トラブルを乗り越え、やっと放送「麒麟がくる」第1話。
さてさてどうなるかなー?とドキドキして視聴。
おー、これぞ大河ドラマ!というスタートでしたね。
広々した画面に鮮やかな着物が……うん、目に痛い💧
いやー、この画面の配色には賛否分かれてますね。着物が鮮やかなのは当時はけっこうこんな感じなのだそうで、そうなのかーと思うけど、田んぼのシーンは正直見辛かった。
だって「青々とした田んぼ」に見えたけど、もう実って一部刈ってる田んぼなのに「青々」に感じるんだもんなー。
4K放送に合わせてなので、4Kで見れば落ち着いた色だという記事も見たけど、世の中の大半はまだ4Kではないでしょ。
全体にスカッと軽い画面に見えてちょっと残念。
後半は落ち着いた画面も多かったので、おそらく光秀の若さとリンクさせた田んぼのシーンなんだろうけど、戦闘シーンの目線のカメラが臨場感というよりバラエティっぽく感じたりと、若さより軽さの印象か強かった。
そういえば衣装は黒澤和子だそうですが、この人ですらいまだに「故黒澤明の娘」とつけられてしまうのかー怖いなと思いました。
と、滑り出しは心配になったのですが、結構楽しく見れました。
帰蝶役の川口春奈は出番はまだ少なく、乗馬シーンは背中だけで吹き替えなんだろうなーと思ったり。当初は初回2時間と発表されてたのを1時間半になったのは帰蝶のシーンを削ったのでしょう。
そんなに帰蝶のシーンあったのかと思ったけど、2時間だと間延びする可能性もあったし1時間半で集中できて逆に良かったのかも。
長谷川博己は若さを感じさせる演技でホッとする。落ち着いた印象の人なのでどうかなと思ったけど、動きも出来るし大柄なのはこういうコスチュームプレイでは見栄えが良くていいですね。
そして本木雅弘はやっぱり男前なんだなーと。「端正」というのはこういう人に使うんでしょうね。
今回まむしが本木雅弘なのを筆頭に、信長の染谷将太、秀吉の佐々木蔵之介、家康の風間俊介と、通常イメージの逆張りなキャスティングが多くて、それは「逆臣」イメージの光秀を一新する心意気の証明なんだなと楽しみ。
内容も合戦シーンもありの王道大河にしながら、荒れた室町末期をちゃんと描こうとしていて面白そう。
光秀が堺への旅の途中、変に主人公ぶって売られてく人を助けようとかしたらどうしようかと思ったし。
視聴率もよかったそうですが、結局は「大河=戦国時代」という刷り込みの高齢者が戻ったというのが大きいようなので、果たしてこれは新しい視聴者を引き寄せることになるのかしら?と疑問。
もっとも「4K」とかお金かかるようなもの、どっちにしても若い世代は興味ないのかもね。
事前の番宣番組で、今までの59作で23人の家康役がいると言っていて、そんなに戦国時代ばっかりなのかと驚く。
そして信長、秀吉と同数じゃないのも地味に驚く。三英傑はセット出演ではないのね。
まあ、すごーく食いつくわけではないけど、ヒキは充分、とりあえずは次回も見ます。
通常の45分をどう見せるかに興味あるしね。