温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「ケイジとケンジ」 〜第6話  うーん、もうちょい面白くなりそうなんだけど、演出悪くない?

内容とは別の件でチマタで話題の「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」、なんだかんだで今のところ全話見てます。

俳優陣にはさほど興味なかったけど、テレ朝でバディ物でシリーズ化を狙ってるというのと、脚本福田靖なので見てみようかなと。

 

初回見ての感想は「ん〜、ビミョー??」。

悪くもないけど良くもない。明らかに「新ドラマ」でいろんなとこが噛み合っていない感じだった。ネットでの評判も賛否まっぷたつ。

でも、上手い俳優揃えてるしもう少し見てみるかなーと思った。

が、そこに騒動ボッ発。

こりゃ現場が大変だなぁ、お疲れ様ですとしか思えない。是非はともかく、TBSのように切ってしまうほうがよっぽど楽だろうし。主演だからなぁ。

とか思いながら、結局今のところ全話見てます。

でね、やっぱりなんか足らないんです。

回を増すごとにドラマとしてまとまってきてるし、紹介メインの初回にくらべエピソードも見やすくなった。でもなんかもっと面白くなりそうなんだよー。うーん。

 

まずはとにかく演出が上手くないんだと思う。

テレビ局ごとのドラマのテイストってあるけど、テレ朝ドラマってタメがないんですよねー。いわゆる2時間ドラマ的な演出で、ドン!ガー、バッ‼︎という感じ。うんわかんないね💧

凝った見せ方をせず、平均的に見やすくしてる感じ。

こういう感じが高齢者含め全世代には伝わりやすいんだろうけど、内容によっては物足りない。「相棒」は映画をやる監督も入ってるのでそこが色々パターンがあって面白いんだけど「ケイジとケンジ」の場合はベタなテレ朝演出がちょっと物足りなく感じる。

セリフの掛け合いも普通に撮ってて、コメディなのだからもっと間をとってメリハリ欲しいんです。

事件物と言っても、犯人が二転三転するようなものでなく事件自体はシンプルで、それに対しての警察と検察のアプローチの違いを描くというこのドラマらしさがハッキリしてきて、脚本は面白くなってきているのに、演出がイマイチなのはほんともったいない。

 

そして俳優。

東出くんにはこの役は荷が重いですね。

元々自分は俳優東出昌大を1ミリもいいと思った事がないので、映画主演多数なのも「なんで?」という感じだった。

今回「東出昌大は棒なのか?」という論争が起こってて、自分は迷いなく「棒!」と手を挙げるけど、業界関係者に取材したという記事をみてなるほどと思った。

 

上手いか下手かで言うと上手くはないけど、嫌いではない。独特の存在感があるから当て書きなどしてハマればいい感じになる。ただ、原作があって主役級だったりすると合う役が貰えるとは限らないので厳しいこともある。

と、そんな感じの記事ででなるほどなーと思った。

確かに正当日本人顔なのにあの身長であの顔の小ささは生で見たらインパクトあるかも。

そして自分はきっと合う役をやってるのを見た事ないんだね(笑)

ただ、東出くんの最大の欠点は声だと思うんだよねー。いい声とは言い難い上に通らない。滑舌も良くないから、単純に聴きづらい。

前に舞台見て、深津絵里大泉洋が声が綺麗でよく通り聴き取りやすくてほぉ〜っとなったことがある。俳優のスペックとして声は大きいよね。

 

そもそもこのドラマはマイペース主人公に周りが巻き込まれて変わっていく、というまあわりとあるシステムなんで、ダブル主演と言っても桐谷健太と役割が全く違う。

桐谷健太はただひたすら変わらずにそこにいるのに対し、東出の検事はクールぶってて実はへなちょこ、からのだんだん影響されて熱くなるまでの演じ分けが必要なので、普通に技量がいる役なんだよね。

うーん、脚本家意地悪か?

といって、その中央にでんと座るべき刑事の桐谷健太もあと一歩な気はする。こちらはいかにも「主役!」って存在感が必要な役なので、それはそれで大変。「相棒」の右京さんポジだし。

 

と、初回見て「わー、厳しい💧」と思ってたので、そもそもシリーズ化はどうなの?としか。

警察チームと検事チーム、それぞれのキャラのバランスとか数とか上手く収まってるし、いい感じはあるんだけど、やっぱりなんか足りないんだよねー。

まあ、今夜の7話も見ますけどね(笑)