温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。タイトル変えました。

「おしん」と「スカーレット」を見て、百合のしたたかさに切なくなるわ

おしん」ではドタバタの末に迎えた仁の嫁道子に対してガッツリ姑力発動のおしんに引き、「スカーレット」ではやりたい事をやりたいようにやる自由さに目覚めた喜美子にビビる今週ですが、そんな中「おしん」の百合の「女の生き方」に嫌悪を感じつつも哀しくなりました。

 

今よりもずっと男社会の時代に、女でありながら自分のやりたいように生きようとするおしんも喜美子も傷だらけで、それがドラマとして面白くさすが主人公でもあるのですが、一方で脇役が当時の女性の典型的な生き方を見せている。

 

田倉商店の住み込み店員だった百合、仁と男女の関係になったものの、成金の娘道子の登場であっさり捨てられる。帰る実家もなく、陶芸修行中の希望を頼り、住み込みで希望の師匠に雇ってもらいお弟子さん達のお世話をしている。そうして、ついに作家デビューの見えた希望のことを喜びおしんに電話、つききりで窯の火の番をする希望に「そばにいてもいいですか」「今までこんな幸せなことはなかった」とうるうるした目で言う。

 

うぉ〜い!

思わずつっこんだぞー!

 

仁のこと好きだったんだよね?だから関係を持ったのではないのかい?その後はともかく、関係が始まったときは幸せだったんじゃないんかい!希望とはまだなんにも始まってないのにそのコビた態度はなんやねん‼︎

 

そうなんだよなぁ、おしんや喜美子のように世間の考えとは別に自分の考える方に行動できる人は多くない。ましてやこの時代の女性では。

貧乏な生まれの女の子なら家事労働くらいしか仕事はない。あとは勤め先の上の人が面倒見て縁談を持ってきてくれるのを待つしか。

仁とのことだって、住み込みの女性に主人が手をつけるってのもいくらでもあった時代からまだ遠くない。好きだったとは思うけど、断れなかったって言うのもあるでしょう。

 

おしん」は現在昭和30年、希望が住み込みで弟子に入ってるのを見れば、「スカーレット」で喜美子や三津が「女だから」弟子に入れなかったのもわかる。

こんな住み込みのとこに女性入れたらトラブルの元だもの。ただでさえ芸術家志望なんて面倒な人間が多いのに。

逆に身の回りの世話で女性を入れてそれが続くなら、弟子のどれかのお嫁さん要員としていいんでしょう。主張せず、家事を黙々とやれる人。芸術家のアシスト的嫁にピッタリだ。

だから今度は希望にすがって食わせてもらおうって下心くらいは全然オッケー!、Win-Winですよ!

……そうね、百合みたいな普通の女性はこう生きるしかなかった時代なんだよね…。

あー、つらいなぁ、そして橋田寿賀子恐るべし!おしんにならない女性たちも次から次へとぶっこんでくるわー。

 

そう、ツイッターで希望が穴窯の火の番をしてたので話題になってましたね。

そうなんだよねー、そもそも「スカーレット」では、喜美子が陶芸に興味持った昭和30年代初めでもう電気窯で「もうこの頃そうなんだ?」と意外に思ったんだよね。

丸熊陶業は量産品の会社だから早くから均一に焼ける電気にシフトしてたのかなと。

希望の方は「陶芸家」に弟子入りしてるから、まだまだ穴窯なんだなー。

喜美子が穴窯での焼きに苦労してるように、本当にこういう伝統技術は一度切れちゃうと復活が難しいのね。

 

おしん」も「スカーレット」も女性の生きるのは大変で、だから面白くて目が離せないんです。