オリンピック開催のためなら露骨になりふり構わなくなってきて、まさに「健康のためなら死んでもいい」というアホな状況になってますが、そんななか昨日発表になった情報が。
「いだてん」「エール」総集編再放送決定〜‼︎
おー、そうきましたかNHK!
7月22日からというとーっても意欲的な日程での再放送に、なんか読み取れそうですね(笑)
報道部の方は締め付けが厳しいのか、ドラマの方がいつも意欲的です。
ぜひぜひこの機会に見てない人は見てほしいなぁ。
「エール」はともかくとしても「いだてん」は全編通してのテーマがオリンピックですから、今見ると色々考えさせられるでしょう。
ヨーロッパの貴族のお遊びだったオリンピックがどうして今のこの『オリンピック』になっていったのか。
ただ憧れの舞台に立ちたい、それを自分の国でやりたい、それだけだったはずなのに、関わる人々が立場が違えば考えも違い、あらゆる思惑がからんでどんどん姿を変えて手に負えなくなっていく。
そんな「オリンピック」の光も闇も宮藤官九郎がキッチリ描こうとしていて、それだけでも見る価値がある。
2人の主人公も対照的で、ただただ走るのが好きだっただけの金栗四三と、あらゆる手段を使って開催へ突き進む田畑政治。
それでもマーちゃんはとにかくオリンピックが好きで好きで、だからどうしても日本でやりたかった。
そんな思いが今のアイツらにあるのかよと考えると、ひたすらグロテスクさしか感じない。
今の「オリンピック」の醜悪さに改めて気づけるいい機会だと思います。
『今の日本はあなたが世界に見せたい日本ですか?』
このセリフが刺さります。
ま、そういうことは置いといても、ドラマに出てくる一人一人が魅力的で面白いドラマなので、深く考えずに見てほしい。
星野源が英語を喋る役で特訓して、それがステイホーム期間中の英語曲につながったという、素晴らしい副産物もありますのでね。
自分は元々こんな事になってなくてもオリンピックは見なかったと思うので、代わりに「いだてん総集編」をじっくり見直そうかなー。