温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「量産型リコ」 第1〜3話 さすがテレ東、企業案件も侮れないぜー!

テレ東ドラマといえば「孤独のグルメ」を筆頭にグルメドラマが面白いですが、それ以外の深夜ならではスキマ企画ドラマも結構面白いです。

深夜枠の自由さで12話あったり5話完結だったりと、内容に合わせて長さも調整されているので薄くのばされたりすることもない。

元々は原作物が多いですが、オリジナル企画も増えてます。

 

で、現在放送中の「量産型リコ -プラモ女子の人生組み立て記-」です。

女の子がプラモを作る話というので気になって視聴。「量産型」の言葉からお分かりですが、BANDAIがガッツリ入っている企業案件です。

もちろん、初回で作るのは「量産型ザク」‼︎

当然です❗️(笑)

 

イベント会社に勤めて3年目のリコ。

窓際部署の中でもさらにのんびりぼんやりと日々を過ごしている。

そんな様子を意識高い系の同期に「お前って量産型な」と言われ、先輩に「そうですか?」と聞くと「量産型だねぇ」と言われる。

帰り道通りがかった模型ショップにふらっと入ったリコは「量産型ザク」に目を止める。

そして店主と店員に導かれるままに初めてプラモも作り始める…。

 

と、あらすじ読むと「なんだそれ?」な感じなんですが、これが想像以上に面白かったんですよねー。

「量産型女子」であるリコが自分の日常にふと疑問を持ち、プラモ作りをキッカケにちょっとだけ何かを考えて何かを学ぶ。

ちょっとだけなので大きな出来事にはならないけれど、だけど何かはちょっとだけ変わる。

そんな「ちょっとだけ」な感じがなんだか凄ーく、腑に落ちるんですよ。

働いて生活しての普通の毎日には、大きな出来事はそうそう無い。でも何も無いわけじゃないこの感じがなんだかリアル。

何の熱もなさそうな淡々としたリコも、何にも考えてないわけではないし、かと言ってやっぱり熱い訳でもない。

わかる〜。

 

BANDAI案件なので(笑)考えるキッカケがプラモなんだけど、結構そんなものかもなと思わせる。

プラモ制作シーンは無理にセリフをのせず淡々としてるんだけど、この無心で作業する時間っていうのが頭がクリアになって気持ちが整理できたりストレス解消になる感じもわかるんですよね。そしてできた時の達成感。

気持ちいい!

 

そしてこの、一見無駄なものに(このドラマではプラモ)めちゃくちゃこだわりの説明を入れてくるところがさすがテレ東ドラマ。

テイストとしては「お耳に合いましたら」に似てるんだけど(脚本にマンボウやしろが入ってたりとかがかぶる)、こっちの方がずっと面白い。

それは扱ってるものが「プラモ」という知らない人は全然知らないものなので、このこだわりの説明にワクワクして「なんか凄そう」と期待が持てるのだ。

「お耳〜」ではそれがチェーン店の食事、通称「チェンメシ」だったのがイマイチだった理由だった。結局想像がついてしまうので、いくら美味しそうに食べて見せても「そんなにかなぁ?」と思っちゃうんですよね。

そういう意味でも「プラモ」のチョイスはなかなかいい。

 

全部ガンダムでいくのかと思いきや、2話ではスポーツカーを知りたいとまさかの他社商品のカーモデル(アオシマ提供)!

初心者にカーモデルの塗装はハードル高くない?と思って見てると、「特別だ」と店長がエアブラシで塗ってくれるのが逆にリアル。

おそらく本当にリコ役の与田祐希が作っているようなので(だから筆塗りだったりランナー処理が雑)、こういう抜け道って初心者のとっつきを良くしてくれそう。

そして3話では、口は立つけど中身ゼロの後輩真司とエヴァ初号機を作成。うん、シンジだからね。やっぱりBANDAIだー!(笑)

 

この意外な面白さはキャスティングにもある。

主人公リコを演じるのは乃木坂46与田祐希

前に「時期エース候補!」と雑誌の表紙になってるのを見て「へーかわいいね」と思った事があった。

だけど「日本沈没」に出てるのを見たらびっくりするくらい目立たなくて、それは「役が脇だから目立ち過ぎないようにしてる」のではなく、明らかに「個性の強い俳優陣の中で埋もれてしまっている」目立たなさだった。

それはやっぱり、広瀬すずのようなひとりで舞台の真ん中に立つのが必然というような魅力と、グループアイドルになるような子の違いだ。

乃木坂46は他のグループアイドルと比べても、一般的に綺麗と言われるタイプの子が多いと思うけど、どの子もドラマにくるとびっくりするくらい無表情で棒読みで目立たなくなる。

それはもう、グループアイドルと俳優の求められるものの違いなので仕方がない事だ。

このドラマではそんな乃木坂46与田祐希のまさに「量産型」なところを上手く使ったキャスティングが上手いなぁと思う。

一方で、ハッキリキッパリした先輩役は藤井夏恋

この人は確か…と思ったらやっぱり元E-girls

同じグループアイドルでも、乃木坂46E-girlsのカラーの違いがそのままこの2人と2人の役柄に反映されていて面白い。

この前までやってた「メンタル強め美女白川さん」で主人公のタイプの違う先輩2人に、元AKB48野呂佳代秋元才加をキャスティングしていたのと似てる。

こういうところもテレ東ドラマ面白い。

 

リコの同期と一期後輩役には前田旺志郎望月歩。もうすっかり安定の2人。

ジャニーズとかグループアイドル系とかの主演やメインの演技が心許ない時の同級生や同期としての下支えキャストとして大活躍ですよ。

なんか必ずどっちかはでてるもんなぁ。

さすがー!

 

行きつけ模型ショップの女性店員が、あまりに棒読みで今どき実写なのに「〜っす!」って語尾のキャラで「何事ー⁉︎」と思ったら、BANDAI企画でプラモガールズプロジェクトのメンバーの子でした。なるほど。

川口名人とか絡んでて、やっぱり企業案件だー(笑)

でも他社プラモも出すところが潔いですね。

 

という事で、意外な良作「量産型リコ」。

面白くて1〜3話は一気見してしまった。

4、5話はまだ見れてないのでこの週末の楽しみにしている。

やっぱりテレ東ドラマは侮れないなー。

 

 

星野源も赤江さんも代打で大変だ〜💦

先週のオールナイトニッポン後にコロナ陽性が判明した星野源

とうぜんながら今週のオールナイトニッポンはお休みだよねーと思っていたら代打が発表されました。

 

銀シャリ橋本のオールナイトニッポン」‼︎

 

おー、なるほどなキャスティング。うまい!

ヤフコメでは「素直に(顔が似てる)鰻にすれば?」と言うのもありましたが、星野源ファンならまあはしもでOKですよね。

でもまあ、2人でもいいのに。

これで星野源も安心でしょう(笑)

 

さすがに感染報告が増えてて、気がつかなかったんですが、南キャン山ちゃんもコロナ陽性だったのね。

先週のジャンクを体調不良で休んでたときはまだコロナってわかってなかったようなので、昨日まで気づかなかった。

山ちゃんくらいの売れっ子でもニュースに気づかないくらい増えてるのね。

 

で、今週は赤江さんが体調不良でお休み。

コロナではないそうですが、扁桃腺が腫れて発熱とのこと。うーん、心配。

なので本日火曜のたまむすびはパーソナリティもパートナーも代打。

皆川玲奈アナウンサーと木曜パートナーの土屋レオという組み合わせ。

なんか不思議。

こうやって、いつもの人達がいないのはやはり淋しいし不安になりますね。

早く日常が戻るといいなぁ。

 

ああ、とうとう星野源までも……

第七波がきて、日々感染者が増えてます。

ワクチンのおかげか死者や重症者は多くはないものの、ここまで増えると著名人の感染が報告もまた増えてきてます。

割と早い時期に感染した赤江さんやクドカンがめちゃくちゃ叩かれてたのを思うと、最近はもう「かかっても仕方ない」になってきてるのだけは救い。

でもかかりたくはないです。

 

昨夜はついに恐れていたニュースが。

星野源新型コロナウイルスに感染」

……あああ、マジかー💧

表に出る人はもう大抵ワクチン打ってるだろうし、3、40代の普通に健康な人ならまあ重症化もしないでしょう。

ですが、星野源は体弱いから、心配なんですよー‼︎

本人も気をつけていただろうになぁ。

杉田智和とのトークって楽しいものを聞かせてもらったその日に感染かぁ…。

大丈夫かなー?

 

当然ネットでは「ガッキーは⁉︎」と話題になっていて、Twitterのトレンドに「ガッキー」「新垣さん」が入ってましたよ。

いや、もちろん心配ですけど幸い陰性だそうだし、まずは星野源の心配をしてくださいー!

映画の宣伝であちこち出まくっているガッキーが、七夕イベントの願い事に「丈夫な身体が欲しい」と書いていて、ちょっと「星野源のことかな?」と思いました。

かかりつけ医もいるだろうし、ワクチン打った話もしてたから大ごとにはならないと思うけど、心配だわ。

 

自分自身は丈夫なのでまあそこまで心配してないけど、ビビリでもあるし、「ただの風邪」とは全く思わないのである程度は気をつけてます。

後遺症で「倦怠感が抜けず、徒歩10歩のトイレに行くのに10分かかる」「歯ブラシすら持てない」というのを聞くと、絶対かかりたくないなーと思います。

 

最近は毎日「異世界混合大舞踏会」を書いているので、とりあえずゆっくり休んで頂いて、早く星野源が回復することを祈りながらさらに聴きます!

お大事に。

主演・長澤まさみ、演出・大根仁、脚本・渡部あや❗️

10月期、カンテレ月曜10時ドラマが長澤まさみ主演の「エルピス―希望、あるいは災い―」と発表されました。

長澤まさみがアナウンサー役というのでてっきりお仕事コメディかと思いきや、「演出・大根仁、脚本・渡部あや、音楽・大友良英」の社会派エンタテインメントとのこと。

 

なんと…

「脚本・渡部あや」

ですよー!

民放ドラマは初だそうです。

なにしろ自分が見た中で朝ドラナンバーワンは「カーネーション」だと迷わず言えるので、こ、れ、は、楽しみ〜!

そもそも寡作の人で、「カーネーション」が初連ドラみたいだし、その後も1本かな。

当時よく朝ドラに抜擢されたよなぁっていうくらい作品少ないけど、きっとプロデューサーとかがそこまでの作品をきっちり見て評価してたんでしょうね。

描きたいものがハッキリある作家性の高い人のようで、提案しても企画が通らないとインタビューで言ってた。

カンテレ枠の社会派ドラマは火曜9時の頃から、設定はいいんだけどオチがしょぼい作品がどうも多いので、ここへきての渡部あや登場は本気出して来たなぁと。

しっかりしたテーマがありながら、エンタメとしても面白いものを描く人だからこれは楽しみ。

こんどはラストまで楽しめそうだなー。

 

長澤まさみは映画で重いものもやる分、ドラマは軽めが最近は多い印象でしたが、そもそも久々なのね。

眞栄田郷敦は「わたおじ」みたいな顔見せキャラくらいしか見てないので、演技的にはどうなんだろう?

鈴木亮平はまあ大丈夫!(笑)

うーん、楽しみだー。

今年は珍しく24時間テレビのドラマが見たい

コロナ禍であろうが毎年毎年必ず放送される「24時間テレビ」。

ある時期からはほぼジャニーズ番組となってしまって、偽善云々の議論の前にジャニーズが好きか嫌いかで見るか見ないかが決まる番組になってます。

自分もかつては24時間全部見た時がありましたよ…(遠い目)。

 

なのでまあまるで見なくなって久しいのですが、昨日俄然興味を惹かれる記事が出てました。

放送枠内で必ずあるスペシャルドラマが劇団ひとり地上波初監督兼脚本を務める「無言館」だと発表。

へ〜、「無言館」なのか。劇団ひとりってやっぱり目の付け所が独特だ。

しかし、この内容ではジャニーズ主演は無理では…?と思ったら、まさかの浅野忠信

なんだってー、これはこれは興味深い。

 

そもそもこのスペシャルドラマも、基本的に実在の障害のある方をモデルにしたドラマをジャニーズ主演でやる、というのが既定路線。

主演はもちろん脇にも色々投入されるので演技的にツラいものになることあった。数少ない自分が見たものの中ではですけど。

それが「無言館」か。しかも浅野忠信

よく企画通ったなぁ。日テレで。

視聴率の鬼みたいなイメージなのに。

 

無言館というのは長野にある戦没画学生の作品を集めた美術館で、そういう施設だから運営にも色々困難があるようでたまにニュースになっている。

なんか閉館してなかったっけ?と思ったら信濃デッサン館が一時閉館してみたいですが、内容的に客が列をなすようなものではないし、大変だよね。

自分も画集を持ってるのでいつか行ってみたいと思ってはいたのだけど未だに行ってないし、早く行っておかないとだなぁ。

 

終戦から年月が経ち、8月に戦争関係の番組も少なくなった令和の今、この題材をやろうという劇団ひとりに俄然興味が湧いた。

正直いままで作品は見たことも読んだこともないのだけど、他のものも見ておこうかなぁ。

ジャニーズじゃないし、視聴率も下がるだろうけど、それでもやるというのがいいなぁ。

楽しみだ。

 

追記

ネット記事のコメントで「え?なんでジャニでやってよ」というのがあって、そうねー、やっぱりもうジャニ占有と思われてるよなぁと思いました。

どうなるかなー?

「魔法のリノベ」第1話 興味はあるけど先が心配よ〜💧

リノベーション、流行ってますよね。自分も興味あって、ネット記事とか体験ブログとかよく読んでます。

コロナ禍で「家」について考え直した人も多いでしょうし、なかなかタイムリーなテーマです。

波瑠×間宮祥太朗というのも安定のコンピだし楽しみ。

しかし今シーズンは男女バディ物が多いなぁ。ジェンダー対応ですかね?

 

で、感想。

…たるい。これにつきます。

なーんかもたもたしていてテンポが悪く、見ていてすごく長く感じた。

実はネットで見れるようになっていたので原作の第1話読んでたんですよね。

今回の古い民家のリノベーションのネタで、間宮祥太朗の秘密が明かされるところまでとほぼ進行は同じ。

そこに冒頭のキッチンリノベエピソードや、原田泰造の上司のエピソードとかが足されてます。

確かに元の1話分ではドラマ1話には足りないんだと思うけど、特にキッチンリノベエピソードがだらついていて冒頭のここで既に挫折しそう。

頻繁に間宮祥太朗の心の声シーンが入るんですが、これが多すぎてドラマがブツギレになってるんです。演出もうちょいなんとかならないですかね。

間宮祥太朗の口癖の「なんという事でしょう」はかつて人気だった「ビフォーアフター」のオマージュなんでしょうが、ちょっと古いしね。

 

そして最大の欠点はメインエピソードのリノベの詳細がほぼわからないこと。

リノベ後の部屋がサラーッと映されて、具体的にどう変えたかがあっさり。

そして新しくなった部屋はエンディングとして流れるので良くわからない上に正直素敵でもない。

こちとら本物のリノベ記事たくさん見てますからねー、目が肥えているのですよ。

そもそも、「キッチンと和室を繋げて広々LDKにリノベーションで予算400万」を「予算安!」とバカにして言ってるけど、一般庶民にとって400万てめちゃ大金ですよね。

ある程度リノベ知識があれば確かに予算として安いのわかるんですけど、知らないで見てたら「そうかな?」って思うのでは?

詳しくない人にもわかるよう豆知識紹介とかしないとついてきてもらえなそうですよ。

 

そして何よりの欠点は

「リノベが素敵じゃな〜い!」

ということです。

と言うか、リノベ後の部屋、CGなのではと思ったくらい安っぽい。

わかるよ、毎回セット組むから予算がキツイんだろうけども、じゃあこの題材選ばないでよー。

冒頭の若い夫婦のキッチンなんて安っぽすぎてコントのセットみたいだったし。「ゴットタン」かな?って(笑)

最近ドラマ見てると部屋のセットにIKEAアイテム多くて、「お金ないのかなぁ」とよく思う。

「ちむどんどん」の新聞社のセットでデスクの上にある黒いカゴを見るたび「DAISOで買ったの?」と思ってしまうし。

この辺はTBSドラマがいつもインテリアコーディネートが素敵なんですよね。

それっぽさがありつつちょっとリッチで。

とにかく「リノベ」のドラマなのにステキな部屋が全く出てこなかった!

舞台になる「まるふく工務店」もいかにも町の工務店で、ここに頼んでもステキなリノベは絶対出来なそうな感じがなぁ…。

今リノベーション会社ってオフィスがショールームでもあるわけだし。

まあこれはこれから立て直していく話だからオフィスも整理されていくんでしょうけども。

 

という事で、まあちょっと微妙な初回でした。でもまあ、初回延長が無くなればもうちょいテンポよくなるかもだし、問題の次男の配役も気になるし、毎回ゲストが豪華そうだし、見続けます。

なぜならリノベーションに興味があるからです!(笑)

波瑠も好きだしね。

 

安倍派の跡目争いが、まさに「鎌倉殿の13人」

一週休みでじりじりしました「鎌倉殿の13人」、ついにタイトル回収で13人の合議制がスタートしました。

いやー、大きい事件もない腹の探り合いがここまで面白いとは、やっぱり三谷幸喜すごいなぁ。

 

そしてニュースを見てました。

突然トップを失った安倍派を次に誰が率いるのか、あれこれ言われてますよね。

9月まではトップは空席での睨み合いになってますが、それについてのニュースを見てるともう笑っちゃって笑っちゃって。

だって、リアル「鎌倉殿〜」なんですものー。

牽制し合いつつ、あいつにだけはやらせたくない、でも今いきなり出張ると足引っ張られるし…と、人間のやることなんか何百年経っても変わらないなぁ。

後継者にしても、頼家も実朝もいないのですぐさま「政子出馬か⁉︎」と言われてましたが、さすがにハッキリ「政子は出ません」と言ったそうですね。賢明な判断だと思います。

三谷幸喜が政治の世界を舞台に脚本を書くのも、この生々しさが面白いからなんだなぁとつくづく納得。

歴史に詳しくはないですが、やっぱり人間ドラマって面白い。