温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「スカーレット」第108話  こんな淋しい朝ドラはなかなか珍しいかも

喜美子が念願の色を作り出してから7年、武志は高校2年生、進路に迷っている。

大きくなった武志役の伊藤健太郎がいい。実年齢は20過ぎてたと思うけど、背は高いのになんだか頼りなげで、思春期の不安な雰囲気がよく出てる。

 

百合子が大野家に嫁に行き、川原家は喜美子、マツ、武志の3人になった。それがとても淋しい。

思えばこのところの朝ドラは40代前半くらいまでで終わる話が多いので、こういう淋しさを描いているのはなかなか珍しい。

少し前までは常治がいたり美津がいたりで賑やかだったのに、1人、1人と減っていく。

小さい時は結構なヤンチャ小僧だったのに、思慮深い高校生に育ったのは、両親の別居からの離婚をずっとみていたからだろう。

武志が考えた末に決めた大学に受かって京都に行き、川原家はまた寂しくなる。

この年をとっていくことによる孤独感をちゃんと描こうとしてる「スカーレット」はやっぱりいいなぁ。新鮮だ。

 

そう、喜美子は1人で暮らしたことがないんだよね。

たとえば自分が大学に入ったり就職したりで始まるワクワクする一人暮らしとは違う、皆が去っていって残された孤独を感じるヒロイン。

斬新。