なんだかまだ、言い足りない。
去年の私のベストドラマは真田丸、逃げ恥、重版出来。
私が共通していいなと思っているのは、原作(真田丸は史実だけど)に対する愛と理解とリスペクトを感じるところだ。
マンガ原作2つはドラマ後原作を読んだんだけど、実はかなり変えている
でも違和感がないのは、原作を理解して咀嚼して再構築するときに、核の部分がブレていないからだ。
真田丸も、真田幸村を描いたそれまでの作品や史実を理解して敬意を払いつつ作っている。
こっぱずかしい言い方をすれば、元ネタへの愛があふれてる。
その上でそれを越えようと作ってるんだ。
タラレバはそれがない。
やっぱり吉高由里子が先にキャスティングされて、使えそうな原作探してきたっていう感じがしちゃうんだよね。
原作スタートは多分2年くらい前だと思うので、主人公33歳は5年後の東京オリンピックでは38歳。
アラサーからアラフォーだ。
アラサーなら無理すれば『女子でーす』
と言えなくもないけど、アラフォーは無理だ。
そもそも33歳がアラサーとはそろそろ言えない歳だ。
私も痛い目見たからよくわかるけど、今の世の中、30代って周りに気づかず「わ〜い」って楽しく過ごせちゃうんだよね。
で、ある日気づく。うっかり歳をとってしまう人って実はかなり多いと思う。
そんなバカな自分をどうしよう、バタバタしてもさらに失敗してますます焦る、
そんなヒリヒリが原作のキモだ。
本当にヒロインたちはバカでしかない。
そりゃそーだと思う。原作者が「お前らこんなにバカなんだよ!気づけ!」って描いてるマンガだからね。
だから、ドラマにするにはアレンジが必要なのにそこが適当だからイラっとするのだ。
1つ2つの年齢差がものすごく重いアイテムになるのに、平気で年齢を変える。
マミちゃんやkeyは若く見えないし、舐めてるのか。
三人娘の並びも悪い。
立ち位置が倫子が真ん中になるんだから、小雪は少なくとも吉高由里子よりは背の高い人にしないとバランス悪い。
カルテットのメイン4人の並びの良さに感動したあとなので、なおさら雑に見える。
俳優というのは全体のスタイルだって大事なスペックなのに考えてない。
なんかまだまだ出てくるんだけど、どうかな、とりあえずあと2人の相手役が出るまではみるかな。