り行きが強引でちょっと雑。

 

現場の音臼村では大量殺人事件の前から小さい時間がいくつも起きていて、それを知っている心はそれらを解決することで文吾が本当に犯人がどうかが分かるのではと思い行動するのだけど、それがまた雑で「疑ってください」と言わんばかり。

まあ、突然のタイムスリップで何も計画してたわけでもないし、行動が行き当たりばったりなのも仕方ないんだけど、そのへんの加減もちょっとやりすぎ。

 

そして、メインの文吾の事件。

事件後に生まれた心は父文吾に会ったことがなく、父親というより母や家族を苦しめた男という認識しかない。若い文吾と顔を合わせ、いきなり警戒した態度を取ってしまう。

そして文吾を疑いながら事件を防ごうとするが、行方不明の女の子を命をかけて救おうとする文吾を見て、信じようという気持ちになる。

初回のクライマックスはこの、文吾を命がけで助けて自分の父親を信じたいという気持ちを心が自覚するところ。

まあ、ぶっちゃけ、これで文吾が大量殺人事件の本当の犯人ならドラマにならない訳で、そうではない事を証明し、事件を防ぐか真犯人を突き止める方向に行くのは明確な訳ですよ。

なので、初回の文吾はとにかく怪しい動きをし続けて、多少なりともミステリーを見てる視聴者なら怪しいシーンがあればある程「違うんだね」と思う訳です。で、それをどう説明つけるのかな?というのを期待して見るんですよね。

そういう点ではこのドラマが原作ありなのは安心できる。

自分は見てないのであれこれは言いたくないのだけど、昨年話題の「あなたの番です」は、のちに製作側が、考察合戦になってるのを見てそれから展開を変えていたと明かしていて、自分はミステリーとしてそれは反則だと思うし、好きじゃない。それってクイズを出して答えを聞いてから問題を変えるのと近いと思うし。

自分はキチンと練られた謎解きを楽しみたいし、ネタドラマではなくミステリードラマが見たいのでこういう場合は原作があるのは信用できる。

特にミステリーでありタイムパラドックス物なので、その落とし所こそが見せ場になる訳だし。

と言っても、その文吾を助けるシーンもありがちな、崖から腕一本で引き上げるという、現実には絶対無理やろ!とツッコむシーンになっていて、なんでこれ連発するだろうなぁと毎度思う。

いくら竹内涼真がデカくても、鈴木亮平を片手で引き上げるとかありえないでしょ!しかも雪積もってるし。

あ、このシーン見てて、「このまま文吾を見捨てて死なせてしまえば、少なくとも心は『殺人犯の家族』として生きなくて済むし、それどころか『子供を助けて殉職した英雄』の息子になれるんだけど、それじゃダメなんだろうなー、『ヒューマン』ミステリーだしなー、初回で終わっちゃうし」と思ってしまいました(笑)

あとはタイムパラドックスの処理は興味ある。

心は「過去は変えられる」と認識したので、事件自体を防ぐ可能性も高いし、令和で亡くなってしまった、心の妻が生きている未来もあるかも。まずは令和でも出ている心の姉鈴の顔のアザがなくなった件をどうするのかが気になるな。

 

あとは、霜降せいやとか今野浩喜とか、このドラマに限らずだけど芸人って入れないとダメなの?

ジャニーズもだけど吉本も俳優としていい人はもちろんたくさんいるんだけど、この所の大手事務所の露骨なやり方が目立ち過ぎてちょっと冷める。別にせいやは悪くはなかったし(まださほど出てないけど)、意外とせいや目当てで見たというツイートも多かったから、若年層の掘り起こしとしては有効なんだろうけどね。月9には粗品もいるそうだし。

 

絵面としてはやっぱり鈴木亮平がデカイ!(笑)

駐在所の中で鈴木亮平竹内涼真と村人の竜星涼が揉めるシーンで、建物の外からのカットで3人とも頭が切れてて笑った。

大きいってのはインパクトありますね。

テセウスの船」とは何かを頭の方で説明があるんだけど、そのナレーションがちょっとバラエティっぽくて浮いた印象。これ毎週入るとしたら邪魔かもなー。

 

と、散々ツッコミましたが、印象は悪くないです。

ツッコミどころは多いのだけど、テンポよくエピソードを重ねてくるので、そのスピードに巻き込まれていってつい見てしまうパワーがある。ツッコミ自体も「無いよ!」というほどではなく、ギリ納得できるレベルだし。

そう、原作はマンガなんですね。小説かと思ってた。このテンポで進んで1クール引っ張れるの?と思ったけど、10巻あるそうなのでだいじょうぶかな。

俳優陣も雪が積もる中大変な撮影で頑張ってんなーって感じだし。

 

日曜劇場は40〜50代男性向けで、見て元気出して明日から1週間働くぞーという内容が視聴率を取るので(常盤貴子主演の『グットワイフ』は内容悪く無いけど低かった)、そういう意味で高視聴率は厳しいのかもしれないし、トラブルのせいで「麒麟がくる」と放送重なっちゃった不運もあるけど、例えば低くてもぶれずに進んで欲しいかな。

とにかく、どう落とすのか、それを知りたいから見続けると思います。