温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「日本ボロ宿紀行」1〜2話視聴。テレ東深夜の得意技がガッチリハマって面白い〜!

新しいBlu-rayを買って1ヶ月、5倍録画で330時間の録画容量があったのに、あっという間に残り70時間代(笑)調子に乗って録画しすぎ。
まあ、全番組録画機能も使ってますからね、と自分に言い訳。
しかし、いつ誰が見るのか?(笑)

で、それでもまだ容量をあるのをいいことに深夜ドラマのとりあえず録画をあれこれ。
ゴールデンと違って宣伝も少ないので気づくと始まっていることも多く外しがち。そこはテレ東を全番組録画で対応。
で、いくつか見ました。
遠藤憲一主演「さすらい温泉」、光石研主演「デザイナー 渋井直人の休日」は何というか自意識過剰なオジさんの現代版寅さん?という感じでなんだかモゾモゾ💦
孤独のグルメ」の派生系なんだろうけど、1話完結で恋愛っぽい事絡めるとどうしても変なオチがつきがちでねぇ。うーん。

そんな中、意外な当たりだったのが「日本ボロ宿紀行」。
内容どころか出演者も知らず、とりあえずなんかドラマだなぁと録画しておいたのを見てみた。

サングラスかけた高橋和也(おー、久しぶりに見た!ドラマは珍しいなぁ)が田んぼのあぜ道で若い女の子に追いかけられ、捕まる。
そして言い争いながら、「え?マジですか?」と言いたくなるようなボロい建物の前に立ち止まる。
なんかねー、これだけでワクワクした!なんかロードムービーが始まるぞーという感じ。
そして2人はそのボロい建物である宿にチェックインする。
そこから2人は何者でどういう関係なのかが明かされていく。

とにかく何の予備知識もない状態でもワクワクして先が見たくなる展開、そしてちゃんとわかるように作ってくれていて単純に楽しい。
原作の「日本ボロ宿紀行」という本はおそらくボロ宿マニアが自分が巡ったもののレポをまとめたもので、それに出てくる実在の宿を主人公たちが巡るという展開のストーリーはドラマ用に作られたものなのだろうというのも見てるとわかる。
主人公が亡き父の弱小芸能事務所を継ぎ、かつて一曲だけヒットを飛ばした事のある売れない歌手とともにドサ回りをするというシンプルな設定が、30分ドラマで宿を見せつつ、ちょっと昭和感のするしんみりエピソードをいれてドラマを成立させるのにちょうどいい。

そしてなにより主人公の春子を演じる深川麻衣が凄くいい!
最初、「なんか見たことある気がするし名前を見覚えあるけどうーん、なんか地味目でよくわからん💧」と思っていたのだけど、演技が本当に自然で、このちょっとドキュメンタリー風のドラマの作りとすごく合ってる。
相手役の高橋和也がクドめなのとのバランスもいい。
一見淡々とマイペースで今時女子っぽいのに、「父親の残したものを継ぐ」という昭和っぽさも違和感なくて、気づくと普通に「春子」と思って見てしまう。
で気づいたんですが、今「まんぷく」で克子姉ちゃんの次女の芳乃役の子かー!
全然違うわー。凄いなぁ。
いやいや、こんな魅力的な女優さんとは知らなんだ。

高橋和也はあんまり見た事なかったけど、やっぱり悪くない。
ただ、ちょっとこの役草彅剛で見たいなあと思ってしまった。でも「歌手」の役だから無理か(笑)

それにしても、世の中本当に「こんなんで営業してるの⁉︎」という宿がたくさんあるのねー。
正直マジで廃屋にしかみえなかったわー(笑)
自分で泊まりたいとは一切思いませんが、それをロードムービーに仕上げるテレ東はやっぱりいま来てるなぁと思う。
意外な当たりだったー、次回も楽しみだ!