温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「シグナル 長期未解決事件捜査班」 第2話 おー、わかってくると面白い!

初回、「???」と思うところが色々、さらに突っ込みどころも色々あり、それでもなんだか先が気になるなぁと2話も視聴。
うんうん、なるほどなるほど、設定わかってきたぞー!

前回時効ギリギリで逮捕した誘拐犯。が、ここまで逃げてきたしたたかな容疑者はそう簡単に自供なんてするはずもなく、DNA鑑定の結果を待つ間に時効になってしまう。
が、自分の代わりに犯人に仕立てた被害者が生きていた時間がわかり、殺人犯として逮捕。
三枝健人(坂口健太郎)は桜井(吉瀬美智子)から「なぜあそこに遺体があるのがわかったのか」と聞かれても無線のことを答えられない。
そしてこの事件をキッカケに刑事部長(渡部篤郎)の指示で2010年凶悪事件の時効撤廃を受け「長期未解決事件捜査班」が出来、桜井が配属される。
一方再び繋がった大山刑事(北村一輝)からの更新で「これが最後になるかもしれない、でも3年前の私から交信があるかもしれない」と伝えられる。
8年後の2018年、プロファイリングを学び警部補となった三枝が「長期未解決事件捜査班」に配属になると、再び無線が鳴り過去の大山刑事と交信が繋がる……。

とここまでで2話の前半。
なるほどねー、初回変なとこで話を切るなぁと思ったらここまでがプロローグ、「長期未解決事件捜査班ができるまで」な訳ですね。
だから2010年という半端な過去が出てくるのね。
韓国では時効撤廃が2015年だそうなので日本に置き換えるのにちょっと力技。
「長期未解決事件捜査班」は体面上作った窓際部署で配属されたのは厄介払いに近いメンバー。そして何一つ解決した事件がないのに8年間移動も無しに存続してるとかちょっと無理矢理。
そして坂口健太郎は2010年と2018年、吉瀬美智子は1995年、2010年、2018年と演じるのに見た目の変化が少なくて分かりづらい。
まあ2010年は時効撤廃の年という事で出てきただけでおそらくもう出なそうだし、1995年の変なカツラの吉瀬美智子の方を何とかして欲しいかな(笑)

とはいえ時間と手間はかかったもののやっと「長期未解決事件捜査班」に主人公が入り本格稼働。捜査班として初の事件に挑む。
1997年の女性連続殺人事件。その捜査中に再び大山と交信が繋がり、それが原因で被害者だったはずの女性が生きて助けられ過去が変わったのだ。「過去が変えられる」という事に三枝は気づく……。

と、あらすじ書くのも大変な展開だ(笑)
でも、1、2話見てやっと設定がわかってきました。
三枝と大山の交信は同じ時点で繋がるのではなく、その時によって違う事。
そして過去の大山のヒントで三枝が事件を解決するだけではなく、未来の三枝の助言も大山側に影響 がある事がわかる。
桜井が探してることで大山はかなり前から行方不明、おそらく2回目に三枝と交信した時点で殺害されたと思われるけれども、それも変えて大山を助けられるのか、そしてやはりすでに亡くなっているらしい三枝の兄の件も何か対応できるのか、というのがメインエピソードだろう。
「過去は変えられる」と言っても交信はランダムでしかも繋がりたい時に繋がれるわけではない。その制約の中で三枝と大山がどれだけの事を出来るのかが見せ場になるわけだ。
そしてタイムパラドックス的な事はどう落とし所をつけるのかも興味深い。
おー、なんだか面白くなってきた。
いったいこの設定にどう決着をつけるのか見届けたいと思えてきたよー!

プロローグを2回に分けてしまった事で脱落してしまった視聴者も多そうだし、展開が交差していて分かりにくいとこもある。細かいアラはあれこれあるけど、何より先の展開がどうなるのか気になるという、王道のドラマ的興味があるのはいいなぁ。先が見たくなる。
俳優陣はやっぱり北村一輝が普通の男性ってとこが面白いです。特別クドくもない職務に熱心な刑事。いいぞー!
あとちょい役ですが池田鉄洋がいい味出してる。こういう個性派俳優ってどうしても同じようなキャラ勝負の役ばかりやらされがちなんだけど、「アンナチュラル」とはちゃんと違う役作りで存在してていいなぁと思った。
坂口健太郎も初回より役に馴染んだ感じなのでこれからもっと良くなるのを期待。

ミステリーでちゃんと先が気になるっていうのは意外と少ないので楽しみです。