年内最終話の第10話、なぜかスーパーのチラシを持っていた右京を怪しんだ冠城がこっそりつけると、女性と子供と一緒に買い物をし、カレーを作って夕食を共にしていた。
いったい右京に何が……⁉︎
…という、相棒っぽいスタート。
お、いいじゃ〜ん、と思って見ていたら、その後があれれ?という感じ。
ガッツリネタバレで思った事を。
訓練された相棒クラスタはもちろん「右京さん再婚⁉︎」…などとはカケラも思わない。
ブロックが落ちてきて怪我をしそうになった母子を助けた右京は、彼女達がストーカー被害に遭っていることを知り、警護も兼ねて新しい夫のふりをしていたのだ。
そしてもう一つの目的。息子の裕太が「カードゲームのキャラクターが人を刺すところを見た」と話しているのが気になっていた。
当時通報を受けた警官は「直ぐに現場を確認したがなんの痕跡もなかった」と言う。
…ん?この警官の俳優さん、よく見るよね?渋谷謙人かー。
うん、コイツだな(笑)
同じ頃金塊密輸団のメンバーの死体が見つかる。裕太の話と重ねた右京は鑑識に調べてもらう。
現場は園芸店の倉庫。鍵を開けて普段の人の出入りを聞かれる園芸店のオーナー。
あれ?この人……石井愃一かー。
はいはい、おまえだなー!(笑)
展開はもう予想通り、親子にストーカーしてたのは、母親に一目惚れした警官の渋谷謙人、金塊密輸団のリーダーは園芸店オーナーの石井愃一。警官渋谷謙人はストーカー行為に気づいた石井愃一の部下に、メンバー殺害現場を目撃した裕太の情報を脅されて流していた。
今回は大サービス、警官と密輸団リーダーへと二回も右京さんガチギレシーンがありましたよ。
うーん、脚本演出は最近注目の若手だし、シリーズの一本としては相棒っぽいエピソードでいいと思うんだけど、こんな、俳優出た瞬間に犯人わかるキャスティングって……💧
相棒って、それがないところが新しかったのよ。無名でも上手い俳優としっかりした脚本で見せていて、昔の2時間ドラマの俳優で犯人わかるような安いドラマじゃなかったはずなのに。
警官、リーダーともに、モブキャラレベルではなくて、名前はパッと出ないけどドラマ好きなら絶対見たことあるって俳優さん。
しかもこういうゲストキャラ多いというね。
なんだかなー。
しかも母親役は薄幸女優 遊井亮子。うーん、ひねり無し!
「相棒」、なんとか立て直してくださいよー!
こんなチープな展開は「相棒」っぽくないんだよー💦