ついに、2020東京オリンピック・パラリンピックの延期が発表された。
ついに、と言うか、遅いよ!
しかもとにかく「やるから」とだけ言い続け、外部から「出ない!」とか言われて慌てて延期検討をアピールとか、自力で解決するスキルが一切ないことを露呈しただけ。
そもそも延期と言っても、「あ、コロナ治まったから来月やりましょか?」っていう規模のイベントじゃないんだから、問題先送りにしただけだし。
オリンピックに興味ない民としては、そのために他のエンタメが対応させられてたのを「夏までの我慢」と仕方なく堪えてたのに、まだ引っ張るんかい!中止で構わないんだけど?と思う。
もうどうせ延期でも中止でもそもそも予定通りにやったって莫大な損害がでるんだから、迷惑かけないようにやめてくれ!
「選手がかわいそう」とか言ったって、すでにいつやるかわからんところにピークを合わすとか、健康が保証されるかわからんのにかわいそうもなにも。
それをいうなら選抜中止になった高校生なんて3年しかチャンスないんだからもっとかわいそうじゃー!
そうして日々のぐだぐだを眺めながら「いだてん」を考える。
まーちゃんならどうしたか、嘉納先生なら何を言うか、四三さんならただ黙々と走るかな、と。
そうしてやっぱり「クドカンスゲー!」と日々思う。
昨年のドラマ放送中は、毎回のエピソードに「え?これ今の事じゃん!」とツッコミつつ、いつの時代も人間がやる事の変わらなさに呆れ、クドカンの目線に驚かされていた。
本人は以前「社会派とかわからないし」と言っていたけど、結局どんなジャンルでもそれを動かしているのは人間で、人間を見てちゃんと描くことができる人なら本質が見えてるんだなと思う。
「いだてん」でも、主役2人や嘉納先生のようにただオリンピックが好きでやりたくて、という人間だけでは出来ないこと、と言って規模が広がれば広がるほど、政治や金に利用しようという人間が絡んで来ること、その功罪が描かれていた。
現実の2020年も、対面ばかり気にした対応力のなさを毎日リアルで見せられて、「まーちゃんならどうしたか?」「嘉納先生が御存命なら…」とつい考え、「いだてん」の時代から何にも変わらず、地続きなんだなぁと思ったりする。
まーちゃんの「今の日本が世界に見せたい日本ですか⁉︎」はもはや予言なんじゃないかと思う。
初のオリンピック中止が東京だったのだから、また中止でもいいじゃん、逆にもってる感じじゃん!とか無責任に考えながら、うんざりする日々です。
ま、「延期五輪」も初ですけどねー。名誉?(笑)
この顚末をいつか「いだてん2020」としてクドカン描いてくれないかなー?
クドカン本人は今、4月頭からの舞台が公演可能かで大変そうですが。