温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「青のSP」第1話  藤原竜也がマジ藤原竜也でしたよ~

学校内に警察官が常駐し、トラブル対応や予防活動を行う「学校内警察(スクールポリス)」制度が試験導入される……

という設定で始まった「青のSP —学校内警察・嶋田隆平—」、藤原竜也主演ということでワクワク視聴。

おー!期待通り、藤原竜也がマジ藤原竜也だった〜‼︎(笑)

 

捜査一課のエースでありながらなぜか自ら志願してスクールポリスになった藤原竜也演じる嶋田隆平。

有能で訳あり、人の話は一切聞かないゴーイングマイウェイ様という、藤原竜也による藤原竜也のための藤原竜也な役柄。

うん、パーフェクト(笑)

もうこれだけで美味しくいただけます。

 

正直話の展開としてはめちゃくちゃ既視感があって「う〜ん???」という感じはする。

教師も生徒もすごーくベタなキャラ設定。とくにヒロインポジションの真木よう子演じる教師が、正論しか言えない無能というベタでイラつくキャラなのがなぁと思う。

やたら偉そうな中坊に教師がひたすら遠慮してるから権力者の息子とかなの?と思ったらただのきかないガキで、それを担任の真木よう子がガキの態度の悪さは放置してたくせに、いざ捕まると人情ぶって庇うとか「昭和か!」というしょうもなさ。

校内に不審者が入りこめば、なんの誘導もなく「逃げろー」とやって当然不審者と鉢合わせるというご都合脚本。

 

そして、中学生が同級生から金を巻き上げナイフを突きつけたり、教室で椅子投げて窓を割ったのを「まだ子供だから」と教師が庇うのはベタなんだけどドラマでそれを「正しいこと」としてやるのはどうかなぁと思う。

生徒役にはアイドル予備軍なんかもいて、それ目当ての若い世代も見るのだから気をつけないと。まあそこを藤原竜也が「犯罪だ」と一刀両断するための前フリなのはわかるけどね、なんだかなぁ。

もちろんまだ子供なのでその後の更生に向けて動くべきとは思うけど、「イジメ」と言われる行為は大抵犯罪なのはきっちり教えないと。
小学校の時、兄と比較されてキレて教師に彫刻刀向けたので、兄と比較するのは止めてあげて、と教師が言うのおかしくない?まず「それはだめ」って教えてくださいよ~。そして兄とは別人格なんだから比べることないんだよと伝えるべきでは?まあ、本当は親のやるべきことなんだけどね。?そしてこんなマジで突っ込んでもしょうがないんだけどね。

藤原竜也がしめるために前フリがご都合なのがこれからも続くと厳しいかも。
なんか「3A」とか「七人の秘書」とかの浅さというか、『正論っぽさ』感がするんだよね~。主役が一旦無茶をしてからベタな正論を吐くところとか、めっちゃ「3A」っぽいな~。
ああ、話の雑さを主演の上手さで乗り切っちゃうとこもそれっぽいかも……。

 

とまあ、ツッコミどころしかない展開ではあるけれど(Twitterで「突破ファイルみたい」というつぶやきを見たけど、確かにバラエティ的な浅さだ)、でも全開の藤原竜也を見れたからお釣りがくる。

やっぱり上手いし、主役としての存在感があるからそれだけで1時間もたせてしまう。

そしてこの人の演技はありえない設定で特に輝くんだよねー。

藤原竜也を堪能したいのなら充分楽しめそう。

 

他の出演者では須賀健太くんが教師役というのにくらくら。あああ、時の流れは恐ろしい。

山田裕貴は少年課の刑事なんだけど、とても普通なキャラなのが新鮮。

あと明らかに先々どこかでメインエピソードが入るだろう生徒役に「恋する母たち」で仲里依紗の息子役をやってた宮世琉弥くんがいるので期待。

そして毎回突っ込まれてるけど、真木よう子、どんどん滑舌悪くなってないか?大丈夫??

 

1話完結エピソードと並行して、なぜ嶋田がスクールポリスを志願したのかという謎もおいおい明かされていくようなので、とりあえずは視聴継続です。

さてさてどうなるかな?