温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

映画「クソ野郎と美しい世界」とAmeba TVの「7.2新しい別の窓」を見て思ったこと

既に公開終わってますが、先日何かと話題の「クソ野郎と美しい世界」を見てきた。

このブログにたまにSMAP話を書いていたけど、特別ファンと言うほどでもなく、結構好きというくらいだ。
なのになぜわざわざ見に行ったかというと、「僕の生きる道」を見て以来母親が草彅剛のファンで、映画を見るのに同行したのだ。
上映館が少なく実家近辺ではやっていないので、東京に見にくるから案内してくれということだった。
特典ポストカード付きムビチケを買い、人混みを連れて歩くのも大変なので平日休みを取り、TOHOシネマズで席予約して、当日は東京駅の新幹線改札まで迎えに行った。
11時40分からの回を見たのでそのあと有名蕎麦店でお昼を食べてから、さてどうするか?と言う話になった。
六本木に映画の公式ショップがオープンしてるから行かなくていいの?と聞くと「混んでそうだからいい」と言う。
東京で見ると言い出した時から何度も確認してたのだけど、滅多にない機会なのだから行けば?と言っても、基本出歩くのが嫌いな人なので「めんどくさい」としか言わない。
まあ本人がいいならいいやとサクッと近場を観光し、帰宅ラッシュ前に帰れるように東京駅に送って行った。
東京駅から帰宅中、なんとなくツイッターを開いてタイムラインを眺めていたら「ん?」気になるリツイートが。
「本日、草彅剛さんにご来店いただきました。」
え?なんと映画ショップの公式ツィートで、こんな報告が。他にも「会えました!」とファンのツィートも。
なんてこったー!つぶやきの時間から推測すると、映画の後まっすぐ向かってれば本当に会えたのでは?
うっ、残念💦自分がファンじゃなくてもこれは悔しいぞー!
ああ、世の中運とタイミングだ(笑)

と話がそれて本題。
新しい地図の3人が新しい出発の一環として制作されたオムニバス形式の映画。
3人それぞれが主演の3本とまとめになる話の計4本。
監督も結構な有名どころが迎えられ、特に3本目の草彅剛編は爆笑問題太田光初監督作ということでも話題。
見終わっての感想。


3人とも生き生きしてて良かった〜!

これにつきます。
映画の内容は可もなく不可もなくといった感じ。レビュー見てみると酷評と絶賛でバッキリわかれてる。
105分で3本+エンディングなので当然時間も短く、深い書き込みがあるような話ではない。
稲垣編と香取編ではそれぞれピアニスト ゴロー、アーティスト香取慎吾を演じ、草彅だけは本人ではなくヤクザ者の男だけれどもお得意のキャラ設定と、3人とも「いかにも」な役。
短編なのでキャラ説明に時間取れないし妥当なところでしょう。
ストーリーも単純…じゃなかったシンプルでストレート。映画としての面白みはそうでもない。
でもとにかく3人がのびのびと演技をしていて「ああ楽しそうだな」と素直に嬉しい。
3本の内容はそれぞれみな「無くしたものを探しに行く話」、そしてエンディングは「色々あったけど楽しくやってるぜー!」という、どストレートなメッセージはよく伝わりました!

細かいとこだと、ゴロー編の敵役の浅野忠信の革のコートがギシギシいう音がずーっと入ってて「ジャマじゃないのか〜?」って気になったり、満島真之介のカリアゲはこのためにやったのか?とか、ゴブラン織りみたいなゴシック風のジャケットで違和感ないのはさすがゴローちゃんとか、スプツニ子みたいな人が出てると思ったら本人かい!とか、結局園子温の面白さは全然わからない💧とか
慎吾編ではとにかく歌食い役の中島セナちゃんの存在感が素晴らしいなぁ、他の俳優さんも見たことない人が多いけど皆芝居が安定してていいなぁ、しかしあれがう◯こという設定はちょっと…いやタイトルにかけてるのはわかるんだけどさ💧
草彅編では、尾野真千子って最近こういう役ばっかで食傷気味だけどやっぱり上手いなーとか、ヤクザ者の草彅ってもう右に出る者がいないなー、新井浩文って沖縄までいってあれだけなのか!とか、最後のオチで太田照れたな、そんなんじゃたけしには永遠になれないわーとか、注目若手の健太郎くん「BG」の最終回にも出てたし、仕事をしがらみで選ばないしっかりした事務所なんだなーとか。

見ていてめちゃくちゃ面白いという訳ではないけど、テンポよくて飽きないし大画面で見れて楽しい、という映画でしたね。ファンは見て損はないでしょう。

テレビで全然宣伝できない分、細かくラジオや雑誌に出て、さらに2週間で動員15万人を目指す!とぶち上げて公式HPにカウント出すのも、いかにもだけど上手いやり方でした。
今はレディースデーとか安く見られる日が結構設定されてるから、ファンは頑張っちゃうよねー。
何かの映画が上映300館で最初の土日に70万人動員してヒットというのを見たので、計算すると86館2週間で15万人ってそんな無謀な設定ではないんだよね。
でも初週ランキング8位で「大コケ」と書いた記事は流石に的外れでしょう。
他のジャニーズ組の映画は全てこれより上映館数が圧倒的に多くて9位とか11位とか取ってるんだよね。86館で10位以内に入るのはさすがだなぁと。
後半「席が取れない、品薄商法か!」という記事も見たけど、自分が行った時は結構余裕だった。でも地方の人は大変だと思う。近くに上映館が無いってのはどうにも出来ないし。
結局28万人突破で第二弾も決定したそうですが、次回は是非じっくり企画練るところからやって欲しいな。今回スピードが大事だったのはわかるからこれはありだけど、毎度このアッサリした作りはファンにも見捨てられてしまいそうだ。戦略はわかるのだけれど、せっかく自由になったのなら、今までできなかった真摯な作品作りをしてほしいな。いや、短期間でこのメンバー集めてこれだけのことする機動力ももちろん凄いんだけどね。違う面も見たい。

同じことは4月1日にやったAmeba TVの「7.2新しい別の窓」を見ても思いました。
流石に7時間も生にはつきあえないので後でダイジェストの一部を見ただけですが、いつまでもこの方式はできないんじゃないかと。
本人たちももういい大人だし、ファンの年齢層も高めなのだから、ずっとダラダラしてる生番組につきあうのは続くんだろうか?
そして前の72時間から思ってた事だけど、この3人はやっぱりMCのスキルが高くない。一番マシな慎吾ちゃんでも生はキツイなー。収録で、優秀なディレクターの編集が入るから面白いんだよ、ってものはたくさんあるよね。
ゲストにユースケが来てくれたのは嬉しかった。「ぷっすま」大好きだったし、SMAPブレイク当時にボコボコできたSMAP番組の唯一の生き残りだったのだから、終わってしまって淋しかったし、嘘くさい「ユースケはゴタゴタに巻き込まれないよう元SMAP組とはもう関わらない」という記事も見ていたから、ここで来てくれたのは「やっぱユースケはユースケだなぁ」と嬉しかった。
そしてもろに「ぷっすま」みたいなコーナーを江頭2:50も出てやっていたのだけど、やっぱり大熊アナがいないとグダグダになってしまっていた。慎吾ちゃんだけじゃ回せてない。
結局ユースケが進行し始めたけど、その言い回しが大熊アナそっくりでちょっとウルッときた。

今はあれこれ仕掛ける事自体をファンは喜んでくれるけど、今回の映画もネット番組も、あまり3人の資質ときっちりかみ合ってないような感じがする。3人ともあくまでも「素材」な人達で、芸人とかバラエティータレントのように能動的に回せる人達ではないんじゃないかな。
SMAPが解散か?と言われ始めた時、残念だけど草彅ファン的にはいいんじゃないかと思った事があった。
草彅の俳優としての資質はあの中でも抜けてるし、しばらくは忖度が働いたとしても、あの「素材」は絶対に使いたいクリエイターが出てくるはずだ。実際、さっそく白井晃がオファーかけてきた訳だし。
SMAPの活動に取られてた時間がなくなる分、そういう仕事をじっくりやってくれればこちらも舞台とか見やすいし、と思ってた。
でも、飯島氏は手を緩めるような人ではなくこの超展開、本人達は相変わらずめちゃくちゃ忙しいようだし、舞台のチケットは取れやしない💧
そして本人達は歌というかライブがやりたいというのが意外だった。
歌の上手下手はもう言うまでもないし、ライブパフォーマンスの面白さは5人いたからこそだというのを、本人達が一番わかってると思ってたんだけど違ったのかな?
まあ、自分達の商品価値をわかっててのやり方なところもあるようだし、ライブで5万人の前に立つ快感というのは忘れられないというのもあるのかもな。

なんだかんだで3人が元気に仕事しているのは良かったなぁ。
色々あってつかれただろうから休みたいのかと思ってたら、まだまだ全然元気だったね。
サントリーのCMが露骨で笑えるし、先々の不安が少し払拭されました。

次は何をやるのか、期待して待ってます。