温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

瀧さんが「容疑者」になって考えたこと、ぐだぐだ。

水曜日、朝早く目が覚めて「ピエール瀧容疑者」となってるのを見て、ただびっくりした。
瀧さんはそういうものを必要とする人だとは1ミリも考えた事無かった。
ミュージシャンだし、やってる音楽のジャンルからしても「やってそうと思った」というコメントもたくさんあったけど、薬物がいいとか悪いとか以前に、そんなもの無くても楽しく生きてる人だと思ってた。

もちろん存在は知ってたけど、瀧さんや赤江さんのファンになったのは「たまむすび」を聴くようになってから。
他の3人のパートナーに比べバラエティとかで見る機会が少なくてどんなキャラクターかはあまり知らず、こんなに面白い人達だったのかと驚いた。
だから真っ先に「たまむすびは?赤江さんは?」と思った。

テレビでもニュースをやっていて「うーん、これは騒動になるよなぁ…」と思いながら出勤した。
何しろ出演本数が半端じゃないし、何より「いだてん」は放送中だ。週末にはライブもあったのね。うーん…。
出勤途中ラジオを聴いたら伊集院光が冒頭で瀧さんの件の話を始めた。
伊集院さんと瀧さんは同じ年で昔からの友人だし、去年かな?ラジオのゲストにも来てた。卓球さんがインフルエンザでお休みで、「瀧を制御する自信がないから」と収録でやっていた。

伊集院さんはまず「今立ち直ろうとしている人達を失望させちゃいけないから」と話し始めた。
瀧さんに対して尊敬や嫉妬や憧れや全部持っていて、だからなぜそういうものが必要だったのか?と、自分達の業界であそこまでいくのは宝くじを当てるようなもので、だからこそせっかく当てた宝くじを捨てるような事をする意味が理解できないと言い、そして今悩んでいる人は「薬物 相談 守秘」で検索してくれと締めた。
電車の中で泣きそうになった。
友人としての気持ちとメディアの人間としてのスタンスを並立させたコメントをしたことにウッときた。大人だなぁ。

確かに伊集院さんは瀧さんにコンプレックスがありそうな感じはあった。
ラジオ聴いていても実は割と常識的な人で、瀧さんの突飛な行動に驚いた話をしていたり、自分は俳優としての能力は無いと思っていたりするので、瀧さんがミュージシャンながら芸人より突飛で面白く、俳優として引っ張りだこなのには思うところがあるだろう。
そういう闇の部分を明かして今回の事を自分がどう思うか、「残念だ」という言葉を使わずに表したのは強いなぁと思った。

「生活は踊る」ではあえて通常運行を選んでいて「そうだよね!」と思ったけど、いつものクロストークが無くて、この後の「たまむすび」の緊張を感じた。
「たまむすび」はつらかった。
勤めて明るい声で話す赤江さんとあえて淡々と相づちを打つ大吉先生。
時々声が震えて涙声になるのが「あー、現実なのね…」と思ってしまう。
通常のぐだぐだななんてことない番組を送れない事を詫び、瀧さんと瀧さんの家族の事を心配し、ラジオをずっと引っ張ってくれていた事を語る赤江さん。
赤江さんがどれだけ瀧さんを信頼していて、我々リスナーと同様に今回の件にどれだけ戸惑ってるか、そして色々背負う覚悟を語るのに対し、「一人で抱え込まないでくださいね」という大吉先生が男前で。
しかしホント周りの人も戸惑ってるんだなぁ。
朝の伊集院さんもそうだけど、大吉先生の「なんとなく『たまむすび』はこのメンバーでずっと続いていくんだと思ってた」と言うのは本音だよね。
「たまむすび」のファミリー感はなんか「自分も入りたいなー」って感じですごく楽しそうだったのに、イベントの話やみんなで三日月行った話とかのわちゃわちゃはもう無いんだなとぼんやり思った。ずっとあると思ってたのに、こんな突然無くなるのか。
赤江さんや大吉先生がついていけないのもわかる。
それでも「こんなときになんですが大吉先生お誕生日おめでとうございます」「今じゃないっす」で締める2人がさすがたまむすび。
そして1枚7円の高級ティッシュを用意するスタッフさん、何とかオープニングを乗り切りFAX番号を読み上げる所で声が出せなくなった赤江さんにそのまま引き継いで読み上げる大吉先生もステキだよ。
ネット記事ではすぐさま「赤江珠緒号泣」みたいな記事が上がっていたけど、そんなんじゃないんだよ。「号泣」っていうとなんもかんも投げ出して泣きわめいたみたいじゃないか。
赤江さんはポンコツだけどプロなんだよ。
あー、「ポンコツ」言い出したのも瀧さんだった。赤江さん達と同様、こちらも色々思い出してしまうなぁ。
この日の1曲目は吉田拓郎「全部抱きしめて」
「全部抱きしめて きみと歩いて行こう
きみが泣くのなら きみの涙まで」
いつも瀧さんが曲を選んでいた時間に選ぶ曲がこれだよ。

朝ニュースを知って、すぐさまラジオクラウドの先週分をみたらまだ視聴可能だったのでダウンロードした。どうやら昼前にはタイムフリーもクラウドも聴けなくなってたらしい。
多分担当者が出勤してすぐ対応したんだろう。
先週分のオープニングでは瀧さんがゴーン被告の保釈の時の変装や車が日産じゃない事やヘリでマスコミが追っかけてた事を「あれなんすか?」といじっていた。うう、皮肉。
数ヶ月後には瀧さんがその渦中にいるのかもしれないのだ。
赤江さんが針をこすって方位磁石がわりになる実験をするのを笑いながらいじっているのも、先週は楽しく聴いていたけど、まさかこれが最後になるとはカケラも思わなかったよ。
前日火曜のおばあちゃんのつぶやきでもこの辺いじってて山ちゃんとゲラゲラ笑っていたのに、次の日にこんなことになるんだもんなぁ。
そうおばあちゃんのつぶやきのコーナーも今週瀧さん登場多かったからクラウドは無くなってた。さすがにタイムフリーは全部切りになるのか残ってたけど。
あー、そういえば山ちゃん「人生最高レストラン」に出て今週放送って楽しそうに話してたけどどうなるんだろう?瀧さん毎週出てるよね?不自然なカットで乗り切るのかなぁ。

夜、山ちゃんのラジオで話してると言うので聞いてみた。
やっぱり明るくスタートしたものの途中涙声になっていた。
素人の時から瀧さんに憧れていたこと、赤江さんが木曜に1番笑っていて嫉妬したこと、その赤江さんが瀧さんのことで泣くなんてあったらいかんでしょ、と。
あー、もうみんなそう。伊集院さんも赤江さんも山ちゃんも、みんな結局瀧さんのこと大好きで憧れていて、だからそういう瀧さんがこんなことになったので、やってはいけないことだとはわかってるけど、でもやっぱり瀧さんのことは嫌いになれなくてどうしたらいいのかどうすべきなのか戸惑っているんだよね。
そしてそれは自分たちファンも同じで、だから赤江さん達の言葉を聞かずにいられない。
だってさー、山ちゃんなんてたまむすびの飲み会で瀧さんにいじられてもじもじした話を照れながらしてたしね。あー、わかるーファンってそうだよねって思ったし。

木曜、瀧さん代打は竹山さん。
確かにここは他の3人の誰かに入って欲しいとこだけどみんなめちゃ売れっ子で忙しいからなぁ。竹山さんよく空いてたなぁ。
火曜は旅館に泊まって朝目が覚めてスマホ見てニュースを知って、すぐプロデューサーに「明日オレ空いてるぜ」と電話したと言っていた。
「奥さんと買い物行く予定だったけどさー、ここだけの話行きたくなかったのよー」と笑う竹山さんの男前なこと。そうやって赤江さんやスタッフさん、もしかしたら瀧さんまで、気持ちの負担を減らしてくれてる。
あー、ホントいい番組だったのに。ホントはファミリー」って言い方好きじゃないけど、これは正に「たまむすびファミリー」だよ。
赤江さんも通常のトーンで「木曜パートナーのピエール瀧さん逮捕!、ということでカンニング竹山さんです♪」と明るく紹介したのには爆笑した。赤江さん天才か。
もうここはみんなにタイムフリーでもクラウドでもいいから音声で聴いて欲しい。記事になったものじゃわかんないよ、この空気は。
竹山さんのおかげで普通に番組は進むけど、「おもしろい大人」のゲスト上地雄輔とのトークで瀧さん不在が刺さる。あんなに興味の範囲が広くて話上手の聞き上手な人って中々いないよね。
幸い来週は特番で休みだし、しばらくは代打とかで繋ぐとしてこの後新しいパートナーがいずれ入るんだよねー?ピンとこない。
安東アナは?と思ったら、ツイッターで同じ事書いてる人が多かったのに、なんと真裏の木曜で新番組担当とは…。どうなるのかな。
赤江さんは「この先いつか、瀧さんにタダ働きしてもらいましょう」と言った。
あえて直後に「待ってるから帰っておいで」と言える赤江さんは強い人だ、ホント。
そして先走り気味な赤江さんをさりげなく遮って話の軌道修正してくれる大吉先生や竹山さんは本当に大人。
なんとか水木と放送終えて、赤江さん疲れただろうなー。週末はゆっくり休んで欲しいなぁ。他の3人もちゃんと支えてくれるしね。
赤江さんが産休から復帰してもうじき1年、こんなことでメンバー交代かぁ。ホント何があるかわからない。

金曜、玉さん、外山アナコンビ。
数日経ってさすがにちょっと落ち着いた感じ。
玉さんはいつも通りネタにはしたけどふざけた空気は全く出さなかった。
外山アナは「怒ってるでしょう?ってメールいっぱい来たけど、それより『なんで?』って思った」と言った。
水曜はニュース担当の日で一番読みたくなかったニュースを読んだとも言った。
自分も、外山アナは怒ってるかな?と思ったけどやっぱり戸惑ってるんだよね。みんなそうだ。

他人と関わるとき、ジャンルの違う人と関わるのは苦手な人って多いと思うんだけど、瀧さんはそういう垣根の一切ない感じだなと思ってた。
高校生の頃の話でも、ヤンチャ組でありながらガチで野球部で体育会系やって部活の後は卓球さんちへ行って音楽を聴くという、幅広さ。他人の枠は気にせず、自分が興味あることが好きという感じ。
今でも本気で草野球をやり、お子さんのPTAにも参加したりと趣味も全力、家庭は円満、仕事はもちろん順調。知識も広くて、人生を楽しんでるなぁという姿がかっこいいなと思ってた。
軟い方も固い方をまんべんなく知っていてバランスのいい人だと思ってたんだけどなー。「アウト」はちゃんとわかってるんだと。
だから、なぜそんなものに手を出したのか想像がつかない。
ホント「なんで?」だ。
お母さんが看護師で、瀧さんも医療系の専門学校行ってたし科学物理も強いのに。どうなるかくらい知ってるだろうになんでだろう?
そりゃ人にわからない悩みもあるかもだけど、それでもなんで?としか思えない。
今逮捕されれはどんなことになるかが分からない瀧さんじゃあるまいし、それでも使ってしまうほどもうやめられない状態だったのか?
今までも有名人が週刊誌とかに疑われてから捕まる度に「そんなにやめられないのかー」と思ったけど、本当にやめられないんだなぁ…。

続々と出演作の休止や打ち切りが決まっていって気が滅入る。
このご時世そうなるだろうとは覚悟してたし、これからのものは物理的に撮影できなくなるから仕方ないけど、撮影済みのものや過去作はなんとかならないものなのかね?
ALWAYS 三丁目の夕日」の放送中止して「インディ・ジョーンズ最後の聖戦」を放送することをネットで突っ込まれまくってたけど、その程度の雑さなんだしなー。
あまちゃん総集編」は一旦中止して、そのあと前編だけやるという謎の展開。ウケるー。
CDの出荷停止はまだしも、元々卓球さんが単独出演予定のイベントまで参加取り止めはどうなんですかね?マスコミが集まって大変なことになるだろうからというのはわかるけども。
週末の電気グルーヴのライブ、卓球さんなら1人でもやりそうと思ったけど、さすがに無理だったか。やるっていっても周りに止められるだろうしね。
「いだてん」もまだ登場シーンがある以上、代役必須なのは当然だけど、もう撮った分はテロップ対応でもいいのに。
「皆さんの受信料を無駄遣いしないために撮り直しはしません」とかね(笑)NHKには無理か。先週分の土曜再放送はカットで乗り切るそうだけど、いいエピソードだったのにな…。
真田丸」のときあまりに面白くて途中から録画保存したのにブルーレイディスクの調子が悪くて再生できなくなったりして後悔したので「いだてん」は最初からちゃんと録画保存しようと決めていたのだけど、まさかこんなことで録画しといた意味が出てしまうとはね。もうこの先DVDが発売されても瀧さんはそこにはいないのね。その前に発売するためにどう処理するかも大変そうだ。「いだてん」見て、「やっぱりクドカン凄いわ、天才で職人だ」と思ったのに、こんな横やり入るなんてね。
ツイッターで早速「ジェネリック播磨屋は誰かいいか?」で盛り上がっていた。そうでもしてテンション上げてかないと哀しいから。
自分的には古田新太サンド富澤がいいなと思うけど、スケジュール的に無理だね。誰になるのかな?ネットでいじられてたようにたけしのナレで播磨屋交代をイジるくらいしたらカッコいいのに。
先日の配信番組は好評でまたやるかもと赤江さんが言ってたけど、それも難しくなったかねー?
赤江さんがホントにアタフタしていて、口では突っ込みつつもさりげなく手助けする瀧さんがリアルたまむすびだったのに。「ゲンバビト」の共演の時は2人ともよそ行きの顔で逆に笑ったのとまた違って面白かったのに。
そんななか「麻雀放浪記」がそのまま公開を発表。凄い!英断だ。有料コンテンツの強みかな。こういう判断もありだと思いますよ。瀧さんをスクリーンで見れるのは本当に最後かもしれない。けどね、白石監督の作品は苦手なんですよ。怖くて見れないし。どうしようね?

こうやってこの数日ずっとぐるぐる考えていて、自分は思ってた以上に瀧さんが好きだったのねーと気がついた。外山アナの「一回好きになっちゃうとなかなかね」という言葉に同意。
というところで「20代から使用していた」という記事が出てヘコむ。
あー、それはかなり厳しいなぁ。治療にどれだけかかるんだろうか。想像つかないや。あんな風に笑ってる一方で、使い続けていたのか。人間って本当にわかんないなぁ。周囲にはわかんないものなんだろうか?あー、ホントなぁ…。

なんか別に答えは出ないし、現実も変わらないし、ぐるぐる考えてたのを吐き出したかっただけなんだけど、これが久々の長い記事なのがねー。どうせなら楽しいことで書きたかった。
自分は薬物に知識も興味も無いから本当にわからない。そういうのがカッコいい、と思う人達がいるのも知ってるけど、こんな事になってもカッコいいかー?瀧さんはカッコいい人だと思ってたのに。やっぱり「なんで?」としか思えないんだよね。
いまだに自分の思ってた瀧さんと薬物が重ならないんだよー。
最初の報道で出たメガネで目を閉じて移送される瀧さんの映像が映画のシーンにしか見えなくて。あ、そのあとメガネ無しグレーのスエットでさらに移送される画像に、ネット記事で「ぶ然とした表情」って書いてたけど、それ誤用だからな!よくある間違いで一般人が間違える分には気にしないけどプロのライターならちゃんと使えー!…とでも突っ込んでないと落ち込むよ。

荻上チキのラジオで「薬物報道のあり方」についてやっていたのも聴いてみた。荻上チキの言うことはなるほどと思うけど、現実にはチラッとみたテレビ報道で正に魔女狩りかという感じで滅入る。提唱する「薬物報道のガイドライン」ってなに?って感じ。ネットはいつもの「悪い事やった奴には何言ってもいい」論調でお祭りだし。
そもそも50過ぎの人間の犯罪について親にインタビューする?もう平成も終わるのよ?
ワイドショーとかの吊し上げは見る気になれないし、本当にもうずーっと瀧さんを見たり聞いたりする機会はないんだなー。

次もし何かあるときは年単位で先のことになるんだろうけど、そのときまだ「たまむすび」が続いていたらきっと本当にタダ働きさせてくれるだろう。その時を気長に待とう。
「これからは瀧さんが想像する以上に厳しい現実が待ってるでしょうけど」と言いながらも「タダ働きしてもらいましょう」と言ってくれる赤江さんたちがいるから。
とりあえずはやるべきことをやって、ちゃんとした治療か。
あーあ、淋しいなぁ。