温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「スカーレット」 第44話 えっ、照子結婚してたんだー!……つい「婿」という言葉におびえてしまう(笑)

「スカーレット」、毎日面白くて喋りたいこといっぱいあるんだけど追いつかない。
さすがにツイッターでないと無理かな?と思ったり。

で、本日もウルッときました。
フカ先生に弟子入りさせてもらって3年、21歳になった喜美ちゃんは新しい火鉢のデザインに挑戦させてもらう。
社長に提出しにいくとそこには役場勤めの信作と、照子の婿、そしてお茶出しにきた照子。
……えっ!照子もう結婚してたん???

いや、まあ跡取り娘だし、戦死した兄のことを大好きだったようだから丸熊陶業を継ぐのは覚悟してたんだろうけど、短大出てすぐか!
うーん、リアル💧
そんな照子の婿さんは、大卒で、会計に強く、芸術に明るく、先見の明がある。
おー、いい人もらったねー。
結婚前は散々文句言っていた照子も、いざ結婚したら意外といい人で惚れてしまったようで。
この展開意外と新鮮だわー。
ベタなドラマだと「望まぬ結婚(特に婿取り)=不幸の始まり」ってのが多いし。
とくに「おしん」視聴中の身としてはあの加賀屋のボンクラ婿を見てるからなぁ。ドキドキ。

そんな近況を語り合う幼馴染み3人のキャッキャしたやりとりに朝から泣きそう。
この関係も意外と新鮮。
異性の幼馴染みといえばヒロインを密かに想っているのがお約束なのに、ここも外して3人本当に対等な幼馴染み。色々背負った喜美ちゃんが普通の子供に戻れる唯一の場所。
この色々とベタを外してくるのに、不自然どころかリアルな脚本が素晴らしいなぁと毎朝思います。
今日のさっきまで幼馴染みがキャッキャしてたのに、ふいに照子が喜美ちゃんに「まだ女やないやろ」というような生々しさをサラッと入れてくるところも上手いです。

照子の婿が「丸熊陶業を日本一にする」と言っていたということに、信作が「(照子の)兄ちゃんも同じこと言うてた」と言うのがもう泣ける。
喜美ちゃんが信楽に来たばかりの頃、照子が兄の墓参りに信作を誘って「つらいねん」と断られた事があった。
信作も照子の兄が大好きで、それはずっとそのままで、だからお墓参りが辛かったけど、いつしかそれを乗り越えて、大好きな兄ちゃんの思い出話を出来る様になったんだなぁと。
フカ先生が絵付け火鉢を見て戦争が終わったことを実感したという表現も目からウロコだったけど、今日の信作の言葉も効いた。
少しずつ戦争から立ち直ってはいるけれど、誰にとっても決して済んだ話ではなく、いまだあちこちに残っている。
そうかぁ……。

毎日毎日、こんな出来た脚本のドラマを見れて、平和っていいなぁと思います。