温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

今日買ってきた漫画

時間があったので本屋をぶらっと。

プラチナエンド」の新刊出てたのかー。

小畑健の漫画は「ヒカルの碁」が好きだ。
それ以降、「デスノート」「バクマン。」「プラチナエンド」は読んでるけど、自分としては「ヒカルの碁」がナンバーワンだ。
内容的に暴力描写が苦手なのもあるけど、大場つぐみと組んだものは作り込みが過ぎて「どうだ、上手いだろ〜」感丸出しなのがなんかモヤっとする。
絵柄も、上手いは上手いんだけど描き込み過ぎじゃないかなー?
作品毎に絵柄を変えられるくらいの圧倒的な技量があるんだし、いいかげん見開き開いて
見た時のバランスを考えた方が良くないか?
いくら原作つきとはいえ、週刊連載であの安定したレベルで量産できる画力は凄いと思う。
でも漫画って絵が上手いがイコール面白い漫画ではないんだよねっていう見本のような漫画家だ。なんというか、描き込み過ぎて見づらい💧
例えば少女マンガなんかだと、リアル風景の背景は多くなく、点描とかの心象風景背景が多めだったりするけど、それで画面がスカスカするかというと上手い人はしない。抜け感というか余白の美というか、リズムというか、そんなバランス。
小畑健イラストレーターと言えるくらい一枚絵が上手いし、描くのが好きなんだろうけど、全ページ全力イラストは見てて疲れる。
漫画とイラストの違いをもっと明確にしてくれればいいのに。「ヒカルの碁」の後半くらいの描き込みと画力が好きだな。

と、散々言っといてなぜ「プラチナエンド」を買っているのかというと、作者が執着してるらしいテーマにどういう決着をつけたいのかを見届けてみたいから。
内容は天使版「デスノート」。ジャンプ本誌からジャンプS Qに移った分、性表現や残酷描写が多め。
連載開始当初から言われていたけど、「バクマン。」で主人公達の最後の連載マンガが元ネタと思われるが、そもそもそのネタが「デスノートじゃん!」と散々言われてた。
これだけ繰り返して使うということは大場つぐみにとって凄く突き詰めて見たいテーマなのかなと気になって、とりあえず一度は読もうと購入し続けている。
ただ弄り過ぎたのかありありと「デスノート」よりパワー落ちてるんだよね。
デスノート」もノートのルールをどうやって読者に伝えるかを苦労してるのはよくわかったけど、「プラチナエンド」でノートの役割になる天使の矢と羽根の設定がなかなかわかりにくい。
なのでやたら書き込んである画面で凝りに凝った設定で見せられると「重い…」と感じて、何度も読み返すってことはあんまりないかなー。
それでも「デスノート」ではありありと終わり方に迷走してたからこの作品をどうまとめるつもりなのか、頑張ってみてやるぜ!と頑張ってる。
デスノート」Lがいた1部まではすばらしいのだけどね。

散々文句書いてるけど、基本的には絵の上手い漫画家が好きだから読んでるんだよね(笑)
あれだけ絵が描ければ気持ちいいだろうなー。
でもやっぱり「ヒカルの碁」の後半あたりの絵柄が一番好き(笑)