温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「いだてん」 最終回!

ついに「いだてん」最終回。

見終わって一言、「クドカンの『いだてん』は絶品!」

言ってみたかったー(笑)ツイッターに溢れてましたから。

 

最終回は15分延長の60分でしたが、始まってすぐから泣きそうで、結局あっという間。

いい一年だった。

「いだてん」にはいろんなテーマが描かれていたけれど、結局は嘉納治五郎の「面白い!」につきるのかもと思う。

来年の東京オリンピックには全然興味が無いので、誘致をしていた当時も「ふーん?」と思って横目で見てたのですが、東京に決まったときにフェンシングの太田雄貴氏の喜びようが印象に残っていた。

当時はまだ現役で、しかも実質フェンシング界を1人で背負っているような状態で誘致活動にも関わって、一体何が彼をそこまでさせるんだろう?と気になっていた。

今回の「いだてん」の出場者としての金栗四三や運営側の田畑政次を見ていてなんか「なるほど」と思った。

オリンピックには沢山の利権やお金や政治が絡んで「ケッ!」と思ったりするけれど、根本のところは嘉納治五郎の「面白いの?」からの太田氏なんだなぁ。

そもそも嘉納治五郎については「柔道の父」としか知らなかったので、こんなにオリンピックに関わってるのだとは驚いた。

この前何かで役所広司を見て「嘉納先生ひげそった?」と思ってしまった(笑)

嘉納治五郎は明らかに「いだてん」の裏主人公なんだけど、こういう明らかな成功と評価がある人をメインにしないのがクドカンらしいよね。

クドカンは元々スポーツさほど興味ないんだそうだけど、だからこそ自分みたいなスポーツ興味ない人間にもその根本をわかるように描けるのかもしれない。

 

そしてたけし。

キャスティングの時から「えー?」と否定的に思ったし、スタート時危ういと思ったけども、志ん生脳出血で倒れたところでこのキャスティングにした凄さを理解した。

そして最後、かつての森山未来時代と遜色ないどころか進化したと思える「富久』にガチ泣きしてしまった。落語全然わかんないのに。

初めてたけしを凄いと思った。

あー、ヤバイ、こうやって書いてるだけでまた泣きそう。

 

初回からの数話が確かに複雑な構成で、危ないなーと思ったら予想通りガンガン視聴率が落ちて「歴代最低」の称号も貰ってしまったけど、自分はこのドラマが見れてほんと良かった。

 

そしてNHKの底力も見た。

テレ朝の「やすらぎの刻」は面白いのだけど、やっぱり戦前部分の画面がどうもセットっぽいというかチープで、これはメインターゲットの高齢者層に見やすい明るめな画面にしてるのかもと思いつつもなんか残念。

時代感のある背景の上手さはやっぱりNHKが圧倒的だと改めて思った。

IOCとか委員会とかのそれぞれのトップが集まるようなシーンでの役者の貫禄も素晴らしかった。セリフないような役だと暇そうな窓際みたいなおじさんエキストラが混じりそうなものだけど、そんなことが一切なく、画面の隅々まで威圧感があって凄かった。

 

今に繋がる歴史、しかも戦争に入っていく時代という、どう描いても叩く要素が出る物を腹くくって作ってくれたクドカンや製作陣一同には感謝しかない。

ほんといいもの見た。

言いたい事いっぱいあって何描いていいかわかんないから、とりあえずこれだけは吐き出そうと。

瀧さんとか徳井とか、カメオ登場のクドカンとか、いきなりの吹越満とか、そしてマダムキラー星野源とか個々の事も色々あるけど書ききれない💦

最終回から2日経ってもまだあれこれ考えている。紛れもなく自分的今年ナンバーワンドラマでした

またちらほら書こうかな?下書き見たら書きかけの感想がいくつもあって笑った。上手く言葉に出来ないんだよー。

とりあえずは新規シーンもあるそうなので総集編を楽しみに待ちます。