今年見た数少ない映画の一つが「花束みたいな恋をした」。めちゃくちゃ刺さりました。
感想書いてるんですけどあれこれまとまらなくて今に至る。
なので今期では「大豆田とわ子と三人の元夫」とこの「コントが始まる」が特に期待。
「大豆田〜」は期待通りだったのですが、さてこちらはいかがでしょう?
うう、泣けちゃった💦
邦画でよくある、低予算で若手俳優使って作られる地味な青春物。決してキラキラしていないやつ。
割とそういうタイプの作品が好きな自分としてはドストライクです。
そう、世の中の大半の人は沢山のモヤモヤを抱えて、それでもちょっとしたことを喜びながら生きているんですよね。
脚本の金子茂樹のドラマはわかる限りで見てるのは「世界一難しい恋」と「俺の話は長い」。
どちらも面白く見たのですが、この人の脚本の魅力はどうってことない会話のやり取りの楽しさだなぁとしみじみ。
マクベスの3人がそれぞれ部屋に帰ってきて、生活上の普通の会話をしてる中で急に真剣な話が入ったり、笑って話してたらいきなり泣き始めたり、そんないきなりな展開が逆に生々しい。
そしてその生々しさを成り立たせているのがキャスト陣の芝居のうまさ。
まあ、メンバー的に心配はしてませんでしたけどねー。
そして有村架純演じる里穂子がマクベスを応援するいわゆる「推し活」の気持ち悪さがまた生々しくて小っ恥ずかしい〜💦
自分も含めて、誰かのファンになって我ながら「ストーカーかい!」と突っ込みたくなるくらいのめり込む感じ、わかるわ〜。
それが自分の生活をギリギリで支えてる感じとか、わかり過ぎてツライですよ。
しかし、全員上手いけれども、やっぱり菅田将暉は上手いなー。
里穂子と話していて泣いてしまうところは何というか、普通にいる感じでもらい泣きした。
この圧倒的な普通感がいつも凄い。
国宝級イケメン(笑)なのにこのオーラの無さを出せるのはなんなんだろうなぁといつも思う。
無いわけじゃなくて、オーラがいる役の時はちゃんと出すんだよね。
以前「どうしてそんなにいろんな役が来るんでしょうか?」とインタビューで聞かれて「普通だからじゃないでしょうか?」と答えていたのがなるほどだった。
吉沢亮とかみたいに美形過ぎない、男前とはいえちょっとファニーな顔立ち、176センチというデカくも小さくも無い身長。
その容姿が使い勝手がいいのはよくわかる。
でも、やっぱり芝居の精度なんだなぁと毎回思う。
そのキャラに合わせての作り方が細かい調整されてる感じ。うーん、上手く言えないけど。
とにかく「菅田将暉感」がいつもしない。
普通にそのキャラがいるよね。
出てる人たちみんな好きですが、今回は特に今自分的注目株の古川琴音ちゃんが楽しみ。
初回はまだ出番が少なかったから2話以降期待〜!
予告では友情出演っぽい中村倫也や芳根京子など豪華ゲストが出ててさらに楽しみ。
ひとつ不満は最近の日テレのHulu動画の比率の高さ。あれ見ると「絶対入らん!」と逆に思いますけどね。
まあ、星野源のドラマだったら負けてただろうけど(笑)あのやり方は毎度腹立ちますぜー。
でも、メインのドラマがこれだけ良ければ満足です。
また来週〜!