今週のタイトルは「百音と未知」。
同性で年も近い兄弟というのはどんな感じなのかな?と、弟しかいない自分はいつも思う。
友達みたいで楽しそうな反面、距離感間違えると大変な事になりそうで。
永浦姉妹の場合も仲はいいけど微妙な問題はある。
島を出たモネと残った未知。
そして、そう、りょーちんだねぇ…。
当初から亮の立ち位置をたぶんわざとハッキリさせてなくてもやっとさせてた。
幼馴染6人でキャッキャするシーンが頻繁に入る。モネと未知以外はひとりっ子のようで、6人はまるで兄弟みたいだ。
けれど、女子3人のうちモネ以外の2人、明日美と未知は亮のことが好きだ。
オープンに何度も告る明日美と違い未知はひっそりと想っている。
モネと明日美は未知の気持ちに気づいているけど、肝心の亮はどうかはわからない。
そして、亮の最大の気掛かり父親の新次に何かあると連絡してくるのはモネのところ。
今回、行方不明の母親の事をどうするのか、辛くなっていなくなった亮を心配して電話をすると、未知の電話には出ず、モネの電話には出る、という決定的な亀裂が入ったとこで終わった。
うわー、マジかー、ここで切る?
こういう来週への持ち越し方はこのドラマには珍しい。
そもそも恋愛が強めには描かれてこなかったので、ここへきての恋愛モードも眩しい。
前半はモネと菅波との初々しい(というかじれったい)関係がやっと具体的に動き始め、後半は亮を挟んでの三角関係(言葉で書くとベタ💧)で続く!…なんて。
しかし、本当に亮はモネのことが好きなんだろうかねー?
確かに、耕治がモネに「東京の医者」の彼氏候補がいるっていうパワーワードを放った時の顔を見るとそう見える。
けど、どちらかというと同じだと思ってた相手が前へ進んでしまったことが淋しかったのかなと思ったんだよね。
震災で船と妻を失ってアルコール依存になった父と2人で暮らし、漁師以外の選択肢が無い自分と、震災の時島にいなかったことを負い目に思い続けていたモネは同じ側と、亮は思っていたのではないのか?
明日美や未知のように「ステキー」「頑張ってるー」と自分を持ち上げてこないモネに安らぎを感じていたのかも。
亮の世界はすごく狭い。
母親がいなくなってからの周りの女性は亜哉子とモネ、明日美、未知。仕事は漁師で大人の男性ばかり。
小さい頃から家族ぐるみの付き合いで父親の事情も知っているモネ。未知は2つ年下だから甘えられないし、結果としてモネしかいない。
逃げたくても逃げられない亮の前にはモネしかいなかったのではないのかな。
それは恋愛というより、執着というか、進んでしまったモネへの嫉妬なのではないの?
……と、今週の展開を思い出しながらぐるぐると考えていた。
のに、予告見たらどうやら四角関係???
違ったかしら?(笑)
でも、朝ドラの恋愛展開にこんなにあれこれ考えさせられたの初めてかも。
ドラマ内の期間が短く、大きい事件がない分、心理描写が丁寧でいいなぁ。
結局モネが亮に惹かれることはないと思うけど、来週が気になるわー。
ここにきて意外な展開です!