温泉とテレビが好きな私の日記

誰かに気を遣うことのない、思った事をそのまま書いてみるところ。

「俺の家の話」第1話 クドカン、なんてものを書いてくれるんだよ~!

今クール一番期待していた「俺の家の話」第1話がついに放送された。
正座待機でリアタイ、意外にも重めのトーンで始まり、でもガシガシ笑わせ、そしてズンと突き刺さる。
見終わってからもずっとぐるぐる考えていた。
あああ、クドカンはもう……なんてものを書いてくれるんだよ!
ジャンルを言えば明らかに「ホームコメディ」なのに、めっちゃ面白いのに、この内容ですよ。

さすがだ。

 

このところよくラジオにゲスト出演していて、ドラマの話もよくしていた。
介護のドラマを書きたいと数年まえから企画が動いていたそうだ。
連ドラで、介護がメインテーマのドラマなんて、NHKを入れても初めてじゃないかな?
そしてこれを受けられる長瀬もさすがだった。

長瀬演じるプロレスラーの寿一が、自らの衰えと、父親の老いと向き合っていく。しんどいテーマなのを、こっけいにでも愛おしく描くクドカン節が優しい。
誰もが老い衰えるけれども、それは別に恥ずかしいことじゃない。でも受け入れるのが難しいのも事実。でもきっとなんとかなってしまうような気にさせてくれる。

自分も、高校卒業後は親と暮らしていないので、親の老いに気づいてしまったときの気持ち、親が病気して要介護状態になったとき、見たくなくて帰りたくなかったこと、いろいろ思い出した。
「俺の家の話」ではあるけれど、これは見る人それぞれの「自分の家の話」でもある。

 

俳優陣はもう間違いない!の一言。

これがラストドラマではないかと言われている長瀬はきっちり寿一を作り上げている。

一時期よく木村拓哉とドラマの主演としてのありかたを比較されていたけれど(最近もそういうの見た)、自分が大きな違いと思うのは、木村拓哉が「器用さ」を感じさせるのに比べて長瀬は「不器用さ」を感じさせることだと思う。

長瀬は容姿もいいし芝居も下手ではないのに、天才性を感じなくて武骨に役を作り上げている感じがある。パッと役をつかめてるというより、役作りも髪型も衣装も、長瀬本人もスタッフも長瀬のカッコよさをだそうとはしていなくて、だからこそ出てしまうかっこよさというか。

長瀬のドラマをみるのは久しぶりで、自分は長瀬のファンというより長瀬のドラマが好きなのだけど、これが本当に最後になってしまうのだろうか。そんな残念な。
ドラマの前の「ぴったんこカンカン」も見ていたのだけど、長瀬やクドカンの過去作品を紹介するのに、「流星の絆」では準主役、「ごめんね青春!」では主演の錦戸亮をばっさり切って、生徒その一の重岡大毅を紹介するというえげつないことをやっていた。
「ROOKIES」の紹介では引退した高岡蒼佑とか、いろいろあった小出恵介を映していたのに。だからジャニーズは嫌われるんだってのに。

長瀬が退所して本当に俳優引退したら、数々の名作が見れなくなってしまうのか。ジャニーズの間は再放送難しくて、辞めたら闇に葬られれるのか。ジャニーズのばか!
「マイボスマイヒーロー」好きだったのに、これも再放送絶望的だよ。あのガッキーの可愛さを封印してしまうなんて、罪だよ!!

………この問題はほんとつい熱くなってしまうぜ……。

 

人間国宝の父親寿三郎の西田敏行は、能の謡がしっかりしていて驚いた。
何年か前体調崩して手術してかなり痩せて、挙句に薬物疑惑までかけられてたころ、声が出てなくて切なかった。ある程度の年齢の俳優さんが声が出なくなるとやばいなぁというのがあるので、こんなに立て直してきていてさすがベテランだ。

Twitterで「西田敏行自体が病気して体が利かなくなってるのを逆手にとって

この役をやらせるのすごい」というのを見てなるほどと思った。
塩見三省脳梗塞後麻痺が残って、それ以降病人や余命僅かの老人とか、それを利用した役をやっているのをかっこいいと思った。
俳優の辞め時っていろいろあるし、かっこいいうちに引退の美学ももちろんあるけど、使えるもはなんでもつかって続けていく泥臭さもかっこいい。

 

戸田恵梨香が「スカーレット」以来の連ドラですが、当然のように別人で、やっぱりいい。ヘルパーさくらのうさんくさ~い感じのやりすぎにならない一歩手前で出してくるのが、この人のコメディセンスのよさだよね。
なんだかんだでクドカン作品の出演が多いのもよくわかる。

 

今回長瀬は初めて子供がいる役なのだそうだが、息子秀生役の子がめっちゃよかった。

じゃニーズJrの子ということで驚いたら、もともと子役をやっててジャニーズに移籍しのだそうで。アイドルやりたいのかな~。

 

あああ、言いたいこといっぱいありすぎて書ききれないしまとまらない~💦
こまめにちょこちょこ書いていこう。
最後のドラマ、堪能しなくては!